表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我が帝国は、成れり。  作者: 尚文産商堂
第2章「火山」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

266/280

第265話

ざわざわとしている占い師の周りには、次は俺だ次は俺だと順番待ちをしている人の群れがある。

その群れの後ろについて、ルイスたちも順番待ちをしていると、占いが終わった占い師が、さて、と手を叩いてあたりを一斉に静かにして見せた。

次だ次だと占い師の前に座ろうとしていた人らはそれを聞いて、すぐに動きを止めた。

「今回は、特別なお客様が来られました。まずは彼を占わなければ不遜というものでしょう」

そしてルイスを名指しする。

「ルイス・プロープグナートル宰相閣下。どうぞ、こちらへ来てください。まさか、お逃げになるつもりはございませんでしょう?」

煽られている。

ルイスは明確にそれを認識した。

これが戦場であれば刀の錆にするところではあるものの、ここで刃傷沙汰となれば悪いのは一方的にルイスだ。

それを避けるために、あえてかき分けて占い師の前に出てきた。

店主は少し遅れてルイスを見守るためにやってくる。

「どうぞ、おかけください」

ルイスは促されるままに、背もたれがない薄汚れた丸椅子に腰かけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