激突編・12『荒れ地の魔女』
ベヒモスに襲われていた魔族たちと別れて、数時間。
騎獣のサラダはベヒモスの肉を食べたおかげか、かなり上機嫌に荒野を走っていた。
「このペースだと結構すぐに砂漠地帯につけそうじゃない?」
「たしかにそうです。3日くらいかと」
普通に歩いたら数週間の道のりだ。
大陸の北部を占める広い魔族領といえど、サトゥルヌがいる砂漠地帯はまだまだ南寄りに位置するらしい。巨躯のサラマンダーが走ればさほど苦労しない距離だ。
「いや~いい騎獣を拾ったなぁ」
「ふっ、所詮は知性無き獣。我が翼であれば2日もいらぬ!」
サラダを褒めたら、セオリーが頬を膨らませて張り合ってきた。
俺はその膨らんだ頬を引っ張る。
「そうだな? 確かにおまえが竜化できるようになれば? そもそも快適な空の旅ができるんだがな?」
「ひ、ひひゃいあふひ……」
べつに無理にトラウマを克服しろとは言わないけど、このポンコツはすぐ調子に乗るからな。
張り合うならせめてできるようになってから言え。
セオリーは腫れた頬をさすって泣きべそをかきながら、俺の膝に頭を乗せてきた。怒られたらすぐに甘えるところなんか本当に子どもみたいなやつだ。
やることもなくヒマなので、俺はセオリーの頭を指先で叩いてトントントントンヒ〇ノニトンのリズムを奏でながら、周囲を見回す。
「にしても、こんな荒野でエサも無さそうなのに魔物は変わらずいるもんだな」
「ルルクも気配が読めるです?」
「まあそんなもんだ」
本当は『虚構之瞳』大先生の御力なんですけどね。
先生マジリスペクトっす。
「普通の動物はほとんどいないのに、魔物って何食べてるんだろ」
「もちろん魔素です。というより、魔素以外栄養にならないです」
「えっ、そうなの? 普通に人間とか動物食べてない?」
「最初から魔素毒を中和してくれているからです。たとえるなら、魔物にとって他の生物は調理済みの食材です。他の生物を食べられないときは、空気から直接魔素を取り込んでいる……らしいです」
またもや兄様直伝情報を教えてくれるナギだった。
魔族にとっては常識なんだろうか。初めて聞いたけど。
「ほーん。じゃあ魔素がエサだから魔物種って呼ばれてるのか」
「です。それゆえ魔物にとってはナギたち魔族も立派なご馳走です」
「なるほど。それもあって下位魔族は深度Ⅰに住んでるってことか。強い魔物を避けるために」
「強い魔物ほど解毒能力も高いので、より魔素が豊富な高深度に棲みついているのも理由です。魔族よりもこの魔族領で生きるのに適した性質なんです。……ここは本来、魔族ではなく魔物の土地だったという者もいるです」
へえ。色んな考え方があるもんだな。
でも確かに、深度Ⅴは魔王でも住めないっていうなら、大陸北端は魔物の楽園なんだろうな。SSランクどころかSSSランク、あるいは測定不能の魔物もゴロゴロ棲んでいるに違いない。
……絶対行きたくないぜ。
そう考えたら、いままで疑問だった魔物がダンジョンに寄っていく理由もわかるってもんだ。
ダンジョンができるためには霊脈と大鉱脈、そして魔素溜まりが必須だ。ダンジョンは魔素が薄い人間領のなかで、安定して魔素が供給される場所。そりゃ集まってくるワケだ。
ついでにカルマーリキが魔物に気付かれない理由もハッキリしたな。地味な魔力だから栄養が薄いんだろう……ってことはもしかして、カルマーリキの発育が悪いのって栄養が……?
