56
この作品に描かれている内容は、
如何なる実在する人物、組織への誹謗中傷を意図したものではなく。
現実世界のいかなる団体、個人を指し示すものではなく、
全て物語でありフィクションであり、実在の人物・団体、実際の事件とは一切
関係ありません。
この作品いかなる犯罪行為を肯定するものでありません。
「行くぞ」
「世界線への介入を許可します」歪の方へとシャドーハートが歩いてく。
「おい、ちょっと待て正気か?」騎士が引き止める。
「何が?」
「こんな強力な歪の中に入れば二度と出てこれないぞ」
その場には、致死クラスの強力な歪が発生していた。
「そこに転生者がいるなら殺しに行くだけ」シャドーハートは、当たり前のように進んでいく。
「歪を取り込んでいる?! 馬鹿な……一体こいつ……」いきさすを見ていた騎士が、衝撃を受ける。
「彼は、歪と同化することができます」
「そうなのか……これはとんでもない能力者だな」
シャドーハートが、歪の空間に消えてから魔力の異常はすぐに収まった。
「空間魔力地場正常」その場にはまたスライムを斬るぐらいしか脳のない
つかいものにならない貧弱な剣だけがのこされた。
「ここは……」歪の中に入るとさっきまでの森の中にあった練習場とは、
全く似てもににつかない巨大な都市の中心部に場面が変わっていた。
「聞こえますか……」今までとは、比べ物にならないぐらい弱々しい
ノイズ入の音声でセラの声が聞こえてくる。
「セラか? なんだか声が聞こえにくいんだが」
「とうぜんでしょう。賢者クラスの魔術師でのない限り
この歪みの空間の中に入ることなんでできないんだから
……声を届けただけでも褒めてほしいぐらいです」
「そうか。ここは、どこなんだ」
「褒めてはくれないんですね。まあ、いいです。ここは、
ガルディア」
「は? 全くそうは見えなんだが」さっきまでいた
ガルディアは、典型的な小さな街だったが、今いる街は、
巨大都市だった。
「そうです。エルクが発展させたガルディアの未来の姿です」
「へー」多くの人々が、いきかい非常に活気があるように見えた。
「まもなくイベントが始まります」
「イベント?」
「おい! そいつを捕まえてくれ!」シャドーハートの眼の前を
大量の財宝を載せた馬車が通り過ぎていく。
正直ここまで派手な窃盗団は、見たことがなかったの面食らった。
「俺は、この国を盗んでいく!」わざと目立とうとしているようにすら見えた。
巨大な時計塔が爆発して崩れる。聴衆は、みな窃盗団に注目する。
当然治安の維持を行っている騎士団もやってくる。
しかし、騎士団は、腕組みをしてその様子を見守っているだけだった。
馬鹿なのか? こいつらは。
「誰か! こいつを捕まえれ!」この都市の貴族が声を張り上げる。
しかし、誰も窃盗団と戦おうとしない。
それもそうだろう。現実世界と違ってこの世界の窃盗団は、容赦なく
敵を殺してくる。仕事でもないのに殺されにいく馬鹿なやつは当然いないだろう。
しかし、気になるのは、騎士団が雑談しているだけで待ったっく動こうと
しないのだ。装備は、非常に豪華なものを身にまとっているのだが、
窃盗団と戦おうとしない。それどころか聴衆とともに何かこの状況を
楽しもうとすらしているようにすら感じた。
何だ?ー何かを待ってる?
職業倫理よりも優先される何かがあるのか?
すると窃盗団の前に偶然通りかかかったエルフが立ち往生する。
「邪魔だ! 死ね!」窃盗団は、躊躇なくエルフを殺害しようとする。
は? 街なかエルフ? どうなってるんだ?
エルフとあまりにも合わない街の喧騒。
森の中にこもっているはずのエルフがなんでこんなところ彷徨てるんだ。
「おー おいとシャドーハートが、言い終わる前にセラから報告がある。
「来ます。魔力濃度最大 災級の生体反応!」
「あ?」窃盗団の人間が手持ちの斧を振り上げているだけのこの状態の
どこが災いを国にもたらすような事態なんだ?
「おい! セラもっと説明を」
ーいやー違う。シャドーハートにも(その)気配を感じ取る。それは、
エルフから発せられているものではなかった。
斧からだった。
斧という武器それがトリガーとなっていた。
もはや、賢者や大魔術師クラスの天才でなくても感知できるレベルの
激しい魔力の暴走。しかし、なぜか街の人々は、増える一方。
「おい! ここから避難しろ! 死ぬぞ!」
俺だけではないはずだ。魔力の暴走。目には見ない。しかし、この世界の人々は、
たとえ平民であっても一線を超えた魔力は、感じ取れるはずだった。
しかし、熱狂はさらに激しくなる。
そして、当然。それーは現れる。
巨竜が、突然姿を現す。窃盗団が巨竜を召喚できるなんてどう考えても無茶苦茶で
道理が通っていなかった。
「まあ、いい俺が処理する」
「駄目です」セラが即答する。
「は? このままエルフがあれに食われるの見てろってのかよ」
「今は、介入するタイミングではりあません。今介入すれば逆に戦闘する
(理由)が消えてしまいます。目的を思い出してください」
確かに、今ここで巨竜を倒し窃盗団を捕まえたら。
ただのありがちなテンプレ転生物語になってしまう。




