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この作品に描かれている内容は、

如何なる実在する人物、組織への誹謗中傷を意図したものではなく。

現実世界のいかなる団体、個人を指し示すものではなく、

全て物語でありフィクションであり、実在の人物・団体、実際の事件とは一切

関係ありません。

この作品いかなる犯罪行為を肯定するものでありません。


「処理の許可が出ました。対象エルクの処理を速やかに行ってください」

「了解。そうこなくっちゃ」


「刑執行!」ギロチンがアルベルトの上に落ちてくる。

「俺は無実だ!」アルベルトの絶叫が広場に響き渡る。

「ん?!」ギロチンは、落ちなかった。

「なぜだ!」エルクが驚く。

「ちょっと待ってください!」そこに現れたのは、裁判官だった。

手には資料が握られていた。

「彼の言ってることは、全て正しい。確かに彼は不正をしていない。

証拠は、ここにある!」裁判官は、アルベルトの無罪を主張する。

しかし、それはこの世界ではあまりにも無謀な行為だった。

この国では英雄こそ正義。そもそも正義そのものが存在しなかった。

英雄が真実といえば全てが真実に書き換わり。逆に英雄が嘘といえば

全てが嘘になるこの国で英雄の主張に逆らうことは、

それは、存在の抹消を意味した。

しかし、この裁判官は、迷いなく無罪を主張する。

「あ、ありがとう」アルベルトが救い出される。

「この国の司法を腐敗しきっているエルクにより嘘の資料をつくられ

正義が歪められている!」群衆が目を覚ます。

もちろんこんなに急に状況が変わるわけはない。

今まで、エルクの発言こそが全て正義とされていきた。

しかし、急にみなが醒めた目をしていた。

「レオン! そいつを始末しろ!」レオンの手は剣のグリップだけが握られていた。

すぐに分かった。エルクの武器だった。

転生者のチートが反映されいる武器だった。刃の部分はおそらく透明。

「シャドーハートお見事です」シャドーハートのスキル「ナラティブ・キル」

このスキルによりエルクが今まで紡ぎあげてきた物語

鍛冶屋が、その武器の性能から王宮お抱えの鍛冶屋になり

そしてそこから自分自身が王となり。

自分が造ったチート武器を元に戦争で連戦連勝。

国の英雄となり自分の判断が全て正義となる。その物語がシャドーハートにより

遮断された。

レオンが、裁判官に斬りかかる。

勝ち目はなかった。群衆は見守ることしかできなかった。

みな知っていたからだ。彼の武器は全て本物で最強だった。

その武器を持つということはどんな法律すらも凌駕した。

その場にいる誰もが思っていた。もう駄目だ。

そしてそれは、目を覚ました裁判官も理解していた。

転生者のチートに逆らうということは即死を意味すると。

ーリンク・カットー

レオンが、固まる。

「なんだこれ……」必死に剣を振り回すが全く何も斬れない。

文字通り透明の剣となっていた。

チートが完全に切り離されていた。

もはや、役立たずのガラクタと化していた。

「一体……」勘づき始めたエルクは、あたりを見回す。

「この中に転生者がいる?」急激に緊張感が高まる。

しかし、人数が多すぎることに加え、あくまでも武器チートのため

判別がつかない。

逃げるか……。しかし、ここで逃げれば……。

そう逃げれば自分の不正を認めたことになる。

俺が直接! エルクが拳銃の銃口を裁判官に向ける。

「出ない……」銃口から何も発射されない。

ーブレス・ストリップー

本来なら法外の強力な魔力が放出されるはずが、何も発射されない。

あらゆる補正が解除される。

「何が出ない?」シャドーハートが前に躍り出る。

「空間隔離します」セラの声が入る同時に空間が静止する。

全ての人、モノが静止する。

動けるのは転生者と転生者殺しのみ。

「転生者か?」

「いや、違う。俺は現地人だ」

「転生者殺し……!」

「そうだ。死ね」

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