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この作品に描かれている内容は、
如何なる実在する人物、組織への誹謗中傷を意図したものではなく。
現実世界のいかなる団体、個人を指し示すものではなく、
全て物語でありフィクションであり、実在の人物・団体、実際の事件とは一切
関係ありません。
この作品いかなる犯罪行為を肯定するものでありません。
「あー白けたどうでもいいは。クソ!」ケインが受付側のテーブルを蹴り飛ばす。
ケインは、その場を立ち去ろうとする。
「おじい」そこに少女が現れる。
「こらここに来ちゃいけない」オーナーが、慌てて止める。
「どけ! ガキが!」少女がふっとばされる。
「ちょっと! 何しているの!」セリナが、かばいに入る。
「邪魔だどけ!」
「同じ転生者でしょ! なんてことするの」
「お前らにかばわれても誰もうれしかねえよ! ん?!」ケインは、足元に違和感を覚える。
足元にアンデットスネークが噛みついていた。
「いちご!」少女が声を出す。
「あーガキの使役獣か。こんな低レベルのモンスターしか使役できないのか現地人は
哀れだな」手元の剣で切り裂こうとする。
「止めて!」少女の叫び声。
「どうか、おやめになってください。この子は、うちの孫です。異世界に旅行したい
といったので少しの間ここで面倒を見ているのです。そこ娘は、
リアナが、この世界で初めて使役した使役獣なのです。どうか多目に
見てあげてくれないでしょうか。私からも強く言っておきます」オーナーが必死に謝り続ける。
「交換しよう!」シャドーハートが突然提案する。
「え?」
「俺が、いちごを預かる」
「え、でも……」
「殺されてもいいか!」
「わかりました交換します!」
「成立!」その場に魔法陣がひかり。いちごと小さな角が交換された。
「ハハハ! くだらねえ 交換だなアホラし。そんな雑魚そのへんの
草むらにいきゃあいるだろ。馬鹿なのかお前ら」ケインは、ひたすら馬鹿にする。
「あ、ちょっとまってね」シャドーハートが、交換前のアンデットスネークに
天使の首輪というアイテムを装備する。
「まあ、なんでもいいは、王宮に通報しとくは」
「それだけは」オーナーがしがみつく。王宮に通報されれば、この場での商売を
することは絶望的になる。そして王宮を支配するのはいうまでもなく転生者
まともな決済がくだされるはずがなかった。
「だっさい」すでに、転生者に媚をうることを止めたセリナがいた。
「あ?」
「冒険者なら正々堂々、ランクマッチでもして白黒つけたら。私が相手になってあげるは」
「ハハハお前みたいな女が勝てるわけないだろ」
「ラクンマッチ?!」
「正気?!」周りのガヤもざわつく。無理もなかった。クエストの受付が
正規の冒険者相手に戦って勝てるわけなどなかった。
「私が相手になりましょう。そもそもの原因は私なのだから」
「いいだろう。現地人が転生者に勝てると思うならな」
「おいおい、止めとけって。ランクマッチだぞ?」
「悪いことは、いわねえ。あんちゃん。カジュアルにしときな」
周りで一部始終を見守っていた現地人の冒険者も心配して止める。
ランクマッチは、冒険者のランクつまりは、信用度に直結するため
文字通りガチバトルになる。転生者を相手にするには、非常に危険だった。
二人は、広場に移る。
途中、一瞬の出来事だった。
ー無音ー
ースリ!?
気付いた時には、盗まれていた。
目では、終えた小柄のふうどを被った子供が側に現れ
武器を根こそぎ盗もうとしていた。
慌てて腕を掴む。
「おや、おやどうしました?」ニヤニヤしたケインがこちらを見て話しかけてくる。
その目は、何かを語っていた。
「おい!」ローブを乱暴に取る。現れたのは、少女の頭上に天使の輪っか。
現地人だった。天使族。なぜ? あの天使族が? 聖職者に仕え
神の声を伝えるとされている天使族が、スリに?
「天使族は、最近。聖職を追われているの。理由は転生者が、
聖職者と癒着してチートスキルを手に入れるために
聖職者を買収そして、それを咎めた天使族は、全員
国を追放されたの、今は天使族全員が難民になってるは」
それは、黙っていたセラが冷静に資料を読み通信でシャドーハートに
情報を伝える。
しかし、武器全てを盗まれるのはまずい。
ケインと仲間たちが急に動き出す。
しかし、気付いたときはすでに遅かった。
「返しても……」
「逃げて!」セラが絶叫する。
ー居所的高魔力反応ー




