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【人物・用語の解説集】 ※ネタバレあり! 6/15 リーシャ・マグナ追加


【人物】



◆ ルーティア・フォエル (24) ♀ 身長:168cm 一人称:私


 本作の主人公。『稲光の騎士』と呼ばれる、王国騎士団ナンバーワンの実力を持つ女騎士。

 美しい金の長い髪と、ルビーのような切れ長の赤い瞳が特徴的。


 幼い頃に両親を亡くし、孤児となったところを王国に拾われる。

 以来国王に恩義を感じ、自分の力を尽くす事を使命として生き、剣技の修行に明け暮れる。

 少女の頃から既に騎士団に入団。すぐに頭角を現し、15歳の頃には斬り込み隊長として名を上げる。

 20代からは既に騎士団員誰しもが彼女の実力トップを認めており、一部を除いては絶対的な信頼を寄せている。民からも騎士団のエースとして憧れの的。


 剣技や訓練、任務以外の事には興味を示した事がなく、冷静で適格な判断を常に下す。

 笑顔を見た事のある者は少なく、氷の美女と囁く騎士団員や民も少なくはないのだが――?




◆ マリル・クロスフィールド(27) ♀ 身長:159cm 一人称:アタシ


 本作の準主人公。『休日マスター』の異名を自分自身で名乗る変わり者の魔法使い。

 黒髪のショートカット。目は水色に近い青で、目が悪くいつも丸眼鏡をかけている。


 王国魔術団所属で、その実力は団内でも噂になるほど低い。魔力はかろうじてあり、教科書を見ながら詠唱を頑張って唱えれば火球くらいは出せる……はず。

 仕事に熱を注がず、与えられた職務をぎりぎりの範囲でこなしたりこなさなかったりするため団長によく説教を喰らっている。

 全ての熱量を休日に持っていく彼女は、王国内外の居酒屋、料理店、温泉施設、宿などのあらゆる情報に長け、その面を国王に買われている。

 どこで繋がったか、国王とは親友のように仲がいい。良い宿や良いレストランを情報屋のように伝える役目を密かに行っている。


 城の住み込みではなく、アパートからの出勤組。

 独り暮らしで培った料理のスキルは魔法力以上に高い。




◆ リーシャ・アーレイン(14) ♀ 身長:152cm 一人称:わたし


 本作のライバル枠。王国騎士団のナンバー2の実力の持ち主だが、当人はナンバー1だと言って認めない。

 茶と金の混じったような緩いウェーブのかかった長い髪を、二つに結わいている事が多い。翡翠色の緑のくりくりした瞳をしている。


 王国騎士団では最も若手という14歳にして、実力では他の追随を許さない天才。

 相手のパターンで攻撃方法を常に変化させるルーティアとは違い、リーシャの戦闘は持前の素早さを生かし相手をかく乱させるのが基本戦術。

 斬り、突き、回避、突進、いずれの動作も常人と桁違いのスピードで行う事ができ、一瞬で相手の急所に攻撃が出来る戦法が可能。


 ルーティアの事はライバルだと思っていて、彼女に勝利をしないと気が済まない。

 しかしそれは彼女の実力が自分以上だと思っていて尊敬する対象であるからこその気持ちであり、気持ちでそう思っていても態度はどうしても強気に出てしまう典型的ツンデレ。

 元の性格は、実はカワイイものが大好き。特に好きなのが――??




◆ マグナ・マシュハート(18) ♀ 身長:158cm 一人称:ボク


 王国騎士団の新人女子。教育係として年下のリーシャがついており、直属の部下。

 オレンジのセミロングに近いショートカットをポニーテールにしている。瞳の色は赤。


 リーシャがお気に入りにしている騎士団期待の新人。

 怖がりで心配性であるが、基本的には元気で明るい性格をしている。

 女性ながら「ボク」と名乗っているのは、マシュハート家は代々名門の剣士の家系で、男児として扱われしばらく剣術稽古を受けていた影響。

 剣の腕は本物で、女性としてはありえない大きさの「ツーハンドソード」という種類の剣の、刀身を更に幅広にした巨大剣を背負っている。


 弟が1人いて、常に弟の事を心配している良き姉上。

 リーシャやルーティアなど、騎士団の実力者を尊敬し、常にそこを目指して訓練を怠らない努力家。




◆ オキト国 第5代国王 (62) ♂ 身長:170cm 一人称:ワシ


 47ある国のうち、最大の人口を誇る『オキト国』の国王。オキト・クジュ・カルド5世。

 国王としてオキト国を統治し、騎士団・戦士団・魔術団という三大兵団をそのカリスマ性で指揮をとる実力者。

 普段は険しい顔で威厳を出しているが、実は真面目な雰囲気は非常に苦手。

 旅行好きで、暇を見つけてはどこかに泊まりで旅行に行ってしまう。温泉が特に好き。


 ルーティアを幼い頃に拾い、騎士として育ててきたが10代を過ぎた頃から既にどちらかというと人らしく、女性らしく育ってほしいと願うばかりであった。

 しかしめきめきと頭角を現し実力をつけていく彼女を止めることが出来ず、頼るばかりだった自分にふがいなさを感じている心配性な父親役。





【用語・場所】



◇ オキト国《国》


 大陸の中心部に存在する、47の国のうち最大の人口を誇る国家。

 最強の王国騎士団を始めとした国家防衛力に長け、『魔石』と呼ばれる魔力を秘めた鉱石を使った魔法機械の開発などにも力を入れている。

 優れた技術力や防衛力に憧れ移住する者も多ければ、単に人口が多いので賑やかそうだからと引っ越してくる若者も少なくはない。

 国の中央部には巨大なオキト城が聳え、その下には巨大な城下町が広がる。


 隣接するワガカナ国、バーティー国、イサタマ国などとの交流が深い。




◇ ガルン《貨幣》


 大陸に流通する貨幣。1ガルン、2ガルンと数えていき、金銭価値は日本円の10倍が目安。カ○ジのペ○カの逆。

 1ガルン=10円、10ガルン=100円。

 1ガルン硬貨、10ガルン硬貨、100ガルン紙幣、1000ガルン紙幣の四種の貨幣が存在する。




◇ ガア《動物》


 大陸全土に生息する、大型の鳥類。体長は幼鳥で1m、成鳥で2m程度だが大きなもので5mほどに成長する巨大な個体も存在する。

 二足歩行で、飛ぶことは出来ない。大きな脚を使って地面を蹴りだすように走る事のが特徴で、最高時速は100kmにも到達する。

 力が非常に強く馬車のように荷車を引く事ができ、個体の体長によって荷車の大きさが決まる。小さな車は人間が1人、大きな車は数十人乗りというタイプもある。

 鳥だが、夜の視界にも強く昼夜問わずに景色を見渡せる。


 古くから人間と共存関係を築いており、人に仕え働く事で対価として餌をもらうという生態を築いている。家畜だが、食べられる事はない。

 好物は『ソリンの草』という水分も多く含んだ栄養価の非常に高い野菜。これを食べる事で栄養分、水分を補給し長距離走る事が出来るため、大陸のあちこちに『ソリンスタンド』というソリンの草を売買する店がある。

 成鳥は高値で売買され、飼っている自分のガアを『マイガア』などという呼び方をする者もいる。


 貸し出し専用の『レンタガア』など、使用用途は多種多様。

 ガアが引く荷車の事を『鳥車(ちょうしゃ)』と呼ぶ。



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