俺様の兄が恋をした
なんか続きが気になる話になってしまいました。
気が向いたら続きを書くかもしれません。
俺の兄は超絶俺様。
兄の不知火勇人は俺の一個上の高2。
自己中でわがまま、なにかとつけて人をいじめることが大好きな最低な男だ。
小さなころから問題だらけのこの兄の問題処理係はいつも俺。
俺は正直この兄は好きではない。でも嫌いなわけでもない。
根は悪い人ではないので誰かがこの兄の性格をたたき直してくれたらいいのだが。
俺がたたき直せばいいのでは?確かにそうかもしれん。
だが、俺は弟だ。弟に注意されるなどプライドの高いこの男は耐えられないだろう。
だから、俺以外の誰かに頼るしかないのだ。
なんとかならないものか。
「おい、幸人」
「なんだよ、兄貴」
幸人というのは俺、不知火幸人のことだ。
「学校行くから荷物持て」
「やだね」
「俺はお前の兄だぞ?お前は敬うべき存在だ。だからお前が荷物を持つのは当たり前のことだろ?」
「意味わかんねえから、さっさと行くよ」
「お、おい。待てよ!」
こんな兄など気にしないほうがいい。
俺は気にせずすたすたと歩きだした。
「俺のことを無視するなよ!」
「俺は別に無視してない。ただ兄貴がうざいからいらっとしただけだ。」
「俺がうざいなんてあるわけないだろ?できのいい兄をもって嫉妬するのはわかるがお前もちょっとは大人になれよ」
この人はばかなわりに勉強などの頭はいいから言い回しがそこらのばかよりうざったい。
「はあ、、、、そんなことを心配できるのならなんで自己判断ができないかねえ・・・・」
「・・・・・??なんのことだ?」
「もう、兄貴は将来嫁さんに尻に敷かれるべきだと思う。」
「それはないな!俺の理想の嫁は可憐で華奢で儚くて・・・」
「はあ、まったく・・・」
この人はどんだけばかなのだろうか、まあいい。学校に急ごう。
今日は学校の入学式だ。俺は新入生である。
本当は兄とは別の高校に行く予定だったのだが、手違いがあり、滑り止めで受かった兄と同じ高校に入ることにした。
兄も新しいクラスになるということで今日はたいそう機嫌がいい。
「・・・・・そしてなにより俺を尊敬してくれる人がいいな!ん?おい!聞いてるのか!」
「あー、はいはい聞いてますよー」
「絶対聞いてなかっただろ!まあいい。今日は縁起のいい日だからな!許してやろう!」
「ははー、ありがとうごぜえますだー」
「・・・・すごく悪意があるな」
まあそんな会話をしているうちに学校に到着。
兄は友達とどっかいったようだ。
入学式前にもらった紙によると入学式の前にそれぞれの教室に入る必要があるらしい。
そしてその教室は当日体育館前に張り出される。
ちなみに体育館前は二年生三年生のクラスもはりだすようだ。
結局は兄に会うことになるか・・・。
しばらく歩いて体育館前に着く。
そしたらいろんな掲示板が張り出されていた。
どうやら一年の掲示板は左、二年は真ん中、三年は右らしい。
俺は迷わず左へ、すると真ん中の左端あたりに俺の兄と兄の友達のグループがいた。
どうやら会話の内容的に兄は友達の一人とクラスが一緒だったらしい。
とりあえずほっとする自分がいるのに思わず俺はおかんか!と心のなかで突っ込んだ。
「佐藤と一緒だったか!おい!佐藤よろしくな!」
「はあ、やっと保護者から離れると思ったのに」
「おい!それどういうことだよ!」
よかった、俺と似たような人だ。
これなら安心だ。
「ちょっと!あなたのせいで見えないんですけど!」
「ああ?」
兄が振り向いたそこにはちっこい何かが。
正確にいうと身長150㎝くらいの女がいた。
「ん?小学生がなんでこんなところにいるんだ?」
「小学生じゃない!わたしは高2よ!」
「ほお、俺と同い年かにしては・・・」
「なによ?」
「胸がないな!」
そういった瞬間、女が兄に正拳突きをくらわしていた。
呆然とする周囲をよそに女は
「胸がないとかいうな!ばか!」
と顔を真っ赤にしながらいい、走り去っていった。
「・・・・・・・やべえ、かわいい・・・」
兄がそういったのを俺は聞き逃さなかった。