表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/620

7話目 初めての対魔族戦

「ところで、エリナはこんな田舎で何をしていたの。

本山からこの辺に来る用事なんて思いつかないんだけど。」


俺たちは先ほど放り投げた荷物を回収しながら脇道から街道に戻ってきた。


「課題で人々に害を与える魔物を倒してみようというのが出たの。

それで、適当な魔物を探してこの辺をうろうろしてた。」


「女の子が一人で? 確かにこの辺は危険な魔物はあまり出ないけど。

チームの他のメンバーはどうしたの? 」


「・・・・・一人なの・・・・・」


また、下を向いて憂鬱そうにしている。


「そっか、一人でやる課題なんだね。

だから危ない魔物があまり出ないこの辺で探していたんだね。

一人じゃ危ないもんね。

一人で探すのは効率が悪いけど。」


「そっ、そ、そうなのよ。一人で魔物を倒す課題なのよ。

決して、誰からもチームに誘われなかったから一人で魔物を探していたわけじゃないからね、ねっ。わかった。」


「お、おーっ。そんなに近くに迫ってまで強調しなくても理解したよ。

でも一人でする課題じゃ手伝えないよね。

魔物を探しながら、次の町まで一緒に行けるかなぁーとちょっと期待してたんだけど。残念」


「うぐっ。」


俺はエリナともっと一緒に話をしていたいのだが、課題の魔物を探さなければならないようなので、ここでお別れのようだ。残念。


「ちょーっと、まったーっ。倒すのは一人だけど魔物を探すのも一人とはいってなかったなぁ。

うん、うん。そうだよ。

探すのは2人でもいいんだよ。」


エリナはなぜか右斜め45度を見上げながら、言い訳するように言っている。


「俺はこの街道を南に下った町に行きたいんだけど、南の方を探してみる? 」


「南の方で良いいわよ。一緒に探しましょう。

私、緑魔法を使えるからある程度の範囲を探索できるわ。

街道脇をさがしながら南の方に向かいましょうよ。」


緑ということは風属性魔法を使えるのか。

探索はお手の物だな。見えない範囲まで探索できるんじゃないか。

ということは俺と一緒でも一人でも探索効率は変わらないということか。

俺の役たたず。


でも、エリナと一緒に居たいからこのまま探索するふりをしよう。

エリナかわいいな。

田舎にはいないよ。こんな素敵な女の子。


朝、エンから渡された馬糞柿の費用の一部を同級生の女の子が負担していることを忘れて暢気なことを考えているシュウだった。


「エリナは緑色なんだ。

やっぱり、移動とか探索が得意なの? 攻撃は速さを強化して弓とか双剣とか。

かまいたちの魔法を剣に転移させていたりしている? 」


魔法を使えない俺だが知識だけはあるので、エリナの魔法に妄想を膨らましていく。


「緑魔法より、青魔法が得意なの。私、実は白魔法術士なの。」


「ええっ!、白なの。すごい貴重種じゃないか。

あっ、それで・・・・。」


俺は何となく分かってしまった。

属性魔法が2種類以上使える白魔法術士。

その上、飛び級するほど優秀か。周りから浮いちゃうよな、きっと。

この課題も本当はチームで魔物を1体倒せばよいというものなのかもね。


エリナは俺が訳知り顔で話を途中で止めてしまったのに気が付いたようだ。

下を向いて肩を落としている。


「とにかく魔物を探して、倒しちゃおーよ。」


俺は誤魔化すように必要以上に大きな声でエリナを誘うのだった。


「おなごを悲しませるダメなやつじゃ」なんか背中が冷たい。


「お嬢様、致し方ないかと。なにせあのダンのご子息ですから。」


ううっ。しばらくおとなしいと思ったら、痛い突っ込みをしてくるな。

でも、正論過ぎて何も言い返せない。

鞘氏、父のことはそれ以上言うな。立ち直れなくなる。


「魔物いそう?」


「今のところ私の探索には引っかからないわね。」


街道を200mぐらい進んで止まり、エリナが探索魔法を飛ばす。

これを俺たちは繰り返していた。

ただ、先ほどのやり取りがあるので、いまいち話が盛り上がらない。


「お通夜みたいになっておるのじゃ。シュウは甲斐性の無いことよのう。

仕方ないのう。

魔力をもらっていることもあるでのう。

ここはおばちゃんがひと肌脱ごうかのう。」


