TenTwentyのアルバムレビュー

Border=Border

●バリエーションの広さを見せる、曲同士の独立性が強めなEP。

【収録曲】

１．Border=Border

２．煌(きら)めき

３．So Many Stars

４．それがいいな

５．きみは幽霊

　バンド名表記を「XIIX」から変更した、「TenTwenty」の５曲入りEP。今作においては、性急に畳み掛けていく『Border=Border』やタイトル通りキラキラした雰囲気が強調された『煌めき』、ラップを取り入れた『きみは幽霊』等、少ない曲数でバリエーションの広さを見せていく姿勢を見て取ることができました。メロディのインパクトに関しても、前作のフルアルバム『XIIX』と比べて強まったように思えます。

　ただ、EPということもあってか、良くも悪くも曲同士の独立性が強めかな、といった印象も。ある意味、今後リリースされるであろうフルアルバムへの期待を抱かせる一作でした。

評価：★★★★