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神秘の子 ~数秘術からはじまる冒険奇譚~【書籍発売中!】  作者: 裏山おもて
第Ⅴ幕 【彼岸の郷土】

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覚醒編・2『むかしはヤンチャだった』

 

 所有者(ナギ)の魂の器が、『凶刀・神薙』に喰われている。


 ニチカの説明を聞いて真っ先に疑問を呈したのはサーヤだった。


「つまり、自分の所有者を苦しめちゃってるってこと?」

「うん。でも、結果的にだと思う」

「結果的に?」

「さっきも言ったけど、侵蝕されてるのは歪んだ部分だけなの。わたしの目には本来あるべき形に戻そうとしているようにも見えるんだよ。ナギの魂もまったく抵抗してないみたいだし、むしろ自分から……ううん、なんでもない」


 何か言いかけてやめたニチカだった。

 いずれにせよ、ナギに干渉しているのは『神薙』の意思に違いない。苦しめる意図があろうがなかろうが、呪いがナギに苦痛を与えているのは確かだ。


「原因はわかったけど、問題はどうやって治すかだな。ニチカさんはどうすればいいと思う?」

「器の形を戻してあげれば大丈夫だと思う」

「わかった……って、そんなことできるのか?」


 どう考えても無理難題な気がする。

 だが、ニチカはあっさりと頷いた。


「わたしも魂が視れるのはすごく珍しいことだって知ってたから、子どもの頃から色々調べてたんだ。そしたら昔、わたしと同じような体質の人がいて、その人は魂の研究をしてたみたいなの。その研究書のなかで『変魂薬』っていう薬がでてきて、それって魂を器ごと望んだ形に変えられる効果があるみたい。あくまでできる範囲で、だけみたいだけど」

「ほう。なかなか興味深い研究じゃな」


 ミレニアが食いついた。

 ニチカは続ける。


「その薬があればナギもすぐに治ると思う。ただそれって人工的に作れるものじゃないらしいの。研究書ではどこかのダンジョンで手に入れるしか方法はないって書いてたけど、どこかは書いてなかったし」

「何か場所の手がかりはなかったか?」

「別の薬と対になってる、って書いてた」

「……別の薬?」

「うん。たしか『変身薬』って言うらしいんだ。そっちは魂じゃなくて肉体を変化させるらしいんだけど、結局場所は――」

「でかしたニチカさん!」


 俺はついニチカの手を取ってブンブン振った。

 ニチカは目を丸くして、


「……え? なに?」

「『変身薬』と『変魂薬』がセットで落ちるってんなら、たぶんインワンダー獣王国の隠しダンジョンの報酬だ!」

「そ、そうなんだ」


 驚きながらも、繋いだ手を見つめて頬を赤らめるニチカ。


「ありがとうニチカさん。もし俺たちがその薬を持って帰ってきたら、ニチカさんなら治せると思う?」

「……たぶん。あんまり自信はないけど」


 とはいえ、そもそも魂を視れるのはニチカだけだ。ニチカで無理なら他の誰も不可能だろう。

 なんにせよナギを治す可能性は開けた。

 俺とミレニアの姿を戻すために行くつもりだったインワンダー獣王国に、重要な用事がひとつ増えたな。


「じゃあ、すぐにでもインワンダー獣王国に向かおう。さっそく準備を――」

「それ、ナギも行くです」

「ナギ!? 起きたのか」


 目を覚ましていたのか、ゆっくりと上体を起こしたナギだった。

 痛みに顔をしかめながらも、数回深呼吸を繰り返す。

 最後に大きく息をつくと、


「……よし、これなら動けるです」

「無理しちゃダメよ」

「問題ないです。痛みを制御する呼吸法くらい、古武術の初歩の初歩です」


 ベッドから飛び降りたナギ。

 その言葉通り、冷や汗ひとつ浮かべることなくいつも通りの表情に戻っていた。

 そのままベッドに立てかけてあった『神薙』を掴んで、


「で、インワンダー獣王国に行くです? 無論、ナギも行くです。自分の尻拭いは自分でやるです」

「……わかった」


 ナギの意固地は俺たちが一番よくわかっている。ここで大人しくしていろと言っても聞かないだろう。

 むしろ呼吸法のおかげで起きている間は自由に動けるなら、一緒に行動していたほうが何かあったとき安心だしな。


「ならナギが寝るときのために私も必要よね」

「わ、我も同行する!」

「ん」

「リリもお役に立ちます」

「妾もゆくぞ」

「なら今回は全員で行くか」


 誰かを留守番させる必要もない。

 プニスケやカルマーリキも含めてみんなでダンジョン攻略だ。


「じゃあ準備するか。ニチカさん、ありがとう」

「ううん。役に立てたなら嬉しいよ。無事に薬を手に入れたらすぐに教えてね」

「もちろん。それと今回のお礼ついでに、インワンダー獣王国で何かお土産買ってくるよ。何が良い?」

「いいの? じゃあ……アクセサリーがいいかな。プライベートで使える可愛いやつ」


 はにかんで言ったニチカ。

 そういえば、昔ニチカに手作りのネックレスをもらったっけ。

 これは気合を入れて選ばなければならないとな。


 




