ECOの怪獣データファイル⑨
続いては「ECOの怪獣データファイル」のコーナーだ。
ここでは『キリエス 空想小説シリーズ』本編に登場した怪獣や宇宙人について、詳しいデータを紹介していくぞ。
今回取り上げるのは、この怪獣だ!
【人型を崩したような姿の怪獣は既に復興区画まで達し、ひときわ目立つ構造物をめがけて今にも腕を振り下ろそうとしている。慰霊式典が行われるはずだった、七・一七の資料館に】
蘇った悪夢、「光斑怪獣 ノスタルガ」。
体長44メートル、体重2万9千トン。和泉の旧友・小柳が怪獣へと変異してしまった姿だ。
体じゅうに浮いた斑点は黄昏色に発光する。それは侵食元素に体を蝕まれている証なんだ。内側から身を焼かれる苦しみから彼を解放するためには、もはや生命活動を停止させる以外に手段がなかった。
<次回予告>
なぜ、村は再び悲劇に見舞われたのか――。
和泉が解き明かした真実がSSSCを震撼させる。
暗躍していた異形の影がその正体を現すとき、世界の破滅への扉が開く! 和泉は、ナエは、そしてキリエスは運命を覆すことができるのか?
第十話「冬の終わる日」
次回も、みんなで読もう!