表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/12

ケース06『よく噛んで食べる生姜焼き定食』

不安はごはんを食べると無くなるよね!って話。

当事者の名前は数字に置き換える。以下レポート内容。



ケース06

『よく噛んで食べる生姜焼き定食』



時間は16:15、学校帰り。


06「明日の天気……最高気温82度!?」


スマホの天気アプリを見て驚愕する少女。


06「サウナじゃん……」


スマホ画面をスクロールして更新。しかし、何度もスクロールしても気温は変わらず。


友人にメールを送る。


06『〇〇天気アプリ、明日の気温82度なんだけどwww』


友人『それーそのアプリバクってる!〇〇天気はデマ多いからねー』


06『だよねー(笑)』


スマホ見ながら歩くという禁忌を犯しながら友人と適当なメールをこなす06。すると母親からメール。


母親『今日仕事の都合で帰るの遅いから!外で食べちゃって!!』


06『オケ』


06「やった!外食だ!!明日請求してもらおー!」


と歓喜していると目の前にちょうど牛丼屋。


06「定食食べよー」


入店。生姜焼き定食……いや、ダブル生姜焼き定食をチョイス。無料の0円緑茶をゴクゴクしながら待機。


06「うーん」


突如、明日の気温のことがよぎる。といってもそのアプリ以外は普通の気温。06は気にしないようにしたが……。


06「ラストごはん……なんちゃって……」


ダブル生姜焼き定食……着丼(?)。


白飯、豚の生姜炒め(通常の倍量)、サラダ(コーン入りの草ども)、味噌汁。


06「おー!!」


箸で肉を2枚掴み……豪勢に口にイン。油と塩味がジャンキー。家のマンマとは違う外食感溢れる味。そのあと白米をかっこむ。


06「うーん♪」


笑みがこぼれるうまさ。だがしかし……。


06「…………」


不安が消えない。06の悪い癖だった。原因は気温のことだ。


06「いやいや、無いと思うケド!」


06「一応ね!」


自分に言い聞かせて、普段のドカ食いを抑え、ゆっくり噛みしめるように食べ始めた。


肉……ニンニク効いてる。


サラダ……ドレッシングなしでもいける。


味噌汁……普段気にしてないが、意外としょっぱい。


白米……こうやってじっくり食べると炊飯器のほうが美味しいことに気づいた06。


06「肉をちょっとずつ……食べて」


06「白米多めで食べる!」


気づいた。06は。咀嚼が多いほど満足感が高く、腹が膨れやすいことを。


油まみれのギトギトに姿を変えた(最初から同じ)生姜焼きは白米、味噌汁で浄化……これは前提だった。


一通り食べ終えるが、サラダに全然手をつけてない。06は……ちょっと我に返りながらサラダを口に入れる。


意味のない不安と野菜本来の甘さがハイブリッドになり、味わい深い何かを感じていた。


06「食べたー。ごちそうさまー」


完食。退店。駅の電車に乗り、家に向かった。


電車内のモニターの天気予報を確認。


06「なーんだ。明日23度じゃーん」


取り越し苦労を感じながら06は帰路へ向かった。



ケース06

END

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