「なんか泣けてきた。たくさん食べるんだぞ……」
「何を想像してるのか分からないですが、おそらく違うと思うです」
「うん、俺もそう思う」
もの凄くどうでもいいことだな。
一方その頃、ダンジョンを脱出するために逆走しているカルマーリキが盛大なくしゃみをしていたのだった……と思っておこう。
そんな風に雑談を交わしていると、またもや前方に何か見えてきた。
巨大な岩がいくつも積み重なっている。まるで神様たちが岩でジェンガをして遊んでいるみたいな、規模のデカい地形だった。
「なんだあれ。どうみても自然じゃないよな?」
「です。荒野に岩の山、岩……岩山?」
何か思い出そうとしているナギ。
セオリーが上半身を起き上がらせて、
「ふっ……我が一撃を以って、蒼穹を晴らす時が――」
「来てないから」
変えてもいい地形かどうか判断するまで待って欲しい。
……待て。変えてもいい地形ってなんだ。俺も頭のネジが緩んでるのか?
くそぅ、俺はもうダメかもしれない……後世にコレだけは伝えておきたい……せめて常識人として死にた……かった……ガクッ。
「思い出しました。あれはおそらく〝荒れ地の魔女〟です」
「あれちのまじょ?」
なんだその動く城的な単語は。
ナギは頷いた。
「兄様がサトゥルヌの城に赴くとき、時々目撃していたらしいです。〝荒れ地の魔女〟は岩を山のように積み上げて、それを手足のように動かして魔物を仕留めると。サトゥルヌですら手を出さない存在だ、とも言ってたです」
「あの岩山を手足みたいに? それって超超超巨大ゴーレムってこと?」
「おそらくは。このあたりはサトゥルヌを筆頭に、土魔術と相性の高い魔族が多く住んでいるですので……ナギの兄様もそうだったです……」
「と、兎に角あれだな! 近づかないほうがいいってことだよな!」
表情が死んだナギ。慌てて確認する俺。
ナギは少し沈黙を保ってから、
「特にいまは近づきすぎると、狙われていると思って反撃が――あっ」
「えっ」
「ふえっ」
はい、遅かった。
まだしばらく距離はあったものの、俺たちが乗っている魔物はサラマンダーだ。
サラマンダーの特徴は何か?
それは格上だろうが何だろうが、目につくものに襲いかかる獰猛さだ。遠くから真っすぐ近づいてくるサラマンダーには、わざわざ様子見する必要もないってことで。
岩が、動き出していた。
無造作に積み重なっていた巨岩が、まるで連結するかのように組みあがっていく。もともとサラダの背より遥か高くまで積みあがっていた岩がさらに合体していく。
もはや山そのものを操っていると言っても過言ではないサイズになった。
セオリーが腰を抜かし、ナギが目を細めていた。
「……まずいです。完全に迎撃態勢です」
「か、かっ……」
「ルルク、すぐにサラダに指示をして下さ――」
「カッコイイイイイっ!」
俺氏、大興奮。
「なんだアレすげえ! デッカ! 強そう! カッコいい!」
「ルルク、いますぐに逃げる命令を――」
「やばくない? ねえやばくない? あ、やばいのは俺だ。興奮しすぎて語彙がなんかもうヤバい。こんなのスーパーな大戦するアレじゃん。それか朝の特撮――」
「ふんっ」
ナギが肘打ちしてきた。
しかし俺の通知欄には【『領域調停』が発動しました】の文字が。攻撃と判断したんだろう。
すぐさま肘を痛そうに押さえたナギだった。
「か、硬すぎます……服に何か仕込んでるです?」
「あっゴメン。心の壁をちょっと」
ちょうど冷静沈着パイセンが発動して、興奮が冷めた。
勿論、そんなやり取りをしている間もサラダはどんどん進んでおり、もはや超絶合体岩石ゴーレムの膝元と言ってもいい位置まで接近していた。
「……なあ、ナギ」
「……なんです」
俺たちはつとめて冷静に、首を上に向けた。
「なんで止めてくれへんかったん?」
「どの口が言うです! ナギがここで死んだら、絶対に貴方を呪い殺すです!」
「撤退――ッ!」
瞬間、ゴーレムの拳が降ってきた。
そのサイズ、まるでビルそのものが降ってくるみたいなもんだった。攻撃とかそういうレベルじゃない。もはや隕石と同レベルの災害だった。
俺はセオリーとナギを掴んですぐさま後方に転移。なりふり構ってる余裕なんてなかった。
かなり後ろに移動したはずなのに、それでも吹き荒れた風の影響を受ける。
当然、転移できなくて拳の下敷きになったサラダは、タイヤに踏まれたカエルみたいに陥没した穴の底まで押しつぶされていた。
「サラダ――ッ! くそっ、よくも俺の可愛いペットを! 許さんぞ〝荒れ地の魔女〟!」
「な……何が起こったです?」
転移したことを把握できずに混乱するナギだった。
細かく説明しているヒマはないので簡潔に。
「俺の転移スキル。接触しないと一緒に転移できないから近くにいてくれ」
「……そういうことは先に言ってほしいです」
睨まれた。
いやあ、だってこんな事態になるとは思わないじゃない?
