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5.初めての決意と更なる進化

ねむ。疲れた。でも止めない。今回だけは完結させたいんだ!←無理

私の目の前にはこちらを睨み、涎を汚ならしく垂らすリス。プレーンモット。奴は私から目を離すことなどない。それだけ私は貴重な餌という扱いをされているのだろう。時折通りかかったコオロギには目もくれず、しかもこっちは通ってくれない。通ろうとするコオロギは全て奴が叩き殺してしまう。


打つ手なし。せめてあいつのspdだけでもわかったなら決断できるが、そんな都合のよいものなどこの世界にはなかった。まぁ普通そうだよな。そんなのあったら最強じゃん。チキンじゃん。いや、人間ならわかるかもしれないけどね??


仕方ない。使いたくなどなかったが、やるしかない。

….私はドゥクサーに進化する。届いてくれ。


刹那、私の体が光に包まれ、体からまた熱を感じる。蛹からゲドウに進化する時に感じたこの感覚。きた。進化だ。


そして光が止んだ頃、私の目線は奴と同じになっていた。



覚悟しろ、糞リス。こんな結果にしたお前を倒してやるから。

私はまずリスへ接近する。タックルを仕掛けるためだ。奴も臨戦態勢を整え、こちらへ向かってくる。


〈ドンッ!〉


あれ?吹き飛ばされたのは私の方だった。おっかしいな。私は気になってステータスを見直してみる。


ドゥクサー(Eランク)

LV8/50

vit20/23

atk14(0)

dif18(2)

Spd18(1)

ma19(0)

mp18(0)


あれ?Attackがかなーり落ちている気が。おまけにちょっと体力減ってるし。そっか。魔法重視って書いてあった。すっかり忘れてたな。だからmpとmaが倍近く上がっている。Defenseもだいぶあがった。そんで魔法は...


ダークⅠ


これだけだった。これならもうひたすらダークを撃ち続けるしかない。mpが切れれば負け。ダークの消費mpは1~2と書いてあった。9~18回撃てるのか。運にかけるしかない。18回も撃てれば勝ち当然だ。だったらそれに賭けるしかない。


………ダーク!


私がそう念じると黒い玉が紫色の紫電を撒き散らしながら奴へ向かう。奴はそれを大回りに回避する。

へっ!それは悪手だ!糞リス!私はその隙を逃さず奴の横腹にタックルを入れる。たいした距離でもなかったし奴はその黒い玉を避けるのに精一杯で私から視線を逃した。逆に私はその視線のずれを逃さなかった。ゲドウと変わらないspdから放たれるタックルを食らえ!早く死ね!


「シュウルルル……」


奴は立ち上がった。そして今度は私を見て体勢を低くして構えている。正直舐めて掛かっていたら痛い目をみたという感じか。ざまみろ。ぼっちを舐めると停学もんだぞバーロー!

しかしこれはもう通用しないな。奴はくるるんと巻いた尻尾をぴんと伸ばすと尻尾の先から緑色を交えた風が渦巻いた。その規模は小さいが、間違いない。魔法だ。見た目からしてウインドか?ドラ○エ風に言えばバギか。そしてその旋風にちかいそれを放ってきた。地面が軽く抉れ、長い草は倒れる。ほんとにそれ初期魔法かおい。


みすみす食らうわけには行かず、それを横に回避する。それを見越してか、奴が突進してきたのでダークを放ってやった。その黒い玉は弾け、奴が大きく吹き飛んだ。しかし、奴は生きていた。ガクガクと震える足で傷ついた体を整えようとする。まぁ。そんなことはさせるわけにはいかない。地獄のそこで詫び続けろモルステッド。さらだばー。

私は思いっきり奴にタックルを食らわせてやった。そして、奴は力尽き、動かなくなった。


〈Expを63獲得しました。レベルが10に上がりました。ペイルドレインを覚えました。〉


流石Eランク。経験値は別格だ。コオロギの5倍。更に新しい技を覚えた。ステータスを確認する。


ドゥクサー (ランクE)

LV10

vit 24/27

atk18(0)

dif 24(2 )

spd21(1)

ma24(0)

mp23(0)

魔法

ダークⅠ

スキル

ペイルドレイン


ペイルドレインの能力をみる。

ペイルドレイン(相手に接触してAttackを奪う。奪われた相手のAttackは減少し、その数値分、自分のライフを回復する。消費mp4、体力満タン時威力とAttack下降効果は減衰する。)


……体力ではなくattackをすいとるのか。更に威力って書いてあるからダメージを多少は見込んでいいんだよな?な?


〈お主もレベル10になったか。〉

……あのクソジジイ。ここに来て直接脳内に!?だが突然のことだった。あいつが自分からお出ますなんてな。


「お主もずっとこの森にいるわけにはいかないだろう。だからちょっとした地図を授けようと思う。」


地図か。確かにそれがあれば冒険は楽になる。クソジジイの割にはいいことするじゃねえか。


「ただし、その道筋はお主で全て刻むのじゃ。だから最初はまっさらじゃぞ。ほっほっほっ」


訂正。やっぱクソジジィはクソジジィだった。試しに出してみたら見事にまっさら。なんも刻んでない茶色の新品の紙が写し出されていたのである。糞かよ。


もうクソジジィの声は聞こえない。あいつ帰りやがったな。いつか絶対引きずり回してビーピー泣かせてやる。


私は淡い復讐心に駆られ、今いる森を後にした。

蓮視点なので自分の姿はわかっていない状態です。だから姿がわかんないコメントとかはやめてね。また次回もゆっくりしてってくださいね!

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