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14 図書館イベント2


 こんにちは。

 今回は、前回も少し触れた図書館イベントについて。

 今年は1学期の間、図書委員会が主催するイベントとして「読書の樹」というのをやっておりました。


 具体的な流れとしては以下の通り。


1.本を返しに来た子に葉っぱの形に切った色画用紙を渡して、本のタイトルとクラスを書いてもらう。(本人の名前は書かない)

2.それをクラス別に廊下側に貼り付けていた樹の幹(これも色画用紙で作成)のところに順次貼り付けていく。

3.1学期の終わりに、図書委員会にて集計。

4.個人は全校で3位まで、クラス対抗は学年でそれぞれ1位を決定。

5.朝礼の時に図書委員長からそれぞれに表彰状。個人へはちょっとした賞品も渡す。


 大体こんな感じでした。

 表彰状はWordで作成し、図書館キャラクターの絵も添えてかなり可愛い感じに。それを固めの色画用紙に貼って完成。

 賞品ですが、今回はセットの本を購入したときについてくるクリアファイルなどにしていました。


 生徒たちは、廊下側を歩くたびに楽しそうに「どこそこのクラス、すごいな」などと話をしていました。

 個人で優勝、準優勝をした生徒さんは、もともとたくさん本を借りてくれていたのでしたが、イベント後はさらに借りる冊数が増えたように思います。

 しかし他方で、これには問題点もあるかなと感じました。

 普段あまり本を読まない子をいかに本とつなげてあげるのかも司書として大切な仕事のひとつ。そういう観点からすると、このイベントはあともうひと押し欲しいかな……という気がするのです。そういう子が「どうせ自分は……」と思ってしまったのでは逆効果ですし。

 とはいえ、全体としてはまずまずの成果はあったかな、という感じではありました。


 また、イベント中にはこんなことも。

 あまりに葉っぱの数が多くなりすぎたクラスについて、壁のスペースが足りなくなって困っていたら、とある図書委員さんから「何十枚かでお花に変えるとかどうですか」というアイデアが出て、即採用。

 ひまわりを作って、そのクラスの図書委員に「20枚達成おめでとう!」などと書き込んでもらい、貼りかえるといった作業をしてもらいました。

 葉っぱだけよりも壁がかなり華やかに見えるようになり、これはいいアイデアだったかなと思います。


 ただ、そうでなくても忙しいことが多い昼の開館中に「それぞれに葉っぱを渡して説明する」という動作がひとつ増えることで、かなり作業が大変になってしまいました。

 普段なら大丈夫なのですが、何かのことで多くの生徒が来た日には全員が大わらわ。それはそれで楽しいのですが、こういうイベントをする場合は普段よりも図書委員の数を増やしてもらうなど、対応を考えるべきだったかなと反省中です。

 また、図書委員にかなり手伝ってもらったのですが、単純に葉っぱを切り出す作業もかなり大変になりました。事前準備の必要性を痛感したところです。


 図書館イベントとしては他の学校さんでも、中身が分からないように紙で包むなどした本に、図書委員が「おすすめの本」として本の内容をそえた状態で提供する「文庫X」(名称は、『ブックX』など色々あるようです)なんていうものや、借りた本のNDCでビンゴカードに穴をあけていくビンゴゲームイベント、さらに以前にも紹介したビブリオバトルなどなど、たくさんの活動が行われています。

 どれも非常に楽しそう。

 うちでもおいおい、挑戦してみたいところです。

 

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― 新着の感想 ―
順位を付ける意味が分かりません 果たして意味があるのかと ┐(´д`)┌
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