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✦ 『魂等級ゼロと嘲笑された俺は、異世界で規格外でした』  作者: maruhiro
【第4章 選ばされる側――学園という制度】
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── 第67話─使い方が、見えた日──

ここまで読んでくださってありがとうございます。

レンの力の「使い方」が、ようやく形になってきました。

もし少しでも

「続きが気になる」

「この先も見てみたい」

と思っていただけたら、

ブックマークや感想をもらえると励みになります。

反応があると、作者はめちゃくちゃ元気になります。

引き続き、よろしくお願いします。



 レンは、ようやく一つのことに気づき始めていた。

自分の力は、

何でも止められる力じゃない。

最初は、そう思っていた。

危なそうなら外せばいい。

揉めそうなら消せばいい。

でも、それは違った。

実際にできるのは、

「一番まずい結果」だけを起こさせないことだった。

怒りは消えない。

喧嘩腰の言葉も残る。

魔力も、衝動も、ちゃんと存在している。

ただ――

殴る直前の一歩。

魔力が人を傷つける直前の一点。

そこだけが、繋がらなくなる。

だから、レンは分かった。

全部を何とかしようとすると、失敗する。

怖がって止めようとすると、場が固まる。

選ぶのは一つだけ。

「これが起きたら、壊れる」

そう分かった一点だけを、外す。

それができた時、周りは何も変わらない。

誰も気づかない。

誰も感謝しない。

騒ぎにもならない。

でも――

誰も傷つかない。

それで、十分だった。

できることが増えたわけじゃない。

強くなったわけでもない。

ただ、

「やってはいけない使い方」と

「やっていい使い方」の線が、見えてきただけだ。

レンは廊下を歩きながら思う。

――次は、もっと判断が遅れる場面が来る。

――一瞬で選べない時も、きっと来る。

それでも。

もう、やり方は分かっている。

止めない。

消さない。

一番まずい未来だけを、選んで外す。

それだけだ。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

レンの立ち位置も、少しずつ変わってきています。

次はまた、違う角度から動かしていく予定です。

よければブックマークや感想で応援してもらえると嬉しいです。

また次話で。

※毎日19時頃更新

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