主食おかわり制限~乳幼児の肥満
食べても太らない長男、次男とは違いぽっちゃりさんだったのは長女。38週で誕生したのであるが、体重は約3300グラム、身長は50センチないということで、大き目な赤ちゃんだった娘さん。
乳児検診や、定期的な育児相談での体重測定では、肥満のところを常にキープ。個人の傾向もあると思うが、無駄な動きが多すぎる男の子(兄二人)に比べ、必要な動きしかしない、疲れると休む、抱っこやら頼るといった感じで、食事量と運動量もあわないのも、燃費がよいのか食べた分だけ身についていくのもあったのか。
乳児の時期は歩くようになれば大丈夫とか、お父さんもお母さんもお兄ちゃんも痩せてるから大丈夫よというセリフをずっと聞きながら、長女は年中の夏まで肥満体型から脱却できなかったのであった。
女の子ということもあり、ちょっと肥満だったおかげか、かなり健康で、夕方でた熱も一晩で下がったり、1日休めば翌日元気なこともしばしばで、それは恩恵だったのかなあ。体調のバロメーターは食欲で、あの長女ちゃんがお昼もおやつも食べられない状況で、相当具合が悪いんだと思いますとかよく言われたり。食べられないからよっぽど具合悪いんだねと親としても話に出ちゃう感じではある。今でも病には強いのであるが。
歩くようになり、完全に離乳した長女の体重は、飛躍的に伸びた。とてもよく伸びたのである。1歳になり年が明けて迎えた春に保育園に入園し、午前午後のおやつ、夕方の延長時間のおやつと、おいしい給食をもりもり食べ、さらに伸びた。
2歳となり年度の終わりごろ、カウプ指数(乳幼児の肥満度の数値)で一番高い枠組みである、太りすぎに突入したのである。ちなみに彼女の身長は、標準値の中のちょっと低めといったところである。お顔が小さいタイプだったのでムチムチになってもそこまでパンパンというか大きく見えなかったからか、すごくおデブちゃんにみられることはなかったといえば、なかったのであるが。ぽっちゃりさん的な印象はあるけれども。
これはいかんと対策をということで、保育園の主食お代わり制限をスタート。おうちでも主食については、おかわりなしにするくらい。あとは普通に生活。
その後行われた3歳児の健診。計測等行われたのち、保健師さんによるフィードバックがある。母子手帳に記入された結果をみながら、後ろのページにある成長曲線を確認した保健師さんは、あれ?とばかりにがばっとめくって前のページの体重を二度見。曲線突き抜けてましたからね体重・・・。保育園にも通っていたので、毎月計測もあるし、経過観察に連絡をしますねで開放に。
年少となり、そのお代わり制限がうまく引き継がれず解除されてしまったとたん、体重が伸びたのである。食事量アップが体重増加に直結というわかりやすい感じに。ということで、制限を継続を依頼し、状況を見守り続けるわけであった。
年少になるタイミングで次男とプールをはじめ、保育園でも運動量が増えたからか、少しずつ、少しずつ体重の増加も少なくなり、カウプ指数も低下。
年中の夏、念願の標準体重に。主食のお代わりを制限していた先生が大変だったのか、もういいですよね。ってすぐ話しかけられ、一月後の体重が大丈夫であればとして、翌月も維持でようやく解除に。肥満にならない限りはお代わりOKな生活になったのである。先生がかなり嬉しそうであった。
そんな娘さんであるが、今日、パン7個おかわりしたのと嬉しそうに報告をするのである。先生、さすがにそれは止めてくださいと思う母なのであるが、本人にはよかったねーというしかないのであった。
ちなみにお昼はお代わりをたくさんし、お代わりしすぎておなか痛くなったということもしばしあった娘であるが、夜は小食で、あまり量がたべない状況なのである。
小学生になった現在も給食はもりもり食べてきているようである。すっかり手足も細くなり、おねえさんになったなあと思うわけです。むちむちな3歳の七五三と、すっきりの7歳の七五三写真を比べてみて感慨にふけったりするわけである。
どっちにしろ可愛いと思うのは親ばかなのである。