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プロローグ① 謎・恋愛編

 青春を創造するにあたって、語るにあたって、避けては通れない要素――――恋愛。

 

 美しく、尊いものとして人々の信仰を集める恋愛だが、その実情は美しくも尊くもない。

 

 人間の欲が絡み合う複雑怪奇な構造と賞味期限付きの愛情。

 

 


 この世で最も信頼できない言葉。例えば、マラソン大会を一緒に走ろう、であったり、テスト勉強全然していない、であったりする語群の中の筆頭を走る言葉は、永遠の愛だろう。


 恋愛が人間の営みである以上、永遠なんてあり得ないことは誰もが百も承知のことだろうに。



 しかしながら、永遠なんて言葉を、百パーセントの嘘を、人間はどうしてあんなにも堂々と口走ることができるか。


 いつか裏切られると分かっていながらも、人間はどうして、あんなにも嬉しそうに聞き入ることができるのか。




 もしも、本当の意味での真実の愛があるとするならば、一体どのようなものなのだろうか。


 

 僕は懇願する。

 願いを抱く。

 神に問う。


 

 真実の愛が何なのかを。


 どれほどまでに美しく、尊いものなのかを。





 真の青春に至るために解き明かさなければならない難問に僕は大いに苦悶した。


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