「お嬢さま。私がお嬢様とお呼びしておりますのに、ご自分で・・ちゃんとおっしゃるのはいかがなものかと存じます。」


おばちゃんなんだ。

吹雪の声はエリナには聞こえていないようだが、何となく違和感を覚えるようでエリナは首を傾げていた。

当然、その仕草もかわいい。


ふっと、わずかな冷気が背中から空に上っていくのが感じられた。

エリナも今度ははっきりと魔力を感じたのか上を見上げている。


「いた。いたぞえ。北北西5㎞の地点にはぐれた魔物を発見。

こちらに呼び寄せるかのう。

しっかりと倒して、エリナと妾に甲斐性のあるところを見せてほしいものよのう。」


探索だけでなく魔物を呼び寄せることもできるのかこのおばちゃんは。

おばちゃんの色香で魔物を誘うとか。

ということはこのおばちゃんの香りは生肉の香り、ちょっとだけ生肉の表面が腐ってたりして。


「うぇっ。」妄想の連鎖で気持ち悪くなってきた。


「シュウよ。とてつもなく失礼なことを考えておらぬか。

そういう悪い子には追加で魔物を誘っておこうかのう。」


あのー。何方をお誘いになったのでしようか。


「なんか向こうの方からおばちゃんの香り、あっ間違った。

魔物の来る気配を感じる様な、感じないような・・・・」


俺は北北東、合ってたっけ? を指さしながらエリナに探索を促す。


「えっ。そうなの。ちょっと待って。」


エリナは全方位検知魔法から指向性探査魔法に切り替えて、魔法を飛ばす。


「魔物はいないような。鹿とかはいるみたいだけど。勘違いじゃないかしら。」


「阿呆、北北西じゃ。こっちじゃ。」


「シュウ殿はダンと同じように使えない方ですね。

お嬢様が精いっぱいお仕事をしておりますのに。」


背中の剣が北北西に俺を引っ張る。


「あっ、ごめん。やっぱこっちだ。

俺って、方向音痴なんで。アハハハハ!」


今度は指を北北西に向けて、エリナに再度探索魔法の発動を依頼する。


「あっ。こっちなのね。今探ってみるわ。」

何も疑うことなく俺が指さした方を探索するエリナ。

素直なところが、また、かわいいね。


「あっ。いました。でも、ものすごい数のプラントスライムがこちらの方に来るわ。」


スライムかーっ。おばちゃん一応仕事はしているけど・・・微妙。

必要なのはFランクの魔物じゃなくて、Dランク以上の人を一撃で殺れるぐらいのやつなんだよね。


まぁー、魔物を引き寄せただけでもおばちゃんにしては上出来か。

期待しすぎるのも悪いし。ある意味お約束の展開だな。


「シュウよ。また、物凄く失礼なことを考えておらぬか。」


失礼かもしれないけど、結果がこれじゃあ。うちは年功序列じゃなくて、成果主義だから。


「あっ、プラントスライムを狙って、すごい数のエアラビットが飛んで来たわ。」


エアラビットねぇ、やっぱりFランクだし。

でも、夕飯用に2匹ほど狩っとくか。俺とエリナの分。

エアラビットの肉はおいしいんだよね。


おばちゃん、漸く役に立ったよ。初日から駄剣確定かと思ったよ。

俺は狩りをするために簡易弓を組み立て、構える。


さらに、探索を続けるエリナが悲痛な叫びをあげる。


「エアーラビットを追って、十数体のオーガが来くるわ。

オーガはプラントスライムを餌にしていたエアラビットを狩っていたようね。


あーっ。その後に魔族も続いているわ。

まずいわ、私の探索魔法が逆に魔族に探知されてしまったみたい。」


「オーガと魔族のチームに当たっちまったようだな。」

「魔族チームのターゲットがエアラビットから、私たちに移ったみたい。」


おばちゃん、なんていう方々を引っ張ってきやがったのですか。

ああっ。俺の人生もここで終わりか。

旅立ってから半日もたっていないのに。駄剣めーっ。


「見つかったんなら仕方がない。逃げられそうにないし。

エリナやるぞ。課題クリアを目指そう。」


「わかったわ。あなたとやり遂げるわ。

ふふふっ。あなたは私のものよ・・・・。」


なんか美少女様から黒いオーラが出ているんですが、ちょっと引くんですが。

魔族の影響ですかね。それとも課題完遂のチャンスに燃えているんですかね。


「奴らをやれば課題は終了なんだろ? 」


「ええ。十分すぎるわ。」


「じゃ。やるだけだな。敵までの距離を教えてくれ。」


「ここから、2km。あと5分で遭遇予定。」


「エリナ、転写できる属性フィールドは何に。」

