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Eternal Utopia ~刀使いの支援職~  作者: ヴァルナ
男の帰還
7/22

職業の取得とステータス

俺は現在 最初の町(正式名称は旅立ちの町)の外れにある小さめの屋敷に来ていた

どうやらここが支援士の職業(ジョブ)取得の場所 組合らしい


組合とはギルドとは違い職業の取得から中級職、上級職、最上位職の取得を管理する所である 職業取得のクエストもここで受けたりする



なぜ、こんな所に? と思いつつ扉を開ける


中に入るも人の気配は無く

受付らしき所に歩みを進める



受付らしき所にはメモが一枚置いてあり

『御用のある方は2F図書館まで』と記されていた



俺は受付の横の階段を上がり図書館に入る

どうやら2の全てが図書館になっていて


周りを見渡しても人の気配はない


いないのかと思い

諦めて帰ろうとすると



奥から本が落ちる音が聞こえた



音のした方へ向かうと

本を拾っている女の子がいる



「えっと、支援士になりたくて来たんですけど…」


俺は女の子に聞こえるように喋る



俺の声を聞きやっと女の子がこちらに気づく



「お兄さん支援士になりにきたです?」


「あぁ 君が支援士組合の人かい?」


「そうなのです!」


こんな女の子が

と驚きつつももう一度目的を伝える


「支援士になりたいんだけど」


「はいなのです

支援士になるには、まずクエストを受けて貰うです!

クエスト内容は魔石の回収なのです!

スピードバードの魔石を2つ

グレーオークの魔石を2つなのです!」


スピードバードにグレーオークか

ここら辺に生息する魔物だ

魔石とは魔物からドロップする魔物の核のことだ ドロップ率はかなり低い



「りょうかい

ここへ来たら君をよべばいいのかい?」


「はいなのです!

あ、私の名前を伝え忘れてたです

私の名前はリーシャなのです!

それでは、いってらっしゃいなのです!」


リーシャか、うん、覚えた



俺はスピードバードとグレーオークを狩りに

森へと向かった



町を出て

しばらく歩くと森が見えてくる

手持ちのアイテムや武器を確認し森へと入る



しばらくして

グレーオークが出没するエリアに入ると

グレーオークの群れと遭遇する


12体、グレーオークの強さは数の多さだ

一体一体が弱くても数に負ける



息を殺しグレーオークが孤立する機会を伺う


そして、一体が孤立した瞬間に飛び出し

集団と引き離すまずは1体目

運良く魔石がドロップする


この方法で12体全てを討伐することができ

魔石は合計で4つドロップした




次にスピードバードの生息地である

岩場に向かう


スピードバードの特徴は

名前にもあるスピード、速さだ

岩場を住処としているのは岩場を駆使し

スピードで相手の動きを封じて殲滅するからだ



岩場に到着してすぐに肩に衝撃が走る

既に狙われていたらしい


このスピードバードを攻略する方法は二つある一つはタイミングを見極め攻撃を入れる、そして二つ目は魔法だ



俺は攻略方法を知っていたため

ここへ来る前にスキルブックと呼ばれる一部のスキルを習得するための本を使い

魔法を覚えておいたのだ


《放電》雷魔法に属する範囲系魔法

用途はスタンによる行動制限だ

耐性がなく防御力の低いスピードバードには

効果抜群の魔法だ



この魔法を駆使し合計7体のスピードバードを狩ることができた

魔石は2つドロップした





屋敷に戻るとリーシャが受付に立っている



「あ、魔石持ってきてくれたです?」


「あぁ、スピードバードとグレーオークの魔石2つずつ持ってきたよ」



「魔石の受け取り完了したです!

クエストクリアなのです!

プレイヤー 煉を支援士に認めるです!」


『システムアナウンス

プレイヤー 煉の職業が支援士になりました』


「煉お兄ちゃん

ステータスを確認するです!」



お兄ちゃん?!



とりあえず言われた通り

ステータスを確認する


そういえば今までちゃんと確認してなかったっけ…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


プレイヤー 煉


種族 人間 性別 男 レベル14

職業 支援士 レベル1


HP540 MP260 SP200+150(β組ボーナス)


STR65

DEX50+40(職業ボーナス)

VIT70

AGI85

INT80+60(職業ボーナス)

MND70+50(職業ボーナス)

LUK55


称号

『β組』『六鬼神』『鬼神(おにがみ)


スキル

《刀術Lv2》《剣術Lv6》《雷魔法Lv5》

《六鬼神・酒呑Lv2》《鑑定Lv1》


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





これは、かなり高いな…

確か初期値が平均40の最高でも60だったはずだ


レベル14の時点でこれは嬉しい


そしていつの間にか《鑑定Lv1》が増えている これはこれからも役立つからいいスタートと言えるだろう


そして、称号欄の

『β組』『六鬼神』『鬼神』


『β組』以外の二つはリリュシオン時代からあったものだ


確か運営側がPVPのトーナメントを主催したときにそのトーナメントで出来た二つ名を称号欄に加えたんだっけか、懐かしいな




ステータスを見終えて

リーシャに質問をする


「職業のレベルはここでのクエストで上げれるのか?」


「はいです!

お兄ちゃんの今の段階だと魔石回収がメインです! クエスト受注するです?」


クエストか…

今の時間は22時ちょっと前

もう落ちるべきだろう


「いや、また今度にしておくよ」


「りょうかいなのです!

また来るのです! 待ってるのです!」


屋敷から出て宿屋に向かっていると

光姫からチャットが来ていた


光姫:職業取れたからもう今日は落ちるよー

煉くんの方はどう?


光姫にチャットを返す


煉:こっちも職業は取れた

俺も、もう落ちるよ

明日もゲームやるだろ?


光姫:取れたんだよかったー

一応明日もやるよー


煉:なら、明日一緒にクエストでもやらないか?


光姫:いいねー 何時に集合にする?


煉:じゃあ、朝の9時に宿屋前集合で


光姫:りょーかい!

それじゃあまた明日ねー

おやすみ〜


煉:おう おやすみー


チャットが終わり宿屋に着くと

アイテムの整理をして

ログアウトする



明日から、本格的にレベルを上げていこう

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