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天空のブレイドカウル  作者: ヘルンデル
モンスター編
1/2

プロローグ、俺にも夢があった

「ここから落ちた人は、地獄に行って罪人になるらしいよ。」


そこは、何の変哲もない道路だった。通学路の曲道、有料駐車場の前だった。


「へえ、なんでそんなことがわかるんだい?竹林。」


竹林が、こいつが何を言ってるのか意味がわからない。俺は、確実にそう思った。


「決まってるさ、このゴシップ雑誌に書いてあるからだよ。」


「はは、そんなわけあるかよ。何言ってんだよお前、頭が湧いたか?」


俺は、足を止めて即答した。だってそうだろ?もう俺は、サンタすら信じていない。


「なあジュン、噂ってさ、ぶっちゃけ正義みたいなものなんだよ。

正義ってのは、中身がなーんもない空色の言葉なんだよ。

そんな中身の無い言葉が、中身が有るように見えてるだけなんだよ。」


「なんだよ、って言いすぎだろお前」


「ジュン、お前は、何もわかっちゃいないよ。

いいかい、君がいくら揚げ足を取ろうとも権力は、僕に有るんだ。」


俺は、竹林が何を言ってるのかわからなかった。

竹林は、小学校でずば抜けて頭が良かった。だから俺は、話について行けないのだろうか。

そもそも、こいつの主張に対峙できているのだろうか。

俺には、よくわからず、結局二人でこの噂の場所に立ち尽くしていた。

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