ECOの怪獣データファイル③
続いては「ECOの怪獣データファイル」のコーナーだ。
ここでは『キリエス 空想小説シリーズ』本編に登場した怪獣や宇宙人について、詳しいデータを紹介していくぞ。
今回取り上げる怪獣は、こいつだ!
【鼻先から生えた大仰な一本角、岩盤をそのまま貼り付けたかのような体表、力強く大地を踏みしめる太い四つ足――いみじくも唯が漏らした通り、そいつの格好はサイに似ていた。
焼けたような赤褐色と、森を翳らせるほどの体躯を別にすれば、だが】
地底からの進撃者、「原始怪獣 ディゲラス」!
身長52メートル、体重5万8千トン。絶滅した古代生物「アルマテリウム」の生き残りが、マグマのエネルギーを吸収して巨大に成長した姿なんだ。
体格を活かした肉弾戦のほか、角から放つ「破砕振動波」も強力。また、地下の圧力に耐えて硬質化した皮膚はレーザーや機関砲をも通さない。
抜群のパワーとタフネス。キリエスとECOも手を焼いた強敵だ!
<次回予告>
撃墜した円盤を調査するため住宅街を訪れた和泉は、ひとりの可憐な少女と言葉を交わす。しかし、その出会いが恐るべき侵略の幕開けに過ぎなかったとは!
怪電波が流れる夜に町を闊歩するのは誰か?
罪なき家族を悪魔の手から守るため、和泉は走る!
第四話「代替人間」
次回も、みんなで読もう!