7話 ジャック少年 家出 前編
休憩がてらに書いてる為、短めになってしまいました。
俺の名前はジャック。
転生者だ。
転生前まで、ただのヲタクかつニートだった。
毎日、アニメ観たり、ラノベ読んだり、漫画読んだりしていた。
親は自営業だった為、実際就職しないでも家で働けばいっかと思い、18歳から25歳までニート生活をしていた。
そして、26歳になろうかと言うときに、死んだ。2階から落ちた。かつ頭から落ちた。
理由は2階で窓を全開にして、フィギュアを飾ってカッコイイ写真を撮ろうとしている時に、なんとカラスがそのフィギュアを取っていった。
焦って、手を伸ばすも間に合わなかった。しかも重い上半身が窓の外に出ていた。長年運動を一切やってこなかった俺はメタボかつ筋肉無しだった為、そのまま地球をヘディング(笑)。
気が付いたら、知らない場所に転生していた。
赤ちゃんだったが意識ははっきりとしている為、これからあるであろう出会いに対して、多くの妄想を膨らませた。
転生ものでよくありそうな、田舎のちっぽけな家が自分の家で、日本で言う所の農家のようだった。
小さな町では、お金などを使わずに物々交換で生活が成り立っていた。
その為、5歳くらいの時には家の手伝いを始めた。
そして、6歳くらいの時に、村の教会のようなところで村の子供達30人くらいに対して魔法について話があった。
…その時まですっかり魔法の存在を忘れていた。
教会では透明な石をみんなの頭に当てて、魔法の属性を調べていた。
「これを頭に当てることで魔法の属性を調べることが出来ます。強く光れば魔法量が多いことがわかります。」
多くの子供はわずかに光るだけで、あまり魔法量が多くないことがわかった。
ついに、俺の番となり属性が判明した。
「ジャックくんは火属性ですね。しかもかなり強く光ってます。」
その後、1番光ったのは俺だったがそのほかに2人強く光った子供がいた。
リリーとチャーリーだ。
リリーは雷魔法、チャーリーは土魔法だ。
リリーは
「全然使えそうじゃないよ〜」
と泣きそうになりながら言っていたが、雷はなんかカッコいいい。
チャーリーは
「なんか使えそ〜」
と喜んでいた。ショタコンが見たら悶えるに違いない笑顔で言っていた。しかしショタコンでない俺ですら嬉しくなってしまうほどのものだった。
そして、俺を含めた3人はさっきみんなに対して属性を言っていた、神父みたいな人に話を聞かされた。
「これから、3人には村のために魔法を使って欲しい。この村では食べ物が不足している。だから魔法を使い動物などを捕まえて村に配ったり他の街に行って売ったりして欲しい。今の私の魔力ではたまにしか動物を取ったりすることしかできない。」
それを聞いたリリーとチャーリーは
「わかりました。村のために頑張ります。」
「頑張って、村の力になりたい。」
と言っていた。
そして俺は全くそんなこと思わなかったけど、
「頑張りまーす。」
と答えておいた。
この後、中編にするか、後編にするか迷ってます