不可抗力だと思います。
ただナギも、この状況で俺をしつこく責める気はなさそうだった。というよりそんな余裕はなかった。
ゴーレムは逃げ出した俺たちに気づいたのか、もう片方の拳を振り上げていたから。
「ルルク、もう一度転移できるです?」
「できるけど……どうする逃げる? 俺としては魔女……というかゴーレムに一発仕返ししたいんだが」
「無謀です」
断言された。
そりゃ雲に届きそうなほどの巨大ゴーレムだからな。エルニがいたら迷わず戦ってたけど、正直俺たちじゃ火力不足だ。勝てるわけがない。
サラダの仇はとってやりたいが、ぶっちゃけ命令してないのにゴーレムに突撃したのはサラダだしなあ……と俺が身も蓋もないことを考えていたら、ナギが言った。
「無謀ですが……ナギも仕返しを望むです」
「え、本気?」
「はい。ナギは敵討ちが……復讐が生き甲斐です」
闇よりも暗い、絶対に覗いちゃいけない深淵の瞳をしていた。
普通に会話できているから忘れそうになるけど、ナギはすでに十数人もの同族を殺しているんだった。俺たちと出会う前から、すでに修羅の道へ堕ちている。
軽く戦慄しそうになる迫力だったが、俺はその復讐道を手伝うと約束したからな。利害が一致しているうちは途中下車する気はない。
「よし、じゃあ倒すか」
「移動はお願いするです」
「任せろ」
俺は左手で腰が抜けたセオリーをかつぎ、右手をナギの肩にかける。
ほぼ真上から降ってくる圧倒的質量を前に、俺は気合を入れた。
「じゃあいくぞ――『相対転移』!」
突如として会敵した〝荒れ地の魔女〟との戦いが、幕を開けた。
「次! 右上腕の四番目!」
「はい。鬼想流――『蘇鉄断ち』」
「次! 胴体左下の六番目!」
「鬼想流――『野芥子祓い』」
巨大ゴーレムとの戦闘を初めて、すでに一時間が経過していた。
最初はあまりのサイズ感の違いにどう戦っていいかわからない俺たちだったが、転移を駆使してヒット&アウェイに徹して少しずつ岩の体を削っていた。
ゴーレムはデカいゆえに動きは遅く、転移のおかげで攻撃が当たることはほとんどない。
とはいえ俺は集中力を、ナギは体力をかなり消耗するので休みながらの持久戦を選択した。
欲を言えば〝荒れ地の魔女〟の魔力切れを期待していたんだけど、まったくと言っていいほど動きは変わらない。この規模のゴーレムを動かせるだけじゃなく、持久戦もできるとかどんな魔力量してるんだよ。
ちなみに一度、顔面付近まで転移したとき、ゴーレムの顔の部分に搭乗している魔女を透視してみた。小柄な老婆の魔族だった。
彼女は恋する乙女みたいな表情で楽しそうにゴーレムを操っていたので、たぶん戦闘狂の類なんだろう。そもそもこんなサイズのゴーレムを造ろうとか、頭のネジが抜けているのは確実だったからな。
「ふぅ。ルルクは大丈夫です?」
「ああ。ちょうど体が温まってきたぜ」
「強がりはダメです。休むです?」
「いんや、問題ない」
ゴーレムから距離をとって、手を繋いでる俺たち。
セオリーは戦いが始まって早々に、かなり遠方で待機してもらった。時々援護射撃のレーザービームが飛んできて、それが地味にいいダメージを与えている。
幸い、ゴーレムは遠距離攻撃の手段を持たないようだからセオリーは比較的安全だ。まあ、万が一のときはすぐに転移させるしな。
ナギは俺の右手をぐっと握った。いける、という合図だ。
