2/4
開花
これからは短めに書いていきます。
「なあ、開花ってエロくないか?」
「いきなり何を言うんですか、花奏先輩」
僕が文芸部に入部してはや一ヶ月が経とうとしている。
そこであらわになった花奏先輩の本性、それは頭の中が思春期なのだ。それだけじゃない、桃川も同じく思春期で、たかさんはただ単にエロいだけ。
いま、この文芸部室には僕と花奏先輩しかいない。
「いや、考えても見ろよ」
「何をですか? 開花ですか? 開花っていうと桜の花が咲くとかっていう意味ですよね?」
「確かにそうなんだが、花摘みっていう隠語があるだろ?」
「はい、ありますね」
「花って女性には付いているわけだ」
「へ?」
「つまりま〇こをくぱぁするってことにならないか」
「どうでもいいわ!」