ECOの怪獣データファイル②
続いては「ECOの怪獣データファイル」のコーナーだ。
ここでは『キリエス 空想小説シリーズ』本編に登場した怪獣や宇宙人について、詳しいデータを紹介していくぞ。
今回取り上げる怪獣は、こいつだ!
【血のように赤い蕾が、意思を持つかのごとく開いては閉じる。その色が紫がかった淡紅色に変化する。花弁の内側には乱杭歯のような棘がびっしりと並んでいて、さながら獲物に食らいつかんとするワニの顎を思わせた】
芦ノ湖にそびえ立つ巨樹、「変異植物 バミュー」!
身長60メートル、体重5万1千トン。植物園で管理されていたサンショウバラと蔓バラが、肥料に含まれていた侵食元素によって汚染され、新たなひとつの生命へと生まれ変わってしまったんだ。
花弁から噴射する「硫化花粉」と、蔦の触手、そして強酸性の「溶解樹液」。植物が原型とは思えないほどの多彩な技でキリエスを苦しめたぞ!
<次回予告>
移動する地震源の正体は、太古の眠りより目覚めた怪獣ディゲラスだった!
餌を求めて町へと進撃するディゲラスを食い止めるため、藤代隊長の指揮のもと、ECOは大部隊を展開する。
和泉はキリエスへの変身を試みるが、バイフレスターは輝かず……!?
第三話「ECO出撃す」
次回も、みんなで読もう!