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まんなか

 真ん中は育てにくいといった話をよくきく。

 今でこそ、四人なので二人目、3人目が真ん中であるが、生まれてからずっと兄がおり、6年間は、3人のど真ん中であった次男は、現在進行形で育てにくさを痛感している。本人の資質的なものも大きいのだろうけれど。

 次男は生まれる前からなかなか個性的なこではあった。ずっと逆子で何をしても逆子、4人のうちだれもが逆子になったことがなく、お腹の状態的になりやすいわけでなく、逆子体操をしようが整体にかよってようがキープ。いよいよ帝王切開の日どりがきまれば、いかんと思ったのか大雪の日にお腹で大暴れをし、おそらくその時に元の位置に。手術延期で迎え予定日1週間過ぎたから計画分娩の話が出れば、その前日あたりでようやくその気になって陣痛。結局、子宮が収縮するたびに心拍数がさがり、これは危険と緊急帝王切開でうまれれば、目をおもいっきり見開いて、ガン見でシャバにでちゃったぜいみたいな誕生に。41週こえても3000をきる体重で。わりとむちむちで生まれるほかの子に比べて、足なんて枝かと思えるくらい細かったりなのである。

 熱性けいれんも彼だけであるし、生まれたときから3歳の兄がおり、ものごころついた時には妹という最大のライバルがいてとあるいみ過酷な環境なのであろうか。やんちゃというか高いところを乗り越えたりというのが大好きで、1歳過ぎから顔の怪我が絶えなかったり、小学生前で上り棒からおちたりとか、鉄棒にしろ雲梯とかにしろ身体能力が高いというか猿なのであろうか。3歳年上の兄よりアスレチック上手な2歳児とか規格外な感じではあった。走るのが早いとか球技が得意ってことはないのだけど。

 なんでも兄のマネをしようとするし、張り合おうとするけど追いつけない部分でよくケンカをする。そしてむくれる。小学生になっても地面で平気で寝ころんじゃったりする子である。妹に対しても、よけいなちょっかいを出したり、やつあたりだったり手が出たりする。今でも自分のこと棚に上げ構いすぎちゃったり余計な一言で喧嘩の原因を作ったりする。まだ言葉がつたない頃、妹を泣かしといて、ティッシュをもってきて拭いてあげてとお願いして来たり、やさしいんだかよくわからないところはある。

 そんな次男君であるが、保育園では見事な猫かぶりで、家でも保育園でも全く変わらないマイペース過ぎる兄と違ってお利口お利口と言われ続け年長まできたのである。保育園でとなると発達の問題とか相談といったことも必要だったけどある程度その辺の裏表できちゃうと、なんだろうなという感じではある。まあ、何らかしらの障がいとかいわる部類に入っている可能性は否めないのではあるが。とりあえず近いのは学習障害。国語に関してはかなり苦手で、書くことはほんと苦労したり。ひらがなの小さい「っ」を3年生くらいまでうまくかけなかったり、ひらがな、カタカナの習得も小学校に入ってからであった。今では、だいぶ挽回してきているようなのであるが。

 本当に好きなことにはものすごい集中力を発揮できるタイプで、バカと天才は紙一重というけど、そういうタイプ。兄弟でだれよりも、頭がよくなる素質も、運動面も、芸術面での素質もあるが、努力というかそこにベクトルが向かないとというタイプではある。アスペルガーとかに近い部分もあるのかもしれない。

 字をかくことも、色を塗ることも、ものすごく力が入りすぎていて、最初は大変そうであったり、折り紙とか手先を使うことだったり、絵とかも独特というか人を書いたりもなかなかできなかったりしたのである。絵は年長でいっきに描けるようになってきたり、今となっては折り紙とか器用に作っていたりする。算数だけはずっと得意で、頭の回転がなぞであったりする。でも、九九の暗記には苦労していた。さかさまとかバラバラになるとついていけないというのがあったりしたみたいである。

 今となっては落ち着いてきたものの、喧嘩の火種は大体彼にあり、構いすぎて三男にも邪険にされたり、距離感が下手だったり。同じことで何度も注意され、昨今は口答えが激しすぎてさらに怒られたりだったりするわけである。常に私生活では不安しかない次男も、学校生活は順調で、引っ越し転校なんてのも無事クリアしているのではあるが。

 大胆とかちゃらんぽらんそうに見えて実はかなりの小心者で、宿題をやらないとかそういう選択肢は存在せず、泣きながら漢字の直しやったり、かけない日記やら作文も頑張ったりしていた。表舞台も割と苦手なのであるが、少しずつ改善しているようではある。

 ほんとうに難しいなと思うことは日々たくさんで、将来とかどうなるのかなあとよく思うのであるが、紙一重なタイプなので、手に職でもなんでも好きなことを仕事にしてくれればねといった感じではある。

 

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