表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/22

1話 誕生?

 「オギャー、オギャー」

(おっ、やっぱり転生したか。前回の転生の時と感覚が似てたから、もしかしてと思っていたが)

うわ、前回の死んだ時の状況まで思い出してきた。


最悪。


確か電車を待っていた時に、足元の自分の荷物に気がつかずに倒れた。


後ろに。


頭から。


殺されたわけでも、自殺したわけでもない。


事故死だった…。


そういえば、服のタンスとタンスの間に挟んでいたエロ本はどうなったのだろう。

最悪、変な思い出しか思い出せない。


 これくらいにして、今回の世界はどんなところだ?そしてチート能りょk…、危ない危ない、また後ろから刺されるところだった。前回死んだ時は、後ろからの不意打ちだったからな。

今回は能力に頼らず、普通に技術で勝てるようにならなければ。 

 

まずは、ステータスが見れるのなら確認して、何を鍛えていくかどうか決めなくては。


 「バブ〜、バブ」(ステータス、オープン) 


名前 無し

性別 女

称号 無し

レベル 1

体力 1/1

魔力 25/25

筋力 1

知力 200

攻撃力 1

防御力 1

特殊能力 時空間魔法


 大の大人が平均100くらいなのを考えると(前の世界では)まあ、こんなもんだロ、ウ…。


 セイベツオンナ…?


 女に転生してるじゃん⁉︎

でもよく考えると、1/2の確率だからなってもおかしくないか。

 

 性別に関しては、今のところ問題無し。そして、知力は流石に3回目の世界だからこれくらいあって、当然だろう。


 チャームポイント?は魔力。だいたいが1なのにその中で25。かなり高い。そしてその魔力を使うであろう特殊能力。時空間ってなんなんだろう?


 使ってみるか、いや使ってみようかしら…。1人称は俺じゃなくて、私?いや、まだ幼いから僕にしておこう。


というわけで、この広大な森の中で魔法を使ってみようと思いま〜す。


あれ、なんかおかしい。何か、あるはずなのに無い。



オヤガイナイ。



親がいないじゃん。

森の中に赤ちゃん1人って完全に捨てられてんじゃん。

基礎訓練以前に、常識も頑張って知る必要がありそうだ(無理だな)。


これはせっかく転生して、しかも結構良さそうなステータスなのに、餓死。

十分あり得る。

走馬灯も短いし、何がしたかったんだろう。


 最後の足掻きということで、時空間魔法使おうかな。

集中、集中して。身体が熱くなってきた。今だ!



 …ここは?

真っ白などこが境界線なのかも分からない空間にきた。まるで〇〇と〇の部屋みたいだ。

 修行するのにちょうど良さそう。


 ちなみに、残りの魔力はどうなってる?


 魔力 25/25


 変わってない‼︎特殊能力って魔力使わないのか。便利だ。


 やる事が無くなった。

死ぬならせめて自分で作ったこの空間で死のう。

あんまり苦しみたくないし、寝ている最中に死ぬのがこの状況ではベストか。

何も食べてないしすぐ死ぬだろぅ.....zzzz


 あ〜、結構寝た。

何しよっかなー。

あれ、手足みじかっ!あ〜転生したんだった。

…死んでない。なぜ?ステータス、オープン。(特殊能力の文字の上を押してみた。)



[自分のみしか入ることの出来ない空間を作ることが出来る。

ただし、魔力を9割使うことで他人を最大1人まで入れることができる。

魔力は無くなることがあるが、体力は必ず1以上は残る。

この能力を使っている間は元の世界の時間は止まっている。

歳は変わらない。

自分に触れているもの(生きているものはムリ)は無意識的に、視界に入っているものは意識的に、空間に持ってこれる。

自分の能力で死ぬことはできない。]



 めちゃくちゃ、修行用の魔法だ。

これがうまく使えれば、かなり強くなる。

この魔法、無双できるよね?まず、森に戻り食べ物をこの空間に持ってくる。

そして、魔力で身体能力を強化して食べる。


 いける。いや、これしか生き残る方法はない。


 一番難しいのは、食べ物を見つけること。気合いで行くしかない。


 集中、集中。

よし、戻ってきた。食べ物はどこだ?なんでもいいから、何かあって。


やけに1つ毒々しいキノコがある。絶対死ぬ。アレは最終手段だ。

でもこの身体じゃ、全然動けない。首も動かない。実質、目に広がる森+キノコしか分からない。


10分間この状態が続き諦めて、キノコのみを創り出した空間(マイルーム)に持っていった。


おお、神よ、僕をこの世界に連れてきた神よ。これしか無いという試練まで僕に与えるのですか?

ヤバい。食べる前から、頭がおかしくなってきた。


全魔力を使って、身体強化。やっぱり前の世界とおんなじで、イメージすれば出来るっぽい。(ちなみに前の世界では、身体強化はどの属性にも分類されず、魔力だけが莫大に必要な魔法だった。)


一気に食べる。


すごい意外な感じ。見た目は毒々しいのに、味が全くしない。全然食べれる。

しかもなんか身体能力が強くなった感じがする。ステータスを確認してみよう。


名前 無し

性別 女

称号 食べ放題

レベル 1

体力 1/1

魔力 25/25

筋力 1

知力 200

攻撃力 1

防御力 1

特殊能力 時空間魔法


称号が「食べ放題」になってる。なんかネタ枠の称号でも手にしてしまったのだろうか?一応タップ。


[何でも食べれる]


うん、意味わからん。本当に何でも食べれるとして、乙女としてはどうなんだろうか?


もう一回、元の世界に戻って食べ物を探そう。

  


戻ったら、近くでとんでもない音が聞こえた。

ドォン バキバキ

何かが降って来て、森の木々をおもいっきり折ったぽい。まだ視界がはっきりしないためよくわからない。


「k*IQJqwKJHfwerJZgGAH」


女の人?が何かよくわからない声を発して、僕を持ち上げた。


何されるの?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