「妾はちょいとギルドに用事がある。ルルク、ついてきておくれ」

「わかった。サーヤにリリス、旅の準備は頼んでいい?」

「まかせて。行ってらっしゃーい」

「お任せください」


 ニチカをマタイサに送り届けたあと、ミレニアが頼んできた。

 俺もついでの用事があったし、旅のアレコレは頼りになる二人に任せたほうが適材適所なので、ミレニアについてギルドに向かった。

 女性陣の準備は色々と時間がかかるし、ナギもそこまで深刻な状態ではなさそうなので、せっかくだしギルドまで歩いていくことにした。

 ミレニアは歩きながらバルギアの街並みをキョロキョロと見回していた。


「竜都には久々に来たが、相変わらず白い建物ばかりじゃのう。どこも同じ建物に見える」

「学術都市がカラフル過ぎるんだよ」

「あそこは色を目印にしとるからのう。もし学術都市の建物がここのようにぜんぶ白なら、誰も家に帰れんじゃろ」

「間違いないね」


 まるで迷路みたいな街だったもんな。

 自分の家すらわからなくなるだろう。


「この街や聖都は街づくりに統一感があって趣深いものじゃ。まあ、これは妾が生まれた時代から変わらんのじゃがな」

「そういえばこの場所で生まれたんだっけ」

「そうじゃ。ここは元々ダムーレン王国の王都だったからのう」


 感慨深い表情になったミレニアだった。

 中央街のほうを振り返り、どこか寂し気な表情を浮かべる。


「とはいえ、妾が生まれ育った王城はとうになくなっておる。いまの中央広場がある場所がそうだったのじゃ。おぬしは中央街に入ったことはあるかのう?」

「ちょっとだけなら。でも中央広場は行ってないな」

「そうか。いまは竜王の銅像があると聞いたのう……」

「竜王の銅像か」


 二人して竜王の像を想像する。

 全裸で仁王立ちとかしてるのかな。


「そういえばミレニアは竜王に恨みとかはないのか? 形だけでも、故郷を滅ぼした相手だろ」

「昔はそりゃあ文句も言いたかったわ。じゃが、いまはむしろ礼を言わねばならんの」

「礼? もしかしてミレニア……マゾなの?」

「たわけ。竜王がこの土地に降臨してからというもの、目に見えて戦は減ったし治安も良くなっておるからじゃ。妾の祖国は大国じゃったが、国境争いや利権闘争などの小競り合いは、そのぶん常に起こっておったからのう。竜公国となってそれが綺麗さっぱりなくなったと聞いたときは、妾も大笑いしたもんじゃ」


〝神秘王ロズ〟が慈愛をもって秩序を見守り。

〝竜王ヴァスキー=バルギリア〟が力をもって世界の抑止力になった。


 それが、この数百年間の大陸の在り方だった。


「ま、竜王にその気はないだろうけどな」

「じゃろうな。それよりルルク、セオリーがおぬしの眷属だってことは竜王は知っておるのか?」

「言うわけないだろ? 厄介事が目に見えてるからな」

「そうか……ふふ、ルルクの弱みをひとつ握ってしもうたわい」

「あっズルイぞ! くそ、俺もミレニアの弱みを握らないと……!」

「妾に弱みなどありゃせんわい」


 鼻歌まじりに上機嫌に歩くミレニア。

 ミレニアの弱み、ミレニアの弱み……弱み……うーん。


「くそっ、思いつかない!」

「諦めるのじゃ。ほれ、ギルドについたぞ」


 そうこうしているうちに、ギルドに到着した俺たち。

 中に入ると、いつも通り朝からギルド内は賑わっていた。

 ミレニアはカムロックに用事があるから、一階に用はない。

 俺はというとケムナたち『白金虎』に会うつもりだったから、酒場のほうへと向かおうとした。


 そのとき、俺とミレニアの真後ろに大きな影が。


「おいガキども、邪魔だ」


 顔に傷があるイカツイ男だった。

 この街に住んでしばらく経つが、見たことない顔だな。他の街から来たんだろうか。


「すみません」


 俺とミレニアは素直に道を譲った。

 混雑したギルド内だと、五歳児の俺たちは蹴飛ばされなかっただけマシなのだ。

 男は舌打ちしながら通り過ぎると、クエストボードに依頼書を張っている受付嬢に向かって、


「おい()()

