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Eternal Utopia ~刀使いの支援職~  作者: ヴァルナ
男の帰還
15/22

クエスト そして レベル上げ 4

今回は少し少な目です

俺達は今日もクエストを進めていた


「着いたぞ、山頂だ

みんな、サンダーバードの巣を探すぞ」


俺達は手分けして巣を探し始める


ここはメルフ山の山頂

台形をしているメルフ山は

頂上の付近も面積がとにかく広い

そして、このメルフ山には

中央に巨大なカルデラが存在している

カルデラとは…………後にしよう


「見つけたぞ!」


どうやら、巣を見つけたらしい


俺達は見つけたメンバーの元へと駆け寄る


「巣はどこに?」


「あぁ、あそこだ」


そう言って指さす方を見ると

カルデラ(・・・・)の中に沿うように素が幾つも存在していた


「まじかよ…」


その声に反応してか

俺達の存在に気づいたか

サンダーバードの一体がこちらを向く


そして、仲間に知らせるが如く鳴き始めた


天空から轟雷を纏い

6体のサンダーバードが舞い降りる


「体制を整えろォ!」


ガイの声が響く


「弓士隊は行動阻害!

羽を中心的に狙え!」


木菟の指示で弓士系職業が動き始める


「《チャージショット》」


「《マルチショット・ファイア》!」


「《フルブラスター》!」


弓士系職業のメンバーによる攻撃が始まる


その間、俺達は弓士を守りながら支援を続ける


「《ブースト》

そして、《エンチャント・岩石(ロック)》」


俺は光姫に支援(バフ)をかける


「ありがとっ!

《ロック・アロー》!!」


光姫の石の礫を纏った弓が

サンダーバードの羽を捉え貫く


「一体目が落ちたぞ!」


「狙え!」


俺、ガイそして緋扇がサンダーバードへと向かう

俺は刀を抜きながら切り捨てる

抜刀術と言うやつだ

ガイが俺に続き横薙ぎに剣を振るう

そして、緋扇が武器の扇を以てサンダーバードに血の花を咲かせる


一体目を狩り終えると次の個体が落とされてくる


俺達はサンダーバード7体を狩り終え

魔石も手に入れた所で頂上での解散となった




俺と光姫と紫音の3人で山を降りる


「今日の狩り疲れたね〜」


そう言って笑うのは紫音だ

光姫もそれに加わりふんわりした空間になっている

今は俺が《索敵》を行っているが

もうちょっとしっかりして欲しいものだ…




「ッ?!

光姫、紫音 武器を構えろ! 来るぞ!」


光姫は弓を取るが

紫音が急なことにあたふたしている



来るッ!


狙いは、紫音か!!

間に合え……


『《移動速度上昇(クイック)》』


脳内に文字が流れる


1歩を踏み込んだ瞬間、加速する


身を呈してでも守る!



ガンッ


紫音を襲った攻撃は俺に当たり

俺は吹き飛ばされる


「お兄ちゃん!!」


俺の元に2人が寄る


おそらく、敵は


「ヘルタイガー…」


俺の言葉に2人の顔が強ばる


俺は起き上がり

震える2人の前に立ち


「来い! 《六鬼神・酒呑》」


蒼炎・酒呑が俺の目の前に顕現する


最初から全力だ

そうじゃないと、敗ける!


俺は居合の型を取る


「《雷華》」


ヘルタイガーの目元から胴を切り裂く


距離を取り

ヘルタイガーを見ると

歯をガチガチと鳴らしこちらを睨んでいる

思ったより頑丈なようだ


だが、俺はつい、笑みを零してしまう

こんな状況を楽しんでいるのだ


そして、俺はスキルを発動させる



「《六鬼神・茨木》」


俺がスキルを発動した瞬間

ヘルタイガーが突撃してくる


「《ロック・アロー》!」


「《兜割り》!」


光姫と紫音がヘルタイガーの動きを止める


そこに落雷が降り


風雷・茨木が顕現する


右手に蒼炎・酒呑

左手に風雷・茨木を構え

俺はヘルタイガーへと突っ込んでいく


まずは、右手で一線

ヘルタイガーに蒼い炎が走る

続いて、左手で一線

ヘルタイガーに暴風と落雷が襲いかかる


暴風が蒼き炎を増大させ

轟雷がヘルタイガーを穿つ



断末魔とともにヘルタイガーは消滅した







なんとか町に戻り

俺達は今日は解散ということで

各々ログアウトすることとなった




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


目を覚まし1階へ向かうと

詩音がソファーに座っていた


「あ、お兄ちゃん」


「どうした? 詩音」


「今日は、ごめんね

足引っ張っちゃって…」


「気にすんなよ、ヘルタイガーには勝てたんだし」


「でも…」


詩音はまだ気にしているみたいだ


「詩音、なら、次は俺を守ってくれよ」


「お兄ちゃんを?」


詩音はどうして? みたいな顔でこちらを見る


「あぁ、1人じゃ出来ないこともある

だから詩音、みんなで一緒に頑張って行こうな」


「みんなで…」


詩音はそう呟き


「うん!」


次の瞬間には晴れやかな笑顔へと変わっていた

カルデラとは

火山が起こった後に火口が崩れてできる

窪みみたいなものです


作者の説明は大雑把ですので

詳しく知りたい方はお調べください





因みに……


この後、詩音は蓮に添い寝してもらって

寝てるのですが美月に見つかります


このお話は、作者に心の休みが出来たら閑話の方に書きます

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