「風、水、そして、水の上位、氷よ。」


「属性魔法で攻撃に使える魔法はなに? 」


「風はウインドカッター、水はウォーターニードルと水圧、氷はアイスアローとアイスロックかな。」


「防御はなに? 」


「風はエアカーテンと強風、烈風、水はウォターシールド、氷はアイスシールドよ」


「わかった、ありがとう。では転写魔法を頼むよ。

まず、俺のブーツに風フィールドと速度アップと烈風を。先端に鉄板が入っている安全靴仕様だから転写できる。

盾に氷フィールドとアイスシールドを。

このロングソードにアイスアローとアイスロックをお願い。」


「わかったわ。それ転写、これ転写、また転写、あらよっと転写。」


ちなみに魔法術士が魔法を発動させるためには呪文や召喚図などは必要ない。

使用する魔法をイメージして、そのイメージに魔力を流すことで発動することができる。


防御魔法は自分の周りに属性フィールドを発動 → 防御魔法を発動という2ステップの手順になる。しかし、突然の敵襲に対して2ステップの魔法発動では防御が間に合わないため、通常、魔法術士は常に自分の周囲3mほどに属性フィールドを発動させている。


3m以上の属性フィールドを常に発動させることは魔力の消費が大であり、また敵に探知されやすくなるために推奨されていない。


「転写したけど、転写魔法は発動できそう? 」


「大丈夫。転写魔法の青、緑、黄色の基礎から中級までは発動経験があるから。

あと一部の上級魔法も。」


「そうなんだ。誰と練習したの。」


「母と妹」


「2人で3属性で中級魔法ということは最低どちらかが白で、魔法道士並みの力があるということかな。上級だと尊師レベル? 」


「その話は敵を倒した後で。そろそろ行くよ。」


「わかったわ。時間がないけど戦闘プランがあれば簡単に教えて。

私の実戦経験は魔物が3回目で、魔族とは初めてなの。

もちろん聖戦士と共闘も初めてなの。」


エリナは魔族発見から普通に話しをしていたので、落ちついているなと思っていたが、手足は緊張で少し震えているようだ。


おれも魔族との戦闘は初めてで自分の命が危機にあることを自覚し初めは緊張していた。

しかし、それ以上に生き延びたい、エリナを守り切り、カッコ良いところを彼女に見せたい気持ちの方が強くなったため、開き直って全力を尽くす覚悟が定まり、いい意味でリラックスできていた。


「プランはこう。

まずは魔族を烈風で足止めしつつ、オーガはアイスアローで殲滅。

最後はアイスロックを共鳴で発動、それを魔族めがけて落下させ圧死させるか捕縛するプランでどう?


エリナはここでアイスアローで支援攻撃とヒール、敵に囲まれないように烈風で足止めでどう? 」


「それでいいわ。そろそろ獲物が見えてくるわよ。」


「じゃ行くね。」


「無事に帰ってきてね。

絶対ね。ダーリン・・・。」


「もちろん。」


???? 最後に俺の将来をがんじがらめにする魔女の呪文を聞いたような・・・。


俺はまず風と氷の転写属性フィールドを敵をすべて包み込めるほどの範囲に展開した。

しかし、オーガの手前で、魔族が発する属性フィールドと衝突して、展開が止まってしまった。

さらに魔力を込めるが属性フィールドが進むことはなかった。


ところで、自分の属性フィールドの範囲は視覚的にではなく、感覚的に正確に把握することができる。しかし、敵の属性フィールドは探知系の魔法を発動しないと確認することができない。


よって、探知魔法がない場合は自分の展開した属性フィールドに対する阻害範囲で敵の属性フィールドの展開範囲を知ることになる。


次に、俺は敵に接近して、属性フィールドの範囲をオーガまで強引に侵略し、展開することにした。

敵の布陣はオーガ7体づつを二重に並べ、その後ろに魔族が配置している。

やはり、オーガが魔族の指揮下にあるチームのようだ。


速度アップの転写魔法発動により急速に敵に接近。

予定通りオーガの半分が俺の属性フィールドに入ったようだ。

すかさず、烈風を魔族に発動。


この間に敵の放ったファイヤーアローが多数俺に向かってくるが、俺の発動した烈風によりファイヤーアローのスピードが落ち、俺の氷の属性フィールドに入ることで威力が弱まり、また、盾に転写したアイスシールドの発動により、敵のファイヤーアローは俺に届くことはなく消滅した。


