俺がアニメ(なもるん)への愛を語る回
_______________ポチッ。
私、君!(誰?)
君私!(誰だれ?)
隣りのあなたは君?私!
(さぁさぁ皆さんご一緒にっ!ソレっ!)
えんかうんたー!その心掛け!
隣にいるあなたは貴方ですかぁ?
ここにいる私は私だと思います!
別にあなたじゃなくても良いけど
貴方だったら嬉しいですっ!
何もわかり尽くされていない、私の世界
正解を求めることなんて求めない
私の世界が終わるまでには──
(gibumi!ソナタは?)
君の世界を覗けたら?!
私あなた!人は人、だけど他人にはなりたくないかな?
別に多くを望まないんだ
繋がりを持っていたいだけなんです!
(わがまま言ってます可愛いですか?)
……。
やべぇ...。
ぅ、ぅ...。
可愛いいいいいい!!!!!!
天使☆降臨かよ?!
やばい朝から癒された
フルチャージ充電MAX越え
これで今日も一日頑張ろうと思える!
さて、hyperMAXテンションの俺だが、
こんな朝っぱらから何を騒いでたのか?
俺は晴旒なも(はるのなも)ちゃん、通称なもるんがメインヒロインの深夜アニメ「何もかもお見通しの神なんていらない」略して「なも神」のOP曲、「どんな世界」(のTVサイズ)を聞き終えたばかりだった。
俺にとってなも神は今期最高、いや今世紀最高のアニメでありメインヒロインのなもるんには視聴し始めて真っ先に心を射貫かれた。
ほかにもなも神には2人のヒロインがいたがなもるんに心を射抜かれてからというもの、その2人には目もくれられない。
あぁっ!
可愛らしいピンク色の髪の毛を真っ白なリボンで一つにまとめて動く度にゆらゆらとしなやかに揺れる、そのポニーテール。パッと見たら子供だが、その所々には大人びた影を見せている顔。普段はあまり表情を変えないけど不意に見せる心からの笑顔はこの世の人類全てを魅了させることだろう!
スタイルだってよくてまだ高1ながらも膨らむ所は膨らんでそれでいて手足は細くて白い。
容姿だけじゃないんだって。
運動は全然と言っていいほどできないけれど抜群の思考力で全てを見通すその頭脳(頭がいいと言っている訳では無いが)そこがまたいい。ちょっぴり天然さも残していてテストでは珍回答が面白い!毎回小ネタとして挟んでくるのを密かに楽しみにしてたりもする。
さてさて、ここまで熱く語られると何か犯罪的なものを感じてしまう人もいるかもしれないな。
だが!
これが俺なのだ。
世の中に俺と同種、つまりアニメオタクは何人いるのか分かっているか?!
この程度のヤツらならこの世界には沢山いるだろう!例えばほら、俺の古くからの友人!
「華砺駿河とか?」
「そうだっ!駿河お前だ!容姿端麗!頭脳完璧!何をしてもかっこよくそのオーラが全人類を魅了させる!それでいて俺と同じ人種である!a☆ni☆o☆taっ!!
…って、うん?」
いつの間にお前はここにいたんだ?
「なんか釈然としない友達紹介だね。褒めてくれるのは嬉しいんだけど同じ人種ではないかなぁ。(ニコニコ)」
「は?お前なんで絶好のタイミングで俺の隣にいるんだ?!」
ニコニコニコニコ
(さっきから駿河の顔がやけにニコついてるのには突っ込まないであげてくれ)
「酷いなぁ私そんなにニコついてないってば!それよりさっきからどうしたの?心の声みたいなものがダダ漏れだよね。軽くすれ違った人の目がキツかったよ?」
え?今の声に出してた?
いやいやいやいや、俺ちゃんと心の声は心の中だけでとどめているはずなんだけど。今に限った事じゃなくて、
...盲信?
「お陰でいつ話しかけようか迷っちゃったよねー。1人で熱く語ってる中水差すのも悪いし、全く気づいてなかったし。」
熱く語ってた?
ちょっと焦る。
「まあ絶好のタイミングが到来したからね、ついつい話に入っちゃった!やっぱり稜海は安定してるね!なも神の話、私も加わりたかったなぁー。」
え、えええ
「まさか、なも神語ってたの全部口に出してたってことか...?」
駿河はほんの少しだけ間を置いたあとやっぱりあのニコニコ笑顔で答えてくれた。
「ボソボソ言ってたからよくわからなかったんだけどねぇ!なもるんって聞こえたから確かだよ!稜海がなもるんって言う時はなもるんだからね!」
やべぇ、
そんなの行き交う人たちに聞かれてたら俺、タダのやばいやつにしかならねぇじゃねーかっ!
「恥ずかしい...。」
「大丈夫だよ稜海。みんな稜海のことなんて記憶に残らないに決まってんじゃん!せいぜい会話の最中の小ネタになって終わりだと思うけどなぁ。そんなに恥ずかしい?」
なんかこいつさらっとひどい事言ったよな。本人自覚なしっぽいし。
はい、忘れよ(笑)