「よし。今度こそ右腕落とすぞ」
「はい」
「『相対転移』!」
ゴーレムの右肩付近に転移すると、そのままナギが太刀を振り下ろす。
最初は両手で刀を握っていたものの、いくら体勢が崩れても転移でリセットできると知った後は、片手に持ち替えた。そうすることで転移のタイミングを互いに教え合うことができるようになっていた。
ナギの一撃が肩の付け根の岩を切り取り、少しずつ体積を削っていく。それは剣の腕もさることながら、やはり〝神話級〟の『凶刀・神薙』のおかげだった。
〝あらゆる術式を斬る〟というその性質は、物理的だけじゃなく魔力の伝達すら切り離す。ゆえにゴーレムは傷ついた部分を修復できず、じわじわとダメージを蓄積している。
しかしゴーレムも、ただやられていたわけじゃなかった。
「下、礫です」
「了解!」
〝荒れ地の魔女〟の魔力操作はかなりの精度で、近距離なら岩同士が密着していなくてもそのまま操作できていた。
その範囲は本体からわずか数メートル以内だが、俺たちは太刀の間合いで戦っているので、胴体を沿うようにして飛んでくる小型ドローンみたいな石礫を避けながら戦っていたのだ。
それゆえずっと近距離で張りつくことはできず、ヒット&アウェイで攻撃する場所を変えながら削っていたのだが――
「鬼想流――『瓦割』」
ヒビが入っていた部分を、ナギが叩き割った。
その瞬間、ゴーレムの右腕がぐらりと揺れた。苦節一時間と少し、ついに右腕は完全に分離して、地面に落ちていった。
俺たちは一度離れて、セオリーの近くまで転移した。
右腕が落下した轟音とともに、ゴーレムの足元には土煙がもうもうと立ち込めていた。
「ふう。やったな」
「はい。ひとまずは、ですが」
「あるじすごいっ!」
セオリーも飛びついてくる。
とはいえまだ右腕だけだ。ゴーレムなので、片手がなくても運用に支障はないはず。
完全に倒すとなると日が暮れそうだな――と思っていたときだった。
「……動かなくなりましたね」
「そうだな。止まったな」
ゴーレムが停止したのである。
すぐにセオリーが目を輝かせて、その隙を狙ってスキルを撃とうとしていたので止めておく。不満そうな顔をされたが、おそらくこの稼働停止はわざとだ。
「ちょっと様子見てくる。二人はここにいて」
「はい」
「御意」
俺はひとりで転移し、頭部付近へ。
するとやはり、魔女はすでにコックピット――ならぬ頭部から降りていた。高所から景色を眺めながら、岩でできた肘掛椅子に座って満足そうに笑みを浮かべていた。
当然、俺を見てもその表情は変わらなかった。
「久々に楽しい戦いだったわ。人族の坊や、ありがとね」
意外と温厚そうだ。
俺は肩をすくめた。
「こっちも貴重な体験ができました。もう終戦でよろしいですか?」
「あら。私を殺すつもりはないのかしら? 抵抗はしませんよ」
「最初から殺すつもりはありませんよ。ゴーレムは壊すつもりで戦いましたけど」
敵討ちは、あくまでゴーレムに対してのつもりだった。
そもそも殺すつもりだったら、初手でコックピット内に座標攻撃を仕掛けてたし。
魔女は俺の回答に少し驚いていたものの、笑みは崩さなかった。
「そうなのね。なら、限界まで戦いたかったわねえ」
「なぜ止まったんですか? 右腕を壊したからです?」
「魔力切れよ。もう体勢を維持するので精一杯。腰も痛いわあ」
椅子の上で上半身を伸ばす魔女。
