表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強家族のまったりライフ  作者: もちろう
7/58

7話 女は強し

すみません。少し更新遅れてしまいました。

体内の魔力操作をし始めて2時間ほど経った。

魔力を足に集中させたり指先に集中させたりと色々試した。

この魔力操作をしていて、俺はあることに気がついた。

それは、目に魔力を集中させたとき、視力が上がったのだ。普段の視力を1と仮定したら、だいたい1.5倍程だ。

もっと魔力を集中させてみたいが今の俺にはこれが限界だ。魔力が増えたらどんなことができるようになるか楽しみだ。

耳にも同じようにしてみたら、聴力があがった。

このことから、魔力を集中させると身体強化のようなことができるのだと気がついた。

これに身体強化をしたら、もっと凄いことになるだろう。


また、目に魔力を集中させると、魔力が見えるらしく、周りにある魔力を視ることができた。


そんなことをしていると、


※ピローン 魔力操作がLv . 2になりました。


『マスター、どうやら魔力操作のレベルが上がったようです。』


お、本当だ。魔力の移動がスムーズになったぞ。

レベルが上がったことにより、魔力を身体の一部に移動させる操作のスピードが上がった。

レベルが上がる前はだいたい5秒程かからないと一部に移動できなかったが、今は2秒もかからずにできるようになった。

でも、この世界の魔力操作のスキルを持っている人達はもっと早くできるんだろうなぁ……。


『それはないです、マスター。100年前にいた歴代最高の魔法使いとして、伝説となった者は魔力操作を持っていましたが、その者でさえマスターの魔力操作のスピードよりも遥かに遅いですよ。』


マジか。でも俺まだレベル2だぞ?なんでだ?


『マスター、スキルのレベルが高いからといって低い者よりも技術が上ということとイコールにはなりません。種族によっても差がでるのです。先ほど申し上げた歴代最高の魔法使いの種族は魔力の親和性が高く魔法の得意なエルフ族でした。しかしマスターはハイエルフなので、エルフより何百倍も魔法に長けていて、魔力の親和性もずっと高いです。ですから、件の魔法使いよりマスターの魔力操作のレベルが低くても種族として、隔絶とした差があるのでこのようなことになったのだと思います。』


なるほど。ステータスで測れない種族の差と言うのもあるのか。そう考えるとやっぱハイエルフって少ないだけあって凄いな。

でも、魔力操作だけだけど赤ん坊のときで歴代最高の魔法使いを越えてるって、かなりまずいんじゃないか?

将来が心配だ………。


《ご主人様~!そのくらい体内で魔力操作が上手くできるようになったなら、周囲の魔力もおそらく操作できると思いますよ。》


本当か、ノイント?よし、ならやってみるか。


魔力の操作に長けている精霊のノイントに周囲の魔力操作の方法を教わりながら、やってみた。


初めは体内と違い、周囲全体が動かす対象なので、動かしづらかったが何度か挑戦していくうちにコツを掴んだようで動かすことができるようになった。


でも、これなにに使うんだ?

ノイント、周囲の魔力操作ができるとどんなことができるようになるんだ?


《これができれば相手の周囲の魔力をなくして相手に魔法を使えなくさせたり、相手の体内の魔力を外に引っ張り出して魔力を枯渇させて動けなくしたり、また逆に相手の体内に魔力を入れて魔力飽和状態にして動けなくさせたりと、色々便利なことができますよ!》


凄いな……。さすが魔法の極意というだけあるな。


━━そう、魔法を使うときは体内の魔力を練り上げ、外に放出するときに周囲の魔力を使う必要があるのだ。だから、相手の周囲の魔力をなくすと、練り上げた魔力を外に放出出来なくなり、結果、魔法が使えなくなるというわけだ━━


そのあとも周囲の魔力操作の訓練をしていると俺の母親とあのメイドらしくないメイドが入ってきた。このメイド、毎日来ているが仕事はしているのだろうか?そういえば母親はエルフなのは息子の俺がエルフであることから分かっていたが、メイドの耳も尖っていたのでエルフだと最近になって気が付いた。もっと相手を見るべきだな。


母親達は先ほどミルクをあげに来たので、俺に用はないはずで、なんだろうと思っていると抱き上げられた。


「クルスちゃん、今日はお外に行きましょうね~。」


なるほど。外出するのか。思えば生まれてからずっとこの部屋にいたな。

この機会に外がどうなっているか見に行くのもいいな。


━━俺の母親はそう言うと俺を抱いたまま、今いる部屋を出た。

母親に抱かれて廊下を歩いている間中、ずっとあのメイドがなぜか俺のことをジーッと見つめてきていた。

美人に見つめられるのは悪い気はしない。だが、その桜のように鮮やかなピンク色の目が、獲物を狙う獣の如く光っているのだ。俺はその視線にどことなく寒気を感じた。

そんなメイドに見つめられている間に外に出たらしい。日光が当たらない部屋にいたせいで少し眩しかったが、すぐに慣れ、周りを見てみると、目の前には木が鬱蒼と繁っていた。どうやらここは森の中らしい。

あれ?おかしいな。街とかあると思ってたんだけど。


『マスター、レグサンド伯爵家はフォルスティン王国のはずれにあります。だから人が寄り付かないでしょう。それに加え、レグサンド伯爵家は辺境伯としての莫大な領地がありますが、領地経営をしていないようなので街がありません。ですから、レグサンド伯爵の領地にはレグサンド伯爵家だけしかいないのです。』


