前へ目次 次へ PR 295/302 第294話 それから半月ほど。 ルイスらは王都へとやってきた。 当然のことではあるが、ランゲルスや赤子とともに、10人にもなる警備兵と共に、である。 「まだまだ怪しいところがいくつかあるからな。これらもいずれは掃討する必要があるが、今じゃないだろうな」 もっと将来のことを見据えて、ルイスは馬上でつぶやいた。 ランゲルスは赤子をその手に抱えつつ、別の従兵の馬が引く車に乗っている。 きっと聞こえることはないだろうが、それでも意志のためにつぶやかざるをえなかった。