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70 神戸大学附属図書館・社会科系図書館「震災文庫」

 

 こんにちは。

 今回は、比較的近隣にある大学の、図書館の資料展からのお話です。

 もともとどうしてその資料展を知ったかと申しますと、勤務先の中学校に案内とポスターやパンフレットが送付されてきたからでした。


「比較的近いし、土地カンもあるし、せっかくやから行ってみよかな……」と、かる~い気持ちで週末にダンナと二人でお邪魔してまいりまして。

 神戸大学は山にありますもんで、学内にももともと森だったときから生えていたと思われる幹の太い木々がたくさん植わっており、とても環境のいいキャンパスです。まあバスでどんどこあがっていかんとアカンので、結構時間はかかりましたけどもね。


 それで。

 昭和初期のレトロ建築である図書館本館と書庫の一部の建物は2003年に登録有形文化財に登録されたというもので、当時の雰囲気を残してとてもすてきでした。

 内部の大閲覧室も「映画などの撮影に使われそう!」とダンナが言ったほどの昔懐かしい雰囲気。ガイドしてくださった方によると、実際に撮影に使われたこともあるそうです。


 さらに、今回の特別な展示資料。

 古い資料がしっかり残されているとのことで、17世紀、18世紀の本が展示されていました。アダム・スミスの「国富論」初版本は1776年のもの。それを生で見られるなんて、感動的でした。


 ほかにお客さんがおられなかったこともあって、私たち夫婦だけがほとんど貸し切り状態で案内していただき、最後には阪神・淡路大震災の資料を集めた「震災文庫」も見せていただきました。

 書籍はもちろんのこと、新聞社各社による揺れた当日の新聞記事から、震災に関連する記事をずっと所蔵しつづけておられるそうです。不通になっている電車の区間を知らせる阪急電車のポスターは、阪急電鉄さん自体は残していらっしゃらないという貴重なもの。

 また、非常に大判の各地の地図が、家屋の倒壊の程度によって色分けされているものの複製品もありました。

 小説はもちろん、マンガにもあの震災をテーマにしたものがあるらしく、マンガまで所蔵していることには驚きました。

 電子化できる資料についてはできるだけ電子化し、一般の方にもみられるようにホームページにアップされているとのこと。さすがは地元の大学ですね。


 こちらの案内をしてくださった方に「実は中学校の司書をしておりまして。中学でも震災学習でこうした資料がとても役立つと思います」とお話したところ、「ぜひ、先生方に生徒さんたちを連れてきてほしいと思います」とのこと。

 これは嬉しいお申し出。


 ということで、学校に戻ってから先生方にもその旨を周知して、大学で頂けたパンフレット等を自分の机上にしばらく置き、自由に閲覧してもらうことにしました。

 今年度についてはもう間に合わないと思いますが、今後の震災学習に大いに役立つことを期待しております。


 ではでは、今回はこのあたりで!


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