これからの事を考えてみる
亡き魔王の話と俺のステータスの事はとりあえず横に置いておこうと思う。
これからの事を現実的に考えなくちゃならないだろうしな。ヒラキナオリジャナイヨーホントダヨー。
たぶんおそらくアレだ。呼び出したけど帰り道は今のところないよってヤツだろう。ほらあれだ、ラノベとかでよくあるじゃん?有無を言わさずほぼ誘拐まがいに召喚したけど帰れるかっていえば帰れないっていうのな・・・考えてて悲しくなるな。
チラッと周りにいる奴らを見てみるとスッゴイ期待に満ちた目でこっちを見てるんだけど・・・これはアレだろ?断るわけないってな?そう思われてるだろうけど断りたいんだが俺のステータスの魔王勇者が気になるなーっとね。
魔王なのに勇者ってなんぞな?
この状況から考えるとこいつ等弱小モンスターにとって助けてくれる人イコール勇者って立ち位置にいるから魔王勇者ってやつなんだろうとは何となく思う。それにだ知ってしまったのに見捨てるのも目覚め悪い。俺はお人好しではないが全て切り捨てられるほど薄情ではないと思っている。たぶんおそらく。
それに・・・この世界の事俺何一つ分からんのだよ。そんな俺が外を出歩く→敵に出会う→\(^o^)/オワッターしか思いつかん。イヤ魔力・・・MPはあるよ無限だよ無尽蔵だよでもよ・・・HPは少ない少なすぎる・・・あれか?俺が引きこもりだからか?そうなのどうなの?は置いておいて考えると悲しくなるしな!!
それよりも前から考えていた事をこいつらを助けつつ妄そ・・・ゲフンゲフン考えていた事を試すチャンスじゃないか!!
リアルアドベンチャーシュミレーションにRPGを添えて!!
好みのゲームが無ければ作ればいいじゃないと考えても作れるか!!ってやつで諦めてたんだよな~でもこの力があればできるんじゃね?って事で俺は自分の欲望を叶える!!という事でこいつ等が安心して暮らせる街?国?を作ろうと思う・・・と心の中で盛大に抱負を語る。言わないよだって恥ずかしいじゃないか!
そうと決まればある程度の指針を話しておかなくてはな!!
「とりあえず話は分かった。だが、はいすぐにでもとはいかない。まずは他の強力な魔物・・・まぁこいつ等はこっちに協力するっていうなら受け入れるとして、こちらに敵意を向ける魔物や利用しようとする魔族、お前たちを狩ろうとする人間がなかなか訪れない場所を探すことだな。そこからお前たちが安心できる街を作っていこうと思う」
「そ、それは我々にお力をお貸しくださるという事ですか?!」
「あ~うん。だって協力してほしくて召喚だろ?なら協力するぞ?」
自分の欲望の為とは言わんがなだってソレは言わない方が良いだろう。だってリアルで俺好みの街作ってみたいんだもんって恥ずかしいしな!!
「「「「「ありがとうございます」」」」」
また揃って華麗なる土下座を披露された。
おふぅ・・・魔物たちよ・・・土下座文化でもあるのかね?と脳裏に浮かんだのは仕方ないよね?!