こうしてみると、庭先でアフタヌーンティーを楽しむマダムにしか見えないな。
俺は正直に言った。
「でも凄い魔術ですね。この規模のゴーレムを操るなんて。それも一時間以上」
「これでも上位魔族ですから」
「やはりそうでしたか。よろしければ、お名前を伺っても?」
「メーヴよ。アナタ、人族なのに私を怖がらないのね?」
にっこりと笑うメーヴ。
「俺はルルクと言います。もう気付いていると思いますが、一緒に戦っていたのは下位魔族の子です。他種族だからと邪険にすることはしませんよ」
「ふふ。変わった人族だこと」
「メーヴさんも人族の俺とこうして平和に話せてるじゃないですか」
「私はもういい歳だからねえ。世界の仕組みも、ある程度理解できてるもの」
「……世界の仕組み、ですか?」
種族や歴史じゃなく、世界?
さすがにその言葉の意味が理解できずに首をひねった。
メーヴは何の誤魔化しもしなかった。
「ええ。アナタはまだ若いでしょう? その若さでそれほどの力があれば、遠からず知る時が来るかもしれないわ。それは、その時に自分で考えることよ」
「……そうですか」
まったく理解はできなかったが、教えてくれる気はなさそうだった。
兎に角、そんな抽象的なことより気になることが。
「メーヴさんは上位魔族なのに、どうしてここに? ここはサトゥルヌの支配圏だと聞いてますけど」
「あらあ、気になるのね」
「ええ。一応は」
さすがに拳を交えた相手だ。
こっちから突撃したとはいえ、サラダを殺されたのは事実。ここにいた理由くらいは知りたいものだった。
メーヴはおっとりとした口調で、
「だって、他の場所だと気楽に戦えないでしょう?」
……。
俺は確信した。
このひと、こんな温和なフリしてるけどやっぱり戦闘狂だ。
戦うためだけにこの荒れ地にずっと留まっている。さすがその名に恥じない〝荒れ地の魔女〟だった。
俺が呆れていると、メーヴは西の空をチラリと眺めて言った。
「そろそろお夕飯の時間ね。坊やも一緒にどうかしら? よければ招待しますよ」
「……いいんですか?」
「もちろんよ。仲間の子たちも一緒にね。大したもてなしはできないけど、食事とベッドくらいは提供できるわ。ここからだと夜空も綺麗よ?」
確かにゴーレムが立っているいま、この魔女の家はこの遥か上空だからな。
メーヴからは悪意なんて微塵も感じないし、セオリーもナギも女の子だ。さすがに野営よりは家に泊まらせてもらった方がいいかな。
「ではお言葉に甘えて、ご相伴に預からせていただきます」
「ええ。仲間の子たちも連れてきてらっしゃいな」
「はい。すぐに戻ります」
そうして俺は、セオリーとナギを連れてゴーレムの上で泊まることになるのだった。
上位魔族メーヴ……またの名を〝荒れ地の魔女〟。
戦闘狂老婆という〝異世界強キャラ老人コレクション〟をひとつ埋める、妙な存在とまた知り合ってしまったのだった。
~あとがきTips~ 〝異世界強キャラ老人コレクション〟
1.ヴェルガナ
>言わずと知れたムーテル家の裏ボス。盲目の元SSランク冒険者。
2.ストアニアのギルドマスター
>マッチョな聖魔術士。無限回復しながら魔物を殴り殺すファイター。
3.上位魔族スカト
>影王の異名を持つ、闇魔術のスペシャリスト。
4.上位魔族メーヴ
>岩王の異名を持つ戦闘狂。魔族最強のゴーレム使い。




