第四章:消えた遺体
### 4日目 朝
朝食の席で、椎名は桜井教授に話しかけた。
「先生、どう思いますか?西園寺さんは本当に犯人なのでしょうか?」
桜井教授は考え込んだ様子で答えた。「証拠は彼を指しているが…私も何か引っかかるものを感じている」
「先生は城崎さんのことをよく知っていましたよね」
「ああ、彼は私のゼミ生だった。非常に優秀な若者だったよ。深山とは大学の同級生で、一緒に会社を立ち上げた。しかし、深山は彼を裏切った」
「他に城崎さんと関わりがあった人は?」
「立花は知らない。彼女は後から深山の会社に入ったようだ。黒川は投資家として関わっていたかもしれないが…」桜井教授は言いかけて止まった。「そういえば、柏木先生も城崎と知り合いだったはずだ」
「柏木先生が?」
「ああ、彼女は城崎の婚約者だった。城崎が自殺した後、彼女は医者になった」
椎名は驚いた。「それは知りませんでした…」
その時、捜査員が部屋に入ってきた。
「皆さん、良い知らせです。道路の除雪が完了しました。今日中にはここを離れることができます」
全員がほっとした様子を見せた。
「しかし、調査はまだ続きます」若い刑事が言った。「皆さん、連絡先を残していってください」
「深山さんの遺体はまだ見つからないんですか?」椎名が尋ねた。
「いいえ」若い刑事は言った。「山荘内を徹底的に捜索しましたが、見つかりませんでした。山の中に捨てられた可能性もあります」
椎名はますます違和感を覚えた。
### 読者への挑戦状
ここまで読み進めた読者の皆さんに、探偵役の椎名零からの挑戦状をお届けします。
これまでの情報で、真犯人とその手口を解明することができるはずです。以下の点を考えてみてください:
1. 深山一彦の「死体」は本物だったのか、それとも精巧な人形だったのか?
2. 立花聡子の密室殺人はどのようにして行われたのか?
3. 黒川大輔はどのようにして殺され、密室に運ばれたのか?
4. 「死んだ」はずの深山一彦は生きているのか、死んでいるのか?
5. 真犯人は誰か?そして彼/彼女の真の動機は何か?
すべての謎を解く鍵は、すでに物語の中に示されています。伏線を見逃さず、論理的に考えれば、真相にたどり着けるはずです。
最後の章で、椎名零がすべての謎を解き明かします。あなたの推理は合っているでしょうか?




