胃袋ブラックホール説
中学生になった長男。昔からよく食べるのであるが、体重も増えず、身長もまだあまり伸びていなかったりする。なかなか体重が増えないのにもかかわらず、少し体調を崩して食欲がおちると1キロくらい平気で体重が減ってしまうのである。とても燃費が悪いのである。痩せにくい昨今の母としてみればうらやましくもあるのであるが。150センチを超えた身長ながら体重は40キロに届かず、手足の細さ、あばらみえちゃう感じがほんとガリガリでガリとかガリクソンと呼ぶかけることがしばしある。あんなに食べているのに欠食児童と間違えられそうとドキドキしたこともある。
離乳食が始まるとよく食べる子、食べない子、むらぐいやら、食べる時期食べない時期、好き嫌いの変化やらあれこれとあるものであるが、長男は比較的よく食べる子であった。食事の態度もとてもよく、食べ終わるまではお利口に食べ、食べ終わってから遊ぶタイプであった。1歳ころにむらぐいの時期があり、ご乱心で皿をたたき落とされ、お気に入りの皿がなんてこともありつつ。
1歳ころは魚大好きな時期。早くも刺身の味を覚え、いくらやマグロが大好物、サンマは1匹じゃ足りず。洋食より和食派。シチューやパスタよりうどん派。しだいに焼き魚より肉に変化し、魚が出ると具合が悪くなって怒られる時期を経て今に至る。
食事量が多く、小学校入学したころにはお子様ランチでは足りず、大人一人前を食べきれるくらいの状況に。好きなお肉料理の時のおかずの減り方に、食べ物がどこにいってしまっているんだろうという話になることがしばしばある。身長もさほど伸びず、体重も増えず、口から入った食べものは吸収されているのかといった話で、家族みなから胃袋ブラックホール説が唱えられるのであった。