ファイヤーアローが飛んできたところを見るとあの魔族は赤色だろう。

ちなみにオーガは魔法を発動できないといわれている。


こちらの攻撃は支援のために連射したエリナのアイスアローが俺の氷の属性フィールドで威力が何十倍にも増化し、オーガに殺到した。

アイスアローが一本でも当たったオーガの体はバラバラに吹き飛んでしまった。


初回の攻撃でオーガが7体消滅した。

一方、俺の属性フィールド外のオーガにはエリナのアイスアローは当たらなかった。


俺の放った烈風は敵の炎の属性フィールドで威力が落ちて強風ぐらいになってしまったが、それでも敵の魔族の行動を遅らせるぐらいの効果はあった。

また、オーガの方は体が大きいため威力の落ちた烈風でもかなり効果を発揮し、足留めに成功した。


初回攻撃の後、俺は属性フィールドの範囲を広げるためさらに前進した。

敵のファイヤーアローは俺の烈風の影響のため狙いがうまく定まらず、俺に直接飛んでくるものはなかった。


前進することで残っているオーガも俺の属性フィールドの範囲に入ってきた。

入った瞬間、エリナのアイスアローが炸裂。先ほどと同様に体がバラバラに吹き飛ばされていた。

これで残りは魔族のみ。


俺はさらに前進する。敵の属性フィールドは俺の属性フィールドに押されて縮小し、魔族の周囲わずか3mほどに後退した。


殲滅のチャンスと読み俺はアイスロックを魔族の頭上40mぐらいに発動。

わずかに遅れて、俺のアイスロックにめがけてエリナが同じ魔法を発動し、氷塊の成長を指数的に加速する。


わずか4秒で直系20mの氷塊が完成。これを烈風で加速して、魔族にぶつけるのだ。


魔族は頭上の巨大な氷塊の出現に気付いたが、俺がさらに近づいたことで烈風の威力が増加し、体が翻弄されてしまうため氷塊を溶解するための炎魔法をうまく氷塊に当てることができない。


俺は烈風で氷塊を魔族に向かって押し出す。


氷塊が落下し始めた直後、魔族は烈風を利用して後方に退避を試みる。俺は烈風を直線的な動きから巻き込むような流れに変更し、氷塊下から魔族を逃さない。


ドカーン。氷塊が地面に突き刺さる。魔族も氷塊の下敷きに。


「やったか? 」


「探索してみたが魔族の反応はないようじゃのう。

ぺちゃ、じゃ。」


おばちゃん、ぺちゃ、はないでしょう。

ご他界されましたとか鬼籍に入りましたとか言いようがあるでしょうに。


俺がおばちゃんの言い様に呆れていると、エリナが近づいてきた。


「探索したけど、魔族の反応はないようね。

何とか倒せたみたい。強敵だったわね。」


おばちゃん、ちゃんと聞いときなよ。

予想外にうまく攻撃コンボが決まって、結構楽に倒せたのに相手を敬い強敵と美少女様はおしゃっています。

さすが美少女様は違います。心も実にお美しい。

おばちゃんの心は欲にまみれてドロドロです。


「また、超失礼なことを考えておるようじゃのう。

シュウはあの氷塊中で一晩過ごしたいようじゃのう。

妾が氷塊に穴を受け、シュウを入れてふたをするというのはどうじゃ。ほらほら。」


美少女様とご一緒させていただけるのであれば苦しゅうございません。

一人ではご遠慮させていただきます。まして鞘氏とは絶対にいやだ。


「課題を終えた証拠として、オーガと魔族の魔石を回収する必要があるわ。オーガの魔石は良いとしても、魔族の魔石は氷塊を溶かすか、砕くか、転がすかしないといけないので今は回収は無理ね。」


どの方法もこのメンツでは無理。おばちゃんを100万回たたきつければ割れるかも。


「いずれも俺たちだけじゃむりかな。今回はあきらめる? 」


「うーん。課題は魔物を討伐して、その証拠の魔石を提出することになんだけど、討伐した魔物のランクと数によって成績が決まるのよね。

オーガはCランクでシュウと半分こして7個。

おそらく、単体であればBランク相当の評価だわ。評価はBね。

できればA評価が欲しいかな。もう少し魔物を討伐しないと。」


美少女様はちょっとしゃがんで上目遣いで俺の方を見てくる。

あっ、上から見ると二つのふくらみの谷間が・・・。

結構なボリュームを暗示する谷間ですな。


「んーとっ。まだ課題をこなす時間があるなら、旅のついでに魔物討伐を手伝おうか?

南に3日ほど行ったところの町にある道場で修行する予定だから、その間でよければ付き合うよ。」


「ほんとう。ありがとう。しばらく一緒に居られるわね。

ふふふっ。(わははははっ、わははははっ。聖戦士候補生Get。やりましたわ。)」


「すでに尻に敷かれているようじゃのシュウよ。

旅立ち半日でこの有様よの。」


「お嬢様、ダンのご子息ですからお察しください。」


二人でオーガの魔石をすべて回収し、荷物をまとめ、また探索を開始するのであった。


書いた分をまとめて投稿しました。

続きが出来上がったらまた投稿します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