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この作品に描かれている内容は、
如何なる実在する人物、組織への誹謗中傷を意図したものではなく。
現実世界のいかなる団体、個人を指し示すものではなく、
全て物語でありフィクションであり、実在の人物・団体、実際の事件とは一切
関係ありません。
この作品いかなる犯罪行為を肯定するものでありません。
「少しぐらいいいだろ」
「許可できません」
「エルク様からのご喜捨だ。みなありがたく受け取るように」
エルクからの寄付だった。しかし、そのお金は、さっきまで窃盗団が
盗んだものだった。
「じゃあエルクを殺ればいいんだな」
「待ってください。まだ殺傷許可は降りていません」
「それまで、どうすればいいんだ?」
「見守っていてください」
「は?! そうか……」群衆は、エルクのことを称賛する。
舞台上に十字架が設けられ。公開処刑の準備が同時に整う。
「ここいる貴族 アルベルト・フォン・グレイヴは、数々の悪徳商法により
蓄えた財産により狼藉の限りをつくした! 今この場で断罪する!」
十字架には、アルベルトが磔にされている。
「違う、私は無罪だ! その財産も私のものだ!」
アルベルトは、突然窃盗団に襲われ全財産を根こそぎ奪われ
そして今のその財産を押収さればらまかれているような状態だった。
「セラ、あの男は?」
「資料によると、地元で100年以上続く商人の家の人間で転生者ではありません」
「で、無罪?」
「もちろん。不正を働いたという資料はいっさいありませんでした」
「そういうこと」
「これを見てほしい!」エルクが突然現れる。エルクの手に資料が握られていた。
「これこそ、不正の証拠!」エルクの手には異世界で禁じられている。
貿易取引の記録が握られていた。
「違う! そんな取引やっていない! そんな書類知らない!」
「セラ」
「今この瞬間あの書類が存在したことなりました。世界の勝手に書き換えられました」
「お父様!」アルベルトの方へ娘が駆け寄ってくる。
「イレギュラーです」すぐにセラは察知するが遅かった。
影はすぐに姿を消した。彼女はいないいこととなった。




