35 デジタルお絵かきに関する本
こんにちは。
こちらのページの更新、実は久しぶりですね。いかんいかん。
前回が今年の課題図書の紹介でしたけれど、夏休みが大幅に短くなることが予想されていたためあまり冊数を購入しなかったところ、意外と借りてくれる子がいてほっとした7月でした。
春先の新しい本の購入では、デジタルで絵を描くための本をいくつか購入できました。受け入れ作業後、美術の先生にも「興味がある子がいそうでしたら、教えてあげてください」と宣伝(笑)をお願いしておきました。
美術の先生は大抵は美術部の顧問もなさっていますよね。毎日生徒と話をする機会もおありですし、ちょうどよいと思うのです。
さて後日。わりとすぐに生徒たちが本を借りにきてくれました。学校で描く絵は普通にアナログ一択ですけれども、「家ではわたし、デジタル一択やから~」と言う子も実際かなりいるようです。
かく言う我が家の娘もそう。なかなか頼もしいですね。そしてアナログしかなかった自分の青春時代を思い出すと、ひたすら羨ましい。いえ、アナログにはアナログの良さがありますけども。
もちろん、デジタルでのお絵かきの場合、どんなソフトを使っているかによって多少作業の形態が変わります。ですから一概に「この本がよい」とお勧めしにくいところはあります。
今回は、学校図書館向けにTRCが製作しているカタログの中から、以下の本を三冊いれてみました。
〇「男子中・高生のイラストブック 学校生活365日/制服と部活アイテム」
ミナガタケラク・著 / 株式会社 日貿出版社(2019)
〇「女子中・高生のイラストブック かわいい制服と小物200アイテム」
クマノイ・著 / 株式会社 日貿出版社(2018)
〇「浴衣と着物のイラストブック」
宗像 久嗣・著 / 株式会社 日貿出版社(2020)
いずれも最近の若い人にとって違和感のない美しい絵、デッサンなど基礎のしっかりした絵で紹介されていて、見ているだけでも楽しい本です。
特に「男子中・高生のイラストブック」は、人物と背景の両方について段階的にどんな作業をして完成させていったかを丁寧に解説するページがあり、ついでながら私自身も大変役に立ちました。
絵を描くことに興味のある生徒さんなら、かなり喜んでくれるものではないかなと思います。
ただし、もちろん「中学生にとっては」「初心者にとっては」と但し書きはつくかと思います。私も元々が美術系なのでそう思うのかもしれませんが、もっと美術や描画を専門的に勉強している人にとっては物足りない部分があるかもしれません。
なにかのご参考になれば幸いです。