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6話 新キャラ登場(笑)

あの地獄の修行が始まって、実際の時間で6年が経った。

今がだいたい9歳くらいになった。


最初は特殊魔法で作った空間、ここからはマイルームと呼ぼう、マイルームで一方的に殺されかけ、もとい2人で修行した。

手加減の仕方がわかっていなかったから、あの空間じゃなかったら死んでた。絶対に。


そこでは多くの種類の魔法をやった。僕の魔法の属性は水だから、基本的に水魔法が得意だけど、ライリーさんが他の属性も一応やっといた方が良いと言ったので、やったところ結構なんでもできた。


他の属性は、火魔法、水魔法、土魔法、雷魔法、風魔法、そして無属性魔法。無属性魔法以外の魔法は、だいたい想像通り。基本的にイメージが重要となる。そして、無属性魔法とは、何にも属さない魔法のことで身体強化などが当たる。それ以外にも、結構使える魔法が多いが、使ってる人は少ない。何故なら、使う魔法量に対して、自分の属性の魔法と比べるとあきらかに、威力が弱いからだ。つまり、効率が悪いということ。


まあ、そんなことは置いとくとして、ステータスが結構上がった。


名前 アメリア・ファテマ・セビン

性別 女

称号 食べ放題

レベル 92

体力 151/151

魔力  31300/31400(神獣に常に100食べられている)

筋力 100

知力 250

攻撃力 99

防御力 99

特殊能力 時空間魔法 オートガード

装備 神獣


まあ、魔力以外はだいたいレベルと同じような上がり方をした。

9歳でこのレベルは高すぎるような気もするけど、強いに越したことはない。


しかし、数字に現れないところが強くなった。

例えば、体術。

ライリーさんはどちらかというと、魔法重視だと自分では言っていたけど、かなり強かった。今は無属性魔法を最大限使うと、やっと引き分けになるくらいはできるようになった。

しかも、マイルームにいる時ですら不意打ち対策のために攻撃してくる。体感時間では、それが何十年も続いた為、無意識的にガードできるようになった。

そうすると神獣が意味がなくなったと思うかもしれないが、なんと『気配消し』の効果を持った。

これが強い。魔力によって消えてるわけでもない為、特殊魔法ですら感じるあのライリーさんですら気づかない、かつ浮力を持っている為、足跡も付かないという完全 暗殺者用の効果を持った。


など、僕についてはこんな感じ...。


ライリーさんも、長年上がらなかった魔力がすごい上がったって喜んでいた。


ライリーさんについてはこれくらいしか無い...。



しかし今、家には僕とライリーさん以外にもう一人、人間がいる。



その名もジャック。

今のこの家において、唯一の男。


この家に来た理由が、「強くなりたい。」らしい。

死にかけてたから、回復魔法を使ってあげた。

かなり弱いし、しかも自分が強いと思っているナルシ君。

結構ウザい。

意識を戻してからの初めての会話が、


「えっ! 君は天使みたいだね。あ、ごめん。本心が出ちゃった(ニコッ)。」

「あ、はい。」


かなり、ドン引きした。

多分こいつ、僕が男だったら、舌打ちしながら、無視してきそうな感じだ。

つまり、女好き。

人殺しはしたく無いから、魔物に食べられろ。

だけど、なぜかそうやって思われている人ほど最後まで生きてる感じがする。


ちなみにライリーさんに対しては、


「えっ! あなたは女神みたいですね。あ、すいません。本心が出ちゃいました(ニコッ)。」

「あ、はい。」


パターン無いのか。

ライリーさんも後から僕に、


「アイツ、名前なんだっけ?ブラックだったっけ?本当に苦手。」


と言って来た。

なので僕も、


「僕もです。」


と答えた。


そして、3人での修行が始まった。

しかし、ライリーさんも僕もマイルームで修行をすれば良いから、ジャックに合わせて行なっていた。

はっきり言って、修行ではなく時間が無くなるのを待っている感じ。

退屈すぎるから、毎日こいつ(ジャック)が寝た後に2人でストレス発散する為に、マイルームで殺しあってる。


3人での修行(笑)が始まって1週間くらい経って、一人で夜空を見上げながら最上位の魔物でも降ってこないかなあ、と思っていたら後ろからジャックが近づいて来た。

空を見ながら、


「どうしたの?」


って聞いたら、向こうが驚いてた。

本当に何しに来たのか?


「いや、実は隠して来たことがあるから言っておきたくて。」


なんの話だろうか?

僕やライリーさんが寝てるところに入ろうとしたことだろうか?

それとも、僕の着替えを覗こうとしたことだろうか?

それとも、僕のことをいやらしい目で見ていたことだろうか?


...わかった。自分は「ロリコンです。」って言いたいのか。

やばいなぁ。キモすぎる。

というか、今までやって来たことを考えると、犯罪者予備軍じゃん。


「実は俺、転生者なんだよね。っあ、転生者っていうのは前世の記憶を持っている人のことね。」


「へー、よく分からないけどすごーい(棒読み)。」


「ま、まあな。だから、異世界のこととか、知りたかったら訊いて。」


転生する人は1人じゃ無いと思っていたけど、こんなに身近にいるのか。

全く、こいつに関しては興味ないけど、特殊能力とか持ってるかもしれないから訊いておくか。


「何か特殊能力とか、持ってるの?」


「いや、持ってない。だけどステータスはかなり補正がかかってるから、かなり強い。というか、異世界について訊いて。」


異世界転生したら、特殊能力を絶対にもらうわけじゃないのか。

こいつが嘘ついていることも可能性としてはあるけど、まあ、その時はその時だ。


自分のステータスを見せたくないから、見ないけど、ステータスも結構弱いと思う。

多分、異世界転生したのに何もなかったから、変な妄想をしているのだろう。


やたらと、異世界について訊いてほしそうだったから、訊いたところ、僕が昔いた世界と同じだということがわかっただけだった。


本当に、無駄な時間を過ごした。


ライリーさんも修行を早く修行がしたくて、木の陰に隠れて待っていた。


ジャックが行った後、ライリーさんが出て来た。


「ジャック、多分毒キノコかなんか食ってるな。」


「確かに、ひどい幻覚症状があるようでした。」


女性2人に、新たな絆が生まれた。


久々に他の人の作品を読んだら、大変面白かった。

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