表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

新キャラ

「やあ」

 と入って来たのは放送委員長の楠さんだった。

「あ、楠さん、どうしたんですか?」

「いやね、いまや人気絶頂の花奏さんにお話を伺いたいとおもいまして」

「おお、そうか」

 楠さんは花奏先輩と同じ二年生でマスメディア魂を常に持った人だ。噂が立つところに現れ校内新聞をかき上げる。

「では花奏さん、いくつか質問をしますね」

「ああ、なんでも聞くといい」

「それでは、好みの体位を」

「は?」

 一体何を聞いているんだ、この人は!

「そうだな、好きな体位か……」

 何を真面目に考えているんだ、この人も。

「顔を見るのが恥ずかしい人ならバ○クだし、気分が乗っていれば騎上○……」

「ふむふむ。ですが正○位も捨てがたいのでは?」

「そうだな、相手の顔を見ることでさらに気持ちよさが増すかも知れない……なんだろう、すべて良いじゃないか」

 真面目に考えなくてもいいのに。

「では次に、最近あった面白い話を」

「そうだな、ついこの前のことだ。私がAVを見ながら登校していた時のことだ」

「朝っぱらから何を見てるんだよ!」

 思わず突っ込んでしまう。僕の突っ込みをスルーして言葉を続ける。

「電柱の脇にエロ本が転がっていたんだ」

「おお」

 楠さんは声をあげながらメモ用紙に花奏先輩の言ったことをメモっていく。いや、メモる事か?

「そのエロ本を取るか取らざるべきかすごく迷ってしまった。もし手にしてさらにパンツが濡れたら返ってパンツを変えてこなければならなくなってしまう。いや、しかし、取らなければ一生後悔しそうだった。だから私はエロ本を手にとってパンツを変えに家に戻って遅刻しいちゃった」

「はははは」

「どうでもいい話だったね!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