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明日とは何なのか

作者: 朝葉 来

「明日ってくるのかな」

そう考えながら、私達は平然と明日を待っている。


「明日時間割最悪〜」「明日バイトだ!」平然と明日を語ってる。この日本国では明日が当たり前。そんな日々。『明日がくる』そう思える幸せ。そう思いながら過ごす。今日があるから明日がくる。当たり前過ぎて気が付かない。


身近になってから事を知る。人間の目はそんなものだ。

そう。人生というものはいつでも自分視点だ。

すぐ人とつながれる便利なものがあるというにもかかわらず、身近にならなければ焦らない。身近でなければ他人事。何故なら目の前で起こっていないからだ。

人間が創り出した情報社会というものは人々に便利をもたらした。それと引き換えに、情報社会は人々を愚かな生物にし、とんでもない怪物を生み出した。


今現在、世界では想像を絶するものが日常茶飯事に起こっている。

『今日が人生最後』と思いながら日々を送っている人が世界には何万人もいる。

未来がくるはずの人間がどれだけこの世界に殺されたか。

どれだけの子供が死を感じながら生きているか。

「死ね」「殺す」そんな言葉が冗談で飛び交うこの国で自分は何が出来るのだろうか。


いつ何が起こるか分からない。そう分かっているのに私達は明日を待っている。




寒空に震えながら白息を生きている証として。


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