表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アンビエント・リング  曖昧な輪の連  作者: 降矢木三哲
アンビエント・リング 第一部
22/98

《幕間》

『貴方は、何を欲しているのですか?』




”彼女”の声が聞こえる。


 

もう、何も映すことはないはずの、”彼女”の虚ろな瞳を見つめると、いつも、”彼女”の声が聞こえてくる。

 


それは、オレにだけ聞こえる言葉。



それは、オレだけを求める言葉。

 


それは、”彼女”がオレに向けた最後の言葉。


 




オレは、その”彼女”の言葉に対して、何と答えたのか……よく思い出せない……。

 

大事なことであるはずなのに……よく思い出せない……。


 



どうしてだ……?





……分からない。


……思い出せない。

 

”あいつ”なら、分かるだろうか?

 

そうだ……”あいつ”なら分かるだろう。

 

だから、オレは、”あいつ”に逢おうとしている。

 





「もう少しだ……もう少しでお前に、”償い”をすることができる……だから、まだ”行かない”でくれ……ルシア……」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