74 「短歌をつくろう」
こんにちは。お久しぶりです。
今回ご紹介する本はこちら!
たまたまなんですが、やっぱり拙作小説を執筆する中でちょっと覗いてみた本。
こちらも光村図書の中学国語の教科書で紹介されているものです。
●「短歌をつくろう」(岩波ジュニア新書)
栗木京子・著 / 岩波書店(2010)
中学生はもちろんのこと、私のような短歌(和歌)初心者でもわかりやすく、ともすると高く感じられる短歌の敷居を低くしてくれる良書。
和歌の成り立ちから始まって、初句、結句や上句、下句など各部の名称の説明など基本的なところはきちんと押さえつつ、初心者でも気軽に短歌を詠むための、いくつかの「練習問題」のような作例も多く紹介されています。
たとえばこちら。
江戸時代末期の国学者で歌人でもある橘曙覧による「独楽吟」は、収録されている52首すべてが「たのしみは」ではじまって「時(時々・とき)」で終わる歌ばかりだとのこと。
たとえばこんな歌。
たのしみは妻子むつまじくうちつどひ頭ならべて物をくふ時
これを参考に、「たのしみは」で始めて「~時」で終わる歌に挑戦してみよう!
というもの。
これって、まさに国語の授業でも取り入れられるなあと思いまして。
さっそく、勤務先の学校の国語の先生がたにご紹介してみました。
反応は上々。
年度の終わりが迫っている時期でもあり、「最後、少し余裕のある時間にこれをやってみるのもよさそう!」とおっしゃってくださる先生もありました。
ぜひご参考ください。
そのほかにも、短歌を詠む際のテクニックとしてオノマトペや固有名詞、数詞、比喩などもそれぞれに章がたてられて、過去の歌人たちの作品を紹介しつつ効果的な使い方のヒントが満載。
かゆいところに手が届くと申しましょうか、非常にわかりやすく丁寧な記述が印象的な本でした。
まだ学校図書館に入れておられないようでしたら、ぜひ一度ご検討いただいたらと思います。
ではでは、今回はこのあたりで!





