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闘病記のようなもの  作者: 十番目の実験体
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モルモット②

そろそろ退院できるかな~卒園式もうすぐだな~

A村先生が病室に入ってきた


・・・退院の話かな?


「はるちゃん、ちょっとお話ししたいんだけどいい?」

「まずは、誕生日おめでとう」


可愛い手作りのバースディカード


うわぁかわいいありがと!


先生が作ったのかな?あ、たぶん看護婦さんかな?




「はるちゃん、入院ちょっと長くなるんだ」


ほぇ・・・?


「はるちゃん、こないだお水をたくさん飲む検査したよね」


うん


「あの検査の結果、腎臓というところが

ちょっと具合悪くなってることがわかったんだよ」


はぁ・・・


「おしっこの色が茶色っぽくなっていたのは知ってるよね?」

「あとあまりおしっこが出ないこともあるでしょ?」


うん


先生が図を描いて説明してくれた


「はるちゃんの・・・誰のおなかにもあるんだけど

腰のあたりにこういうソラマメみたいな、大きさは握りこぶしくらいかな

左右に二つあるんだ」

「そこでおしっこが作られるんだけど、えっと・・・濾すってわかるかな?

腎臓ってとこで身体から回ってきたお水やその他のものを濾して

身体に必要な栄養や水分はまた全身にまわって、いらないものを

おしっことして出す・・・そういう仕組みになってるんだ」


ふむ・・・


「元気な人のおしっこは、きれいな淡い黄色なんだけどね

はるちゃんの場合は、腎臓がちょっと具合悪くてね

本当なら身体んなかに戻るべきものまでおしっこに出てしまっているんだよ」

「それだけじゃなく、おしっこの出が悪くて顔や手も腫れぼったくなってるんだよ」


たしかに・・・


「それで顔色が悪かったり、アザが出たりするんだ」


うへ・・・


「だからこれから先生と一緒に腎臓を元気になるように頑張らないとね」


うへへのへ



4カ月にわたる入院治療がはじまった(泣

6歳なりたてのときの記憶と母親から聞いたことをもとに書いてます

専門的なことは書いてません

あくまで6歳児にわかるような説明を先生がしてくださったことなので

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