表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

「知ったかジブリ。」

作者: 猫SR


特に無し。





「あっ!猫のおいちゃんっ!」


「お兄さんだっ。 笑

ね、まみちゃん、パパ居るか?」


「あぅー、おいたーん、、、」


「お?なんだ?

下のチビ?喋ってる! 笑」


「チビじゃないよ!

ゆみちゃんだよっ!!!」


「お?そかそか、笑 …あ、

なー、パパはおらんのか?」





連れの家に久々に寄ったんだが。




上のお姉ちゃんは既に園児となり

下のチビはトテトテ歩いて

なんか喋る様になっていた。笑



人の子ってのは、

なんだか大きくなるのが

早く感じるわ。





「ねー、おいちゃん、ジブリ見る?

でぃーぶいでぃーあるよ?」


「あうぉー?」


「いや、おいちゃん、

今、お仕事の帰りでさ、、、」


「ねー、おいちゃんはさー

ジブリの中で何が好き?」


「なにがしゅきー?」



「…は?ジブリ…?

えーとえーと?

ハウルのすごい城???」


「きゃー!!!!!!

あはははははー!!!!!

ママーっ!!!!!!

猫のおいちゃんがねー!

ハウルのすごい城だってーw」


「ちゅごいちろだってー!!」



えー?!何か違ったかー?

汗))))))))





「あら、猫ちゃん! 笑

ハウルのすごい城が

なんだって? 笑」


「いや、…令二は? 笑」


「釣りに行って、

まだ帰らないのよ、

でもさっきメール来たから

もう直ぐ戻るわ。

上がって待ってたら?」



「家主不在の家に

男が上がり込むもんじゃねぇって

くそじじいに教わったから。笑」


「あ、そだったね、 笑

相変わらずね。

…ねぇ、、、また、痩せた?」







この人はずっと以前、

俺の事が好きなんだと

随分前に人伝に聞いた。





俺はその気持ちに答える事が

出来なかったから

知らない振りをし続けた。




今では友人の奥さんだ。




何となく、

いつも気遣ってくれる。




でもそれは、もはや、

昔、好きだった男に対する

なんちゃらとか云う

ちっぽけなモノでは無くて



何と云うか、…人間愛、みたいな…。






その日は友人には会えなかったが


円満な家庭の幸せってやつを

少しだけ、分けて貰った気がした。






そして、今、

今年初めての、




ホタルを見たんだ。













評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 私は、ジブリはハウルの動く城で終わってますね。 それ以降の作品を見ていないし、題名も出てこないです。 子供のとの接点作らなきゃいけないって思いましたよ。小さい甥っ子いるので、特撮の勉強もし…
[一言] 膝の痛みも辛いでしょうね。 年末で忙しくムリすることも多いと思いますが、面倒くさがらず、サポーターなどで温かくして大事にしてくださいね。
[一言] 早く流れる川もあれば ゆっくり流れる川もあって。 まわりの時間だけが早く流れているような そんな感覚を感じたときのことを思い出しました。 それでも、同じように季節は流れてるんですよね。…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