「……私のことですか?」

「他に誰がいる。その依頼書、張る前に俺に見せろ」

「申し訳ございません。公開前にお見せするのは規則違反ですので」

「は? んなことして良い依頼が他の奴らに取られたらどうすんだよ! てめぇ責任取れんのかよ!」


 大声で凄む男だった。

 久々な粗野な冒険者だな。かなり態度も悪い。

 ただ冒険者ギルドには、怯えるだけの受付嬢なんてほとんどいない。

 彼女も毅然とした態度で言い返す。


「規則ですので。もしご不満のようでしたら……そうですね、冒険者ギルドの総帥にでもご意見をおっしゃってみてはいかがですか?」

「あん? この俺に口答えすんじゃねえこの雑用がよぉ!」

「口答えではありません。それと雑用などという役職は、ギルドにはおりません」

「おいおい、舐めたクチ利いてるとどうなるか――」

「どうなるのか、オレに教えてもらっていいか?」


 いつの間にか、男の後ろにひょろりと痩せたオッサンが立っていた。


「あ? なんだてめえ! 弱そうなオッサンがしゃしゃってくるんじゃねえよ」

「ははは。オレって弱そうに見えるんだ?」

「なに笑ってんだてめぇ。ぶん殴られてぇのか」

「ほぅ、おまえさんはオレを殴れると思ってるのか……すごい自信だな」

「はぁ!? おいオッサン、あんま調子こいてると――え?」

 

 消えた。

 男は、目の前にいたはずのオッサンを見失っていた。

 オッサンは男の後ろに回っており、その肩に手をぽんと置いた。


「うんうん、過信ってやつだな。オレもさすがにそこまで実力落ちたわけじゃなくて安心したぜ」

「なっ、てめッ!」


 振り返る男。

 だがオッサンは、さらにその背後に回り込んでいた。

 その指の間に、ギルドカードが一枚挟まれていた。


「おまえさんはBランクか。ちょいとBランクの試験が簡単すぎたかな?」

「お、俺の……いつのまに!」

「悪いね、手癖が悪くて……オレも昔はヤンチャだったから」

「返しやがれ!」


 オッサンに掴みかかる男。

 だがその手を軽く掴まれ、足払いと共に軽く投げた。

 その男は近くにいたAランク冒険者に突っ込み、蹴り飛ばされる。

 男が、まるで石ころのように跳ね返った。


 こっちに。


「「「子ども!?」」」


 ギルド内に幼児がいることに気づかなかったようだ。

 俺たちが巻き込まれそうなことに、周囲の全員が『マズい!』というような顔をした――が。


「ルルク」

「あいよ」


 飛んできた男を蹴り上げて、頭から天井にめり込ませた。

 さすがに気絶したようだ。シャンデリアみたいにぶら下がっている男だった。

 俺たちは天井を眺めて、


「いや~絵に描いたような粗忽者だったな。やっぱりギルドっていうのはこういうやつがいないと」

「そうじゃの。荒くれ者が集うのも冒険者ギルドの醍醐味じゃ」

「おお! わかるかミレニア」

「当然。妾を誰だと思っておる」


 さすがグランドマスター。


「おいボウズたち大丈夫か……って、んんん!?」


 慌てて近づいてきたのは、さっきの強いオッサン。

 そのオッサンはまさしくこの冒険者ギルドをまとめるギルドマスター。

 俺とは顔馴染みの、元SSランク冒険者のカムロックだ。


「その顔にその髪色、その強さ……おまえさん、まさかルルクか!?」

「はい。俺ですギルドマスター」


 俺が頷くと、カムロックはしばらくポカンとしてから腹を抱えて笑い出した。


「はっはっは! なんだよその姿! 子どもになっちまってるじゃねえか!」

「笑い事じゃないんですってば」

「いやどう見ても笑い事だろ。相変わらずワケわからんことになってんなぁ……そんで、そっちのお嬢ちゃんは何者だ? まさかルルクと同じく子どもになった王位存在とか? はははは!」


 笑ったまま冗談めかしたカムロック。

 ミレニアが感心した。


「よく気づいたのう。妾の名はミレニア=ダムーレン……神秘術の賢者にして、冒険者ギルドの総帥ミレニウムを演じていた王位存在じゃ。おぬしとは任命式以来じゃのう、カムロックよ」

「えっ」


 ピシッ。

 笑顔のまま、全身固まったカムロックだった。


「え……いや、マジ……?」

「なんじゃ、適当に言いおったのか? 大マジじゃよ」

「……ルルク」

「本当ですよ。俺と同じで縮んでしまったんです。俺たちが総帥と中央魔術学会と、学術都市で共闘したことは聞いてませんか?」

「それは聞いてたが……」


 引きつった表情を浮かべたカムロック。

 話を聞いていた周囲も、かなりザワザワしている。

 たださすがのギルドマスター。すぐに切り替えて、


「こ、こほん。総帥。ウォールナットの旦那は元気ですか?」

「うむ。しっかり妾の代理として動いてもらっておるよ。おぬしもバルギアのギルドマスターとして真面目に働いてくれておるようじゃの。礼を言う」

「いえ、オレはまだまだ未熟ですから……」

「そんなことはあるまい。おぬしら【頑強な絆(アンカーボルト)】のことは昔から頼りにしておる。それに今回、おぬしに頼みたいことがあってのう。ルルクに連れてきてもらったのじゃ」

