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この作品に描かれている内容は、

如何なる実在する人物、組織への誹謗中傷を意図したものではなく。

現実世界のいかなる団体、個人を指し示すものではなく、

全て物語でありフィクションであり、実在の人物・団体、実際の事件とは一切

関係ありません。

この作品いかなる犯罪行為を肯定するものでありません。


真っ白な部屋にいた。

「あっちゃーまたやってしまいました〜」かわいい呑気な声が脳にひびいいてくる。

「は?!」しかし、すぐに絶望と恐怖が襲いかかってくる。轢かれたはずじゃ! 慌てて自分の体を

見渡す。5体満足。助かった? しかし、眼の前の中世の聖女のような女の子は、非常に慌てていていた。

「ごめんなさい……」涙目で見つめてくる。はぁ……そんな目で見つめられてても……。なぜだろう

いや、なぜもクソもない。俺は、転生したようだった。なぜ、そんなに冷静に分析できるかって?

そりゃ転生行政を仕事にしていたわけだからこれが例の転生であることは、容易に想像できた。

「ごめんなさいって……俺がいったいいつ転生をお願いしたよ!」怒りをぶちまける。

転生?! 冗談じゃない。今ままでの現実世界での努力が全てだいなしじゃないか! 

苦労してせっかく大学中退からそのブラックぶりから定員割れを起こしている異世界庁になんとか

滑り込み晴れて天下の国家公務員様になり。必死に日々の過労死長時間労働に耐えていたのに!

日々の健康を考え、野菜をとり、運動も心がけていたのに。国家公務員年金を楽しみに

必死に努力していたのに俺の努力も人生計画も全て転生で水の泡だよ!

「ごめんさない! 間違えて転生さちゃいましたあ!」

「間違いですまされるかよ! とっとと! 現実世界に帰してもらうぞ!」ふと我に返る。

日夜異世界庁に入るクレームの電話と同じようなこと言ってる自分に気づく。これじゃ

俺も同じ穴の狢じゃないか……。なぜ、あんなに必死になって息子や娘を帰還させようと

怒号を浴びせてきたか今の俺なら分かる。

「ミア」

「アリシア様……」ミアと呼ばれたさっきまで泣きべそかいてた女子がアリシア様に

抱きつく。どうやらミアを下っ端でこのアリシア様お姉様が親玉らしい。

「おい! 俺は、転生なんて頼んでないぞ! とっとと帰してもらうぞ!」

「いえ、それはできません。これは運命であり。運命を操作すれば世の中にさまざまな

齟齬が生じることになるので不可能です」

「ふざけるな! どうやったら帰れるんだ!」

「ゆうと、大丈夫です安心してください。あなたのお父様も通った道です」

「は?! 親父が?! どういうことだ!?」

「それは、いずれ分かる日が来ます……」眼の前の視界がちょっとづつ狭まっていく。

かすれゆく意識……視界……まるで明晰夢にうなされているような状態だった。

そうかここは異世界! 司法も立法も行政も法律も警察も刑務所も道徳も倫理もない!

どうせ死んだ身! ありとあらゆる悪行を欲望のままにやってやるよ! ハハハハハハ!

まずは手始めに。女神アリシア様の巨乳に手を伸ばす。しかしその手が届く前に……

眼の前が真っ暗になる。

「おい! ふざけるな! 受け入れられるかよ! このクソ現地人が! 異世界の化物!

この恨み生涯忘れんぞ!」

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