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3.変化(進化)へ

ドラ卵という作品を読んでて今まで固めつつあったモンスター転生ものを書きたくなりました。

パクリ?のつもりはないです。はい。

さて。どうするか。

今悩んでいるのは、ガッツドラゴン、クヌギネズミ、ゲドウ、早散蝶の4つだ。因みにガッツドラゴンだけEランクであり、それ以外はFランク。普通ならすぐ強くなれる即戦力のEランクになるべきだと。普通の人ならそう思うだろう。ましてやこの選択に命がかかってる人なら更にだ。


しかし、それで私は後悔したことがある。それはドラ○エにて、モンスターを配合したさい、相棒だったス○イムブレスをバブルキ○グへと進化させた。CランクからAランクへと進化させられたことを喜んでいたが、それは残念な結果に終わった。バブルキ○グより上のランクへの配合先がないのである。これがどういうことを指すのかと言えば、一生バブルキ○グのままであるという絶望だ。別にソイツが強ければ、なんてことはない。バブルキ○グを相棒にしてやろうとそう思えるだろう。しかし、地雷はそこだった。めっさ弱いし、ス○イムブレス以外のモンスターからでもいっくらでも作り出すことができた。そしてこれといって良い特技がない。良くてイオナズ○レベルだ。だから焦って高いランクを目指そうとすれば、未来が狭まる。ドラゴンという種族に1つの憧れはあるものの、ドラゴンなのに飛べないという先入観も邪魔をして、ガッツドラゴンへの進化を諦める。

これが人生でなければ、試してたかもしれないよ…




さて、あと三択か。クヌギネズミ、ゲドウ、早散蝶。まぁ早散蝶もなしか。名前が不吉だし、人間に対してヘイトを買いですぎる。この森に人間が入り込まないなんて保証は何処にもないから、レアアイテム扱いされてさっさと狩られて人生終了。そんなのお断りだ。回復魔法はほしかったけどね!!


…あと二択。クヌギネズミとゲドウだ。ぶっちゃけると、私はゲドウになろうかと考えている。クヌギネズミの説明文に、虫の餌になってるという不吉すぎる説明がされていた。先程コオロギがいたのだから、自然界の掟でそれを喰らうものがいるかもしれない。喰らうという言い方は語弊があるが。進化先が獣というのも1つの考えとしてはアリなのだが、どんな魔法やら攻撃スキルを覚えるかなんてわかったこっちゃない。それを言っちゃうとゲドウもそうなんだけどね。


私は進化先をゲドウにすることに決めた。絶対今の蛹よりは待遇いいはず。そう決めると、私はステータス画面を開き、ゲドウに進化するという意思表示をする。さて、どういう体勢になってるのだろうか。蛹がグッと前に出て神からの告げを待っている……なんだこのシュールすぎる光景。


《光殻蛹からゲドウへ進化しますか?》


このアナウンスがきたということは進化することができるのだろう。私が頷いた刹那、その体は光に包まれる。シュウウという光の音に体から発しているであろう熱すぎる熱気。やべー。辛いわこれ。


そして熱が治まり、光の音も聞こえなくなってから私は体勢を立て直してステータス画面をみる。


ゲドウ(Fランク)

LV 3/50

vit 14/14

atta 9(0)

def 9(2)

spd 11(1)

ma 4(0)

mp 8(0)


………大分安定したな。攻撃力が5近く上がってやがる。更に速い。防御力は蛹の頃より低いとは思う。補正値がAttack上昇Defense下降ではまぁ仕方があるまい。そして……mpとmaか。mpはおそらくMagic Point。これを使って強力なスキルや回復魔法を使うことができる。とはいえ8という数字では精々メラ2~4回くらいにしかならないだろう。そして……maか。これはきっとMagic Attackの略で、魔法攻撃力を意味すると思う。ドラ○エでいう賢さ。これが高ければ魔法の威力が上がり、ダメージが増える。スライムタイプに賢さが高いやつが多かった気がする。ドラ○エにはね。


まぁいいか。一度この形態で勝負してみよう。

私の近くには先程かどうかはわからないが出会った閻魔コオロギがそこらをぴょーんと軽やかに跳ねていた。蛹形態では怖くて手も足も出さなかったが、もうそんな優しさも慈悲もないよ。私はお前を倒す。



<ドンッ!>

私の渾身のタックルは閻魔コオロギの横腹にクリーンヒットし、コオロギは大きく吹き飛ばされた。コオロギは太い後ろ足を曲げ体勢を立て直す。そしてこちらを威嚇するようにキイィと鳴き声をあげるとこちらへたいあたりしてきた。

そういやこいつはたいあたりと噛みきるが得意な攻撃だったか。それは接近してくるしかないよな。だって接近しないと勝てないじゃん。


コオロギのたいあたりの仕方は滑稽でぴょんぴょん長ったらしく跳ねながらたいあたりしてくる。その速度は蛹の頃の自分より速い。とはいえゲドウとなった私よりspdが劣るようで、私は横に逸れて攻撃を回避してやった。


余裕の距離で回避したわりに、私のいた場所に到達するのは時間がかかっていた気がする。コイツ、弱いな。そして心なしか私のspdはだいぶ上がっていたようだ。高く生え揃ってた草を軽々と飛び越えられるくらいのジャンプ力と、コオロギのspdを上回るその反射神経。


私がコオロギに負ける要素はどこにもなかった。


<ドンッ!>


そしてもう一度、今度は頭をカチ割るかの勢いで正面からタックルを噛ましてやった。コオロギの頭が粉砕されて脳を失った体がピクピクと震えもがいてやがる。そして、止まった。


Expを12獲得しました。ゲドウのレベルが5になりました。


どうやら私が勝利したようだ。おまけにレベルアップ。流石に蛹形態で唯一倒せたカレハ蝶よりかはとても高いであろう経験値を得ることができた。私は即ステータス画面を開く。


ゲドウ(ランクF)

LV5/50

vit 18/18

atta12

def 12(2)

spd 14(1)

ma 6

mp (12)


魔法、ダークⅠ



しかし長いな。このステータス欄。どうにかならないのかな?そんでダークとかいう新しい魔法を会得してやがった。ダークⅠとかかれている以上威力は見込めないが、あのコオロギよりも強めな敵とより戦えるだろう。だがma6ってのは……もうちょっと頭良くなろうぜ?私。


私は少しだけ速くなったその足で敵と遭遇するまで走った。

どんなやつを相手にしてどういう進化先にしようか。それが悩み所。そんなことよりコミュ症のシーンが中々書けないよ(´・ω・`)

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