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アンビエント・リング  曖昧な輪の連  作者: 降矢木三哲
アンビエント・リング 第一部
41/98

第四章  曖昧な輪は望む者の手の中に Ⅳ-ⅱ 【イリシス】

……わたし……どうしたんだろう……。

 




急に目の前が暗くなって……それから……分からない……。

 

今は、外にいるようだけど……木の匂いがする……森の中かなぁ……? 

 

周りが暗くてよく分かんないや……。

 

身体が重い……自分の身体じゃないみたい……。

 

まるで、三年前のあのときみたい……フィナさんに助けられた……。

 




わたし……死んじゃうのかなぁ……。



 


せっかくまたお兄ちゃんに会えたのに……そんなの嫌だよ……。

 

まだ、お兄ちゃんにわたしの気持ちをちゃんと伝えていなにのに……そんなの嫌だよ……。





「……お兄ちゃん……」 





「……なんやイリシス、起きていたんか?」

 お兄ちゃんの声がした。

 




しかも、すぐ傍……わたしの耳元で……。


 

 


わたしは、お兄ちゃんに後ろから抱きしめられていた。





……え……ええっ……ええええええっ!

 




どどどうしたの!?

 




いったいどうなってるの!?

 




わけがわかんないよ!

 




ちょっと待って……取り敢えず落ち着かなきゃだよ……。

 




えーっと、確か……わたしは、マリーナさんとお話をしていたんだと思うんだけど……どうしてこんなことになっちゃってるの?

 

 




もう全然わかんないよぉ!


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