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Eternal Utopia ~刀使いの支援職~  作者: ヴァルナ
男の帰還
13/22

クエスト そして レベル上げ 2

今日は月曜日

学校が終わり帰ると

詩音がワクワクした顔で出迎える


「お兄ちゃん!

ご飯できてるよ!」


「お、おう

今日も元気いいな」


「当たり前だよ!

今日からお兄ちゃん達とゲームできるもんね!」


そんなに楽しみだったのか


俺達は各自お風呂に入り

一緒に夕食を食べる


そして、それぞれの部屋でゲームにログインした



始まりの町で待っていると

光姫が近づいてくる


「煉くん! 何してるの?

集合は噴水前だよ?」


「あぁ、詩音を待っているんだ」


なるほどと言って

2人で雑談をして待っていると


こちらに走ってくる少女が

というか、詩音が


「お兄ちゃん!」


「詩音、待ってたよ」


「ふふふ、ありがと!」


詩音のプレイヤー情報を見ると


プレイヤー名 紫音


俺達と同じで読み方同じな上に

漢字も1文字違い……


まぁ、いいのか…?


揃ったところで俺達は噴水前に向かう


噴水前には木菟とガイ、緋扇が

何やら話していた


「おーい! ガイ! 木菟! 緋扇!」


俺達は木菟達に近づいていく


「おう! 来たか!」


「煉、その子は?」


その子……

とは、まぁ紫音のことだ


「あぁ、紫音だ

俺のリアルの妹だ」


「紫音です!

よろしくお願いします!」


「おぉ! 元気がいいな!」


「ん、よろしく」


「よろしくお願いします」


紫音、もうみんなと仲良くなってるよ…


「さてと、煉!

今日はどうするのだ?」


「今日は、この前の続きだ

クエストを進めよう」


先日の続きを申し出た俺だったが


「紫音ちゃんはどうするの?」


「あ」


光姫の言葉で

紫音のクエスト受注をしていないことに気づいた


「お兄ちゃん?」


紫音が首を傾げる?


「紫音 やってみたい職業あるか?」


うーん、と既に仲良くなった緋扇に職業について教えて貰いながら考え始める



しばらくして


「お兄ちゃん! 決まった!」


「紫音はどの職業にするんだ?」


俺が聞くと


「お兄ちゃんと一緒で刀使いたいから

剣士にする!」


剣士か


そうと決まれば

剣士組合へ向かう


紫音を組合に連れていき

俺達は組合の前のベンチで待機する


「おまたせ!

職業取得のクエスト受けてきたよ!」


「おう、それで、内容は?」


「ボブゴブリンの魔石を5個!」


ボブゴブリンの魔石か

これは前回俺達も取りに行ったから

大丈夫そうだな


俺達は

紫音にメイン攻撃を任せる方法で

レベル上げも兼ねてボブゴブリンを狩る


20分ほどで

ボブゴブリンの魔石を回収して

一旦町に戻る


先程と同じく剣士組合の前に来て

紫音のクエスト報告と

次のクエストの受注を待つ


しばらくすると扉が開き

紫音が出てくる


「報告完了!」


ビシッと敬礼をして俺に剣士になったことを伝える


そうやって紫音と会話を楽しんでいると


「あ、あの!」


誰かに声をかけられる

声の方へ振り向くと2人組の男子


あ、デジャブ……


「あ、さっき、組合でクエストの報告を教えてくれた人…」


どうやら、組合でお世話になったらしい


「そうなのか、ありがとな」


2人組にお礼を言うと


「お前誰だよ、俺らはその子に用があるんだけど?」


「私に?」


紫音が言葉を返す


「あぁ、君、俺らと一緒にパーティを組まない?」


「俺ら、これでも結構やってるから

頼りにしてくれてもいいよ?」


あ〜、どっかで聞いたな〜、そのセリフ〜


心の中でそう思っていると


「えっと、ごめんなさい

私はお兄ちゃん達とパーティを組む方が

楽しいと思うし……ごめんなさい」


それを聞いて男達はこちらを睨み

(・д・)チッと言いながら去っていく


あー、また俺が恨まれるのか……


みんなも苦笑いをしている


「またですか」


「またみたい…」


「まただな!」


「あはは、煉くんもついてないね…」


とみんな口々に言う

それと最後、あなたの容姿も原因の1つですよー


こうして、結局ああいう輩は無視ということで俺達は狩りへと向かった



「そう言えば、紫音が受けたクエストってどんなのだ?」


「えっとね、魔石回収!」


どうやら、紫音も俺達と一緒で魔石回収らしい


内容を聞くと

クレイジーボアの魔石6個に

カーバンクルの魔石8個に

サンダーバードの魔石1個らしい


幸い俺達のクエストと被っているし

まだどれも狩り終わっていないので

そのまま目的地である

前回メルフォルベアと戦った山、メルフ山に向かった


俺達は今回もパーティを3つに分けて行動する

ただ、前回と違うのはメンバーだ

俺達のパーティは

俺と光姫、紫音、ガイ、木菟、緋扇

パーティ的にもちょうどいい編成だ

前回と同じく《索敵》を使いゆっくりと移動する


「クレイジーボア発見!」


木菟が声をかけ準備する


クレイジーボアの数は4体

ガイが、《挑発》して引き寄せ

光姫が足を射抜き

俺が紫音にバフをかけ

紫音がクレイジーボアを切る


紫音が使っているのは

ガイたち、ワダツミ 特製の刀

あっという間に4体を切り伏せた


その後も俺達は木菟と緋扇の

広範囲索敵のおかげで

計36体のクレイジーボアを倒し

魔石も俺は8個

紫音が7個、光姫が3個を回収した

毎週、可能な限り日曜日に投稿させていただきます



美月と詩音はゲーム内の光姫と紫音になっても

トラブルを呼ぶのです

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