001.零「財団に就職しました」
〜SCP財団日本支部/サイト-81■■〜
■■「ここが新しい職場だよ、零和。」
零和「ここに、ZEROさんがいるの?」
■■「そうみたいだよ。とりあえず受け付けに行こう、すみません・・・」
受付「はい、どういった御用でしょうか?」
■■(カバンから封筒を出す)
受付「・・・かしこまりました、着いてきてください。」
〜十数分後〜
受付「どうぞ・・・お進み下さい。」
■■「ありがとうございます。」
(■■がドアを開ける・・・)
??「ようこそ♪新人君♪」
??「ほぉ、面白そうなやつらじゃのう?」
??「零くん、久しぶりだな。」
零「ZEROさん!ってことは、他のお二人はもしかして!」
ミーナ「零君、初めましてだね、私は竜桜ミーナ。ミーマチックオブジェクトの担当の博士だよ。」
瀬炉「儂は、益繰瀬炉。まぁ、異常生物学だのの博士じゃ。」
ZERO「・・・瀬炉には、基本的に関わるな?」
零「何でですか?ZEROさん。」
ミーナ「セラは、狂研究者なんだよ。医療行為や生体機械の施術の腕は確かだけどね?」
零「・・・そうなんですか?」
ZERO「・・・腕は保証する、狂研究者だがな?」
零「共通認識なんですね・・・。」
ZERO「ん?・・・後ろにいるその子は誰だ?零君に似ているが・・・。」
零「あぁ、僕の妹ですよ。零和、自己紹介しな?」
零和「初めまして、春宮零和です。よろしくお願いします。」
ミーナ「零和かぁ、いい名前だねぇ♪」
零和「ありがとうございます♪」
ミーナ「ZEROは、いいなぁ〜こんないい子と、しっかり者を部下にできるなんて!」
ZERO「ミーナにだって部下はいるだろう?公私共に行動している部下が。」
ミーナ「・・・ZEROってデリカシーがないよね?」
ZERO「んな!?事実を言っただけだろう?」
零和「あの・・・ミーナ博士」
ミーナ「・・・なんだい、零和?」
零和「・・・ミーナ博士には、恋人がいるんですか?」
ミーナ「・・・いる。」(ミーナ博士が頬を染める)
零和「誰なんですか!」(興味津々)
零「こら!零和、ミーナ博士に失礼だぞ!」
零和「だって、気になるんだもん!」
ミーナ「・・・部下の須江渡優くん。」
零和「優しい人なんですか?」
ミーナ「幼女愛好家だけど・・・いい子だよ。」
零和「どんな褒め言葉ですか・・・。」
瀬炉「事実なんじゃよなぁ・・・。」
ZERO「事実なんだよ・・・これが。」
ミーナ「事実だけど・・・いい子には変わらないもの♪」
零和「ラブラブなんですね♪」
ミーナ「・・・うん。」(赤面している)
ZERO「コホン・・・そろそろ研究室に行くぞ!」
零/零和「はぁーい!」
〜数分後〜
ZERO「ここが私の研究室だ、そして零君たちの仕事場だ。」
零「分かりました、仕事は基本何をすればいいですか?」
ZERO「私の研究の補助と薬の配給だ。」
零和「病気のある人がいるんですか?」
ZERO「いや、病気ではなく怪我の方の薬だ。」
零/零和「なるほど、分かりました!」
ZERO「さてと・・・仕事場は紹介したからお昼にするか?」
零/零和「お昼ご飯・・・行きます!」
〜数分後〜
ミーナ「おぉ、ZERO〜みんなでお昼かな?」
ZERO「今日の当番はミーナだったか!」
零「ZEROさん、ミーナ博士って料理上手なんですか?」
ZERO「この支部で二番目位だ。」
零/零和「かなりの料理上手だった!」
ミーナ「まったく〜失礼だねぇ二人とも!」
ZERO「コホン・・・今日の献立はなんだ?」
ミーナ「ビーフストロガノフ、グリーンサラダ、オニオンスープ、デザートの柚子アイス♪」
ZERO「おぉ、それは美味そうだ!」
零/零和「すごくオシャレなお昼になりそう。」
〜数分後〜
ミーナ「さぁ、召し上がれ♪」
三人「いただきます!」
ZERO「モグモグ・・・流石ミーナ、美味い。ビーフストロガノフが特に美味い!」
零「オニオンスープも玉ねぎが甘い!」
零和「サラダのドレッシングも美味しい!」
ミーナ「ハハっ、喜んでもらえたようで良かった。」
〜数分後〜
三人「ごちそうさまでした!」
ミーナ「お粗末さまでした♪」
零「あの、ミーナ博士」
ミーナ「ん〜なんだい零君?」
零「ミーナ博士より料理上手な人って誰ですか?」
零和「それ、私も気になってた!」
ミーナ「ルーシアだよ。」
零「ルーシアさんですか?」
ZERO「この支部の戦闘員だ。」
零/零和(戦闘員が一番料理上手なんだ・・・)
博士組の簡単な紹介
秋風六斗博士(通称ZERO博士)
サイト-81■■の常識人に・・・に見える不死者。
万能薬の試作品を自分で治験して不死身になった。
友好団体「LobotomyCorporation」で春宮兄妹と知り合った。
竜桜ミーナ博士
サイト-81■■の優しい博士・・・に見える悪食娘。
認識災害/現実改変/ミーム汚染を無効化する「眼」を持っている。
毒を食べる自分を受け入れてくれた須江渡くんが大好き。
益繰瀬炉博士
サイト-81■■の狂研究者であり、問題児。
自己改造していて、よくオブジェクトを作ったり収容違反させたりする。
このサイトのブライト博士。ミーナからは「セラ」と呼ばれている。