そうなのか。俺は生前から人が多いのは苦手だったから、むしろこの方がいいのかもしれない。


そんなことをティオと話しながら、母親に抱かれて歩いていると、森から全身黒づくめの人間が現れた。俺の母親とメイドは先ほどまでの穏やかな雰囲気(メイドの方は俺を獣のような目で見ていたので、穏やかとは言い難いが)が顔から消え、警戒心を(あらわ)にしている。

そんな母親とメイドに黒づくめの人間は話しかけた。


「お前達はレグサンド家の者だな?」


声から男とわかる。全身黒づくめで腰にはたくさんのナイフがぶら下がっている。この格好からして暗殺者とか裏の世界の方々だろう。


「だったらどうだというの?」


俺の母親が答えると、


「死んでもらう!」


と叫び、魔法の詠唱を始めた。

相手さんはこちらを殺す気満々のようだ。

こちらとしてもまだ死ぬわけにはいかないので、相手さんには魔力操作の実験台になってもらおうか。


相手さんはまだ詠唱をしている。その隙に俺は、相手さんの周囲の魔力を操作して、相手さんの周囲に魔力がなにもない状況を作った。

まだ慣れてないせいか、少し手間取ってしまったがなんとかできた。

その間俺の母親とメイドはいつでも動けるように身構えていた。


俺が魔力操作を終えて数秒後、詠唱が終わったようで相手さんが魔法の名を口にした。


「━━━サンダースピア!!!」


「━━!!」


これに俺の母親とメイドは本来なら撃たれるであろう魔法を避けようとしていたが、何も起きないのでポカーンとした顔になった。

それは相手さんも同じようで何故魔法が発動しなかったのか訝しんでいるようだった。

俺は相手さんが行動をしないうちに次の行動に入った。

俺は相手さんの体内に流れている魔力を操作して、魔力が身体から漏れ出るようにした。本当は一気に全ての魔力を引っ張り出したかったのだが如何せん初めてだったので、それはできなかった。


相手さんは魔力が漏れ出ていることに気がついていないのか、先ほどの硬直から回復すると、すぐにナイフを構えてこちらに突っ込んできた。

だが、ナイフの間合いに入る前に、体内の魔力が尽きたらしくその場で気絶して、走ってきた勢いのまま地面に倒れてしまった。

ふむふむ、魔力が枯渇すると気絶するのか。


母親たちの方を見てみると、口を大きく開けて呆けていた。

しばらくするとフリーズから復活したようで、驚きながら、客観的な感想を呟いていた。


「たしかに魔法を唱えたと思ったけどなにも発動しなくて、今度は突っ込んできたと思ったら倒れて………どうなっているの?」


「もしかして………坊っちゃまが………?」


メイドの推測は的を射ているが、バレたら色々面倒なので、首を傾げておいた。


「ま……まさかですよね……。あはは。」


どうやら誤魔化せたらしい。


そんなことをしていると、気絶して地面と熱烈なキスをしている暗殺者の仲間のような黒づくめの人たちがわらわらと20人程森から出てきて、俺達をぐるりと囲んだ。

俺はこの数は少し厳しいかなと考えながら俺の母親とメイドの心境を推察するために振り向くと、二人はなぜか怒っているようだった。


「……あなた達、私とクルスちゃんのお散歩の時間を奪ったんだから死ぬ覚悟はできているんでしょうね?さっきはよく分からないことが起きて怒りもどこかへ飛んでいっちゃったけど、あなた達が来たせいでまたイライラしてきたわ。」


「私が坊っちゃまを心置きなく、隅々まで観察して、私の脳内の永久保存メモリに残そうとする作業を邪魔した罪は重いですよ。死をもって償いなさい。」


俺の母親は俺との時間に水を差されたことが気に食わないらしい。メイドの方は……なんか凄いことをしていたとでも思っておこう。


そんなことはお構い無しとばかりに暗殺者たちは様々な武器を構えて襲いかかってきた。


次の瞬間俺の身体が一瞬浮いたと思ったら、すぐにその浮遊感も終わり、俺は母親の腕の中に収まっていた。


何が起こったんだと周りを見回すと、周りを囲んでいた暗殺者達は全員頭がなくなっていたり、首が落ちていたりと、なかなか刺激的な光景が作り出されていた。


そして俺の母親とメイドのことを恐る恐る見てみると、二人共どこかスッキリとした顔で血のついた拳を振り払っていた。


え…………………………。

いやぁまさかね。あの数をやっちゃうなんて。仮にやったとしても、それはただ相手が弱すぎただけ━━━


『………………………マスター、相手のことなのですが、実力的にはどの者も下級の竜ならば単体で軽く屠れる位の実力がありました…………。また、全員でかかれば上級の竜も倒せる位の超一流の者達でした。』


竜って………ドラゴンだよね?


『竜といっても下級の竜ですが、10体程いれば、簡単に街を滅ぼせます。

上級となると、単体で国を滅ぼせます。』


…………じゃあ確認だけど、竜さえ倒せるこの相手さん達を一瞬で殺した俺の母親とメイドって………。


『おそらく竜達を統べる竜王よりも強いでしょう。まだ実力を測りきれませんが。』


………うん。絶対に逆らわないようにしよう。


なにこの人(の皮を被った化け物)達…………。


………もしかして俺、なんか物凄いところに生まれちゃった?


気に入っていただけたら、評価をお願いします。

評価の仕方は最新話の下の方にポイント評価とあるので、そこでこの作品の評価をすることができます。

評価は作者の励みになるので、この作品が気に入ったら評価していただけますと幸いです。


これからも『女神様!俺は異世界を満喫します!』をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