『輪廻転生の思想』
『輪廻転生の思想』
㈠
仮に、輪廻転生と言う現象があったとする、或いは、実際にあったとする。
㈡
我々はそれに、どう立ち向かえば良いであろう、ただ、この世の幸福だけを望むのは、意味をなさないということか。
㈢
しかし、仮に輪廻転生と言う現象が、有った場合には、現世以前の輪廻転生の前の記憶も、残っているはずである。
㈣
我々には、現世の記憶しかないし、記憶を辿っても、転生した記憶はない。
㈤
これは、しかし、人それぞれなのだろうか、だとしたら、輪廻転生を否定する確証もない訳である。
㈥
つまり、自分にとっての、輪廻転生の思想は、実存しないし、ただ、その思想は、人それぞれであるという、一つの結論に終着したということになる。