「オレに頼み、ですか?」

「そうじゃ。妾が……総帥ミレニウムが神秘術の賢者だったことを、世界中に伝えたいのじゃ。複写器やおぬしの伝手を使って、色々と便宜を図ってくれんかのう」

「それは構いませんが、なぜオレなんです? ウォールナットの旦那でもできるでしょう」


 もっともな疑問を投げかけるカムロック。

 ミレニアはうなずいて、


「それはそうなんじゃが、おぬしなら竜王と謁見を許されておるじゃろ? あの大陸の覇者にはおぬしから伝えてもらうよう頼むのもひとつの目的じゃ。他の国ならいざ知らず、さすがに竜王は無視できぬからのう」

「それも構いませんが……まだ目的が?」

「うむ。これは最も大事な用事なんじゃが」


 ミレニアはのほほんとした口調で言った。


「つぎの冒険者ギルド総帥に、()()()()()()()()()と思っておるのじゃよ。〝鬼人〟カムロックよ」

「…………へ?」


 口を半開きにして間の抜けた声を漏らしたカムロック。

 そのときの表情は、まるで純朴な赤ん坊のようだった。


あとがきTips~【頑強な絆(アンカーボルト)】~


〇元SSランク冒険者パーティ【頑強な絆(アンカーボルト)


>かつて大陸中南部で活躍した四人組の冒険者パーティ。


>>当時最年少Aランク冒険者だったカムロック(十三歳)に、Sランク冒険者のウォールナットがラブコールを送って結成した。その数年後ドワーフの里で起こった大災禍『聖遺戦争(レリックウォー)』を制圧し、SSランクになった。五年前にウォールナットが五十歳になったため引退。パーティ解散。


・ウォールナット

>【頑強な絆(アンカーボルト)】のリーダー。純魔術士。

>>魔術の強さは飛び抜けているほどではないが、使い方が非常に上手く、戦術の天才と評される。

>>>現在はギルド本部で財務部長を務めており、ミレニアの不在時に代理を任されることが多い。



・カムロック

>十三歳でSランク冒険者になった〝鬼人〟の二つ名で呼ばれた元SSランクの斥候。

>>斥候としての腕はもちろん戦闘能力も非常に高かった。特に屋内戦・複雑な地形では鬼のように強く、小型魔物相手には傷ひとつ負ったことはないが、普段はサボっていて滅多に本気を出さない。

>>>ウォールナット引退後は自らも前線を退き、わずか三十五歳でバルギアエリアのギルドマスターに就任。次世代のギルドを背負って立つ者として期待されている。



・シムリング

>上背三メートルを超える大男。稀代の盾職。ウォールナットの弟。

>>異常なほど無口で、カムロックですらまともに声を聞いたのは数回。寡黙で大人しいが、誰よりも打たれ強くパーティのために体を張る。趣味は裁縫。

>>>パーティ解散後は故郷に戻って妻と子どもと暮らしている。ちなみに妻は身長百三十センチで、身長差二メートルの夫婦だが、妻には逆らえない。かかあ天下。



・マシンキー

>カムロックの八つ年上の虎人族の女性。双剣使い。

>>好戦的な豪傑。カムロック加入前は、よくトラブルを起こしてはウォールナットに叱られていた。虎人族として肉体的な強さと若さゆえに天狗になっていたが、パーティ結成直後にカムロックに叩きのめされてからはかなり性格も矯正された。

>>>引退後は獣王国に戻り、傭兵ギルドの職員になっている。とはいえ獣人としてはまだ若く、肉体も全盛期。当然マシンキーの強さは衰えておらず、いくつもの傭兵団から誘いが来るらしいが、全て断っている。彼女曰く「アタシがなびくのは、カムロックより強い男だけだ」とのこと。

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― 新着の感想 ―
深い眠りに落とした時、「麻酔みたいだな。この状態でも魂は削れていってるみたいだし、今の状況は止血をせずに続けていく手術みたいなものか」って思ってたけど、どうやら本質を見るとあながち間違いでもなさそうな…
おー、カムロックさんたち、こんなに凄い人たちだったのか ミレニアとしてもいずれ後進にと思ってはいたんだろうけれど、ルルクのパーティメンバーになるために引退を早めた感じかな そして虎人のマシンキーさんは…
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