1.備忘録 1人目
4月11日 初めての依頼人 ナグサレナ
「あなた忘れかけられてますよ。急にこんなこと言って申し訳ない。あっ申し遅れました、私は備忘士の文挾シオンです。これからよろしくお願いします」
彼女はきょとんとしている。
『びぼうし? 備忘士って何? ちょっと情報量多くて分からなくなって来ちゃったので文挾さん最初っから簡単な説明お願いしてもいいですか?』
私はカバンに鏡をしまいながら「それは、すみません。簡単に説明すると〜(名前が分からない…)」
『あっそういえば自己紹介がまだでしたね私はナグサレナ』
「レナさん。いい名前ですね。レナさんは、生きていた時から死ぬまでに出会った人たちから徐々に忘れられています。人は死んだ後ここの死後の世界に来ます。そこで現世の人(今生きている出会ったことのある人)全員に忘れられるとレナさんは死後の世界にも居られなくなり消滅してしまいます。ざっくり言うと実質2回目の死ですかね」
彼女の目には涙が垂れていた。
『死ぬの? 私もう一回死ぬの?! 死ぬのは痛いし、辛いよ…』
私は笑顔を見せながら言った。
「大丈夫ですよレナさんは死なせません。だってそのために私がいるのですから備忘士文挾シオンがね。
レナさんを死なないようにする為には、二つやることがあります。
①レナさんとの思い出や記憶のある人を探す。
②その人から少し思い出をもらい、レナさんとの思い出の品を作る。この二つができればレナさんは死にません。なので、関係の濃い人物の名前を教えて欲しいのですが…」
彼女は顎に手を当てながら考えているようだ
『あっ、小学校の時の友達みっちゃんとよく遊んでました。フルネームはいつもあだ名で呼んでたので、、、え〜と確かははこみかんちゃんだったかな〜』
「ははこみかんさんですね。分かりました。レナさんとみかんさんの思い出貰ってきますね」
クシュッ
「あ〜これ誰かが噂してるわ〜w」
こんにちは~陽陰です。
ここでは『記憶とハサミは使いよう』の質問、キャラ設定を公開しちゃおうと思います!!
記念すべき第1回は本作の主人公の文挾シオンさんです。
名前:文挾シオン
年齢:24歳
誕生日:4月27日
身長:168cm
体重:???kg
性別:男?
好きな物・食べ物:花・犬・おにぎり
嫌いな物・食べ物:猫・キノコ
苗字の文挾はハサミで戦うところからハサミのつく名前がいいと思いつけました。
名前のシオンはシオンの花言葉が忘れないみたいな意味でこの物語にピッタリだなと思い名付けました。 ここからはシオンに直接理由を聞いたことを書いていきたいと思います。
好きな物の花は匂いが好きだから。
もう一つの犬はサモエドという犬種の犬が好きらしくいつかって一緒に寝てみたい。
食べ物のおにぎりはピクニックに行って花を見ながら食べるのが好きだから一緒に好きになった。
嫌いな物の猫は子供の頃に引っ掻かれたことがきっかけで嫌になった。
キノコは山に行った時にお兄ちゃんが食べて死にかけたから怖いので食べたくない。




