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第1話 主人公が死んだぜ!!

理解しようと頑張る姿勢はとてもいいことです。ですが、この物語に対してはそれはとても変なことです

 俺の名は "深井 ノリスケ"(フカイ ノリスケ)だ!この作品の主人公だ!ここで俺の出番は終わりだ!エピソードのタイトルに書かれてある以上仕方がない!さらばだ!


 そしてノリスケは短い生涯を終えた。


「ノリスケ…。なんで俺より先に逝っちゃうんだよ…。」ノリスケの兄、ノリシロはノリスケのお墓の前で嘆く。

「ノリシロ、落ち着いて。それも運命なのよ…。」母は泣きながらノリシロの背中をさすった。そこにいた父はこう言った。

「そんな事より主人公が居なくなっただろオオぉォ!!」ノリシロと母はハッとしながら口を揃えてこう結論づけた。

「たしかに。」


 私の名はノリエ。ノリスケの母。ごく普通の魔法使い。今は家族とお墓から歩きで帰るところ。何?ほうき使えって?うるせぇよ魔法使い舐めんな。

 ノリスケの父のノリタロウは、呪文唱えて攻撃したりできるとかできないとか。ノリスケの兄のノリシロは剣を素早く振れるという面白味も無い技が使える。

 てかまって、なんか私主人公みたいになってる!?ヤバい死んじゃうかも!!

「危ない。私はモブキャラよ。」


 俺の名はノリタ…

「貴方!!主人公ヅラしないで!!!!死ぬよ!!」母は言った。

「あぁ!確かにそうだな。危ねぇ危ねぇ。主人公の枠が空いたから、ついそこに入りたくなっちゃって。」父は冷汗をかいた。


 俺の名はノ…

「ノリシロ!!!主人公ヅラすんな死ぬぞ!!」父は言った。

「あぁ!確かにそうだな。危ねぇ危ねぇ。主人公の枠が空いたから、ついそこに入りたくなっちゃって。」

「俺と全く同じこと言うな!作者コピペやめろ!」

「もう名前は名乗らないでほしいわ。」そう言うと母はしまう場所がない充電コードを、口に詰め込んだ。


「さあ、家に着いたわよ」と言うと母は車から降りようとした。すると

「うるっせぇヱぇ゙えゑよクソババアが!!!」とノリシロがいきなり怒鳴り散らかした。

「くそっ、第八十六次反抗期が来ちまったぜ!」父は舌打ちをしながら星空を眺めた。

「ノリシロは反抗期が短い代わりに量が多いのよね。反抗期刻むとか正直気色が悪いわね。」

 母はそう言うと、ノリシロに向かって意味も分からずなんか凄そうな魔法を。

 父は五十音順を逆向きに音読しそれっぽく呪文を唱えた。

 そして、凍結し母国語がデンマーク語になったノリシロを家から追い出し一晩を過ごすのだった。

 てかなんだよ母国語がデンマーク語になる魔法または呪文って。


 朝になるとノリシロは、太陽によって凍結が解除され「Jeg er ked af det, mor og far.(ごめんなさい。父と母よ。)」と言った。

 母は何を言っているか分からなかったので、自分を馬鹿にしてると捉えた。よって、ノリシロを有罪判決とした。

 だか、父は違う。自分の息子がデンマーク語を話しながら、無慈悲に有罪判決を受けている。という光景を目にした瞬間『この状況をSNSに上げればバズるんじゃね?』と広い視点で物事を捉えた。

 このことから、ノリシロの国語の先生から評定A゜を貰い、賢そうな大学に入学したのであった